「いい会社」のはずなのに、今日もモヤモヤ働いてる
自分らしく生きていけるブレない強みの見つけ方

「いい会社」のはずなのに、今日もモヤモヤ働いてる
自分らしく生きていけるブレない強みの見つけ方
書籍情報
- 勝木 健太 著
- 定価:1793円(本体1630円+税10%)
- 発行年月:2025年08月 [予約受付中]
- 判型/造本:46並
- 頁数:256
- ISBN:9784478121153
内容紹介
就活はうまくいったのに、仕事がつまらない…!「いい会社」に縛られず、自分らしく生きていけるブレない強みを手にする方法とは? つぶしが効くキャリアに潰されてしまう”優秀な人”に必要なのは、資本主義社会の競争から降り、自分だけの「唯一無二性」を手にすること。安定とやりがいを両立する自己実現メソッド。
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目次
プロローグ
ガイダンス 自分だけの“ブレない強み”が見つかるロードマップ
第1章 「いい会社なのに、つまらない」理由 なぜ、優秀な人が迷ってしまうのか?
重要 すべての「頑張ってきた人」は「ハイスペックキャリア迷子」予備軍
特徴1 「いい会社」にいるのに、「自分らしさ」がない気がする
特徴2 「優秀」なのに「ゆるやかな不幸」を感じてしまう
特徴3 今得ている評価が「縛り」になって動き出せない
気付いた人だけが間に合う「ハイスペックキャリア迷子7つのタイプ」
タイプ1 モラトリアム型 つぶしが効くキャリアに、つぶされる若者たち
「つぶしが効く」に、待ち受ける行き止まり
「消去法で進む人生」が、“自分の軸”を曖昧にする
「どこにでも行ける」のに「どこにも踏み出せない」
注意 保守性は、人生から“余白”を奪う毒になる
対策 人生を「保険」ではなく「物語」に
タイプ2 ジェネラリスト型 「器用さ」が招く、見えない袋小路
「社内の潤滑油」は、社外で光りづらい
「何でもできる」は伝わりにくい強み
注意 「やれること」があっても、「やりたいこと」が見つからない
対策 「一点突破からの汎用性」を作ろう
タイプ3 サンクコスト型 「今さら戻れない」が未来を閉ざす
キャリアの蓄積が、なぜ可能性を閉ざすのか
「今さら辞められない」は、“優秀さゆえの殻”
注意 「このままでいいのか?」は未来からのSOS
対策 「積み上げ」を誇り、「これから」を取り戻す
タイプ4 ブルシット型 華やかな肩書きなのに、「何も生んでいない」虚ろな感覚
“高品質な空虚”を量産する日常
「安定」は、重い足かせに変わる
注意 「目的と手段の逆転」を見落とさない
対策 違和感を否定しないことが、唯一の突破口
タイプ5 高偏差値型 優秀であり続けたら、自由じゃなくなっていた
人生は「より点数の高いほう」を選ぶゲーム
ハードルはいつまでも上がり続ける
注意 「何が評価されるか」で選ぶ人生の危うさ
対策 「レースから降りる」勇気を
タイプ6 限界労働型 実績も評価もある。でも、もう限界
昇進と裁量が連れてきた「終わりなき期待」
評価されるほど、休めない
いつでもどこでも「働けてしまう時代」
注意 「だって、休めないから」。条件反射で働いていないか?
対策 走り続けた人には「止まる力」がある
タイプ7 起業準備型 「いつか独立したい」のに“安定中毒”で動けない
「優秀」な人ほど、計画を立て続けてしまう
「慎重さ」は美徳ではなくなる
注意 その準備、本当に必要?
対策 動いてから見える景色がある
第2章 「優秀な人材」を迷子にさせる5つの罠 敷かれていた「見えないレール」の正体
TRAP1 学校教育の罠 「偏差値」というモノサシが、自分の価値観を奪っていく
勝ち続けることが“生き方”にすり替わる
“親を安心させること”が無意識の正解に
社会に出ても終わらない“偏差値ゲーム”
偏差値教育に奪われた「自分で選ぶ力」
モヤモヤは“エラー”ではなく“正常”のサイン
TRAP2 時代の罠 “正解の地図”が失われた時代で「自立」を求められる無限地獄
「生き方のモデルケース」は増えていない
「どこでも通用する自分」をやめる
TRAP3 エリートの罠 稼ぐほど手応えが薄れる制度設計
どれだけ稼いでも「報われない」空気
高所得ほど抱えるジレンマの正体
誰の期待でもなく、自分の納得に従って生きる
TRAP4 ゆるブラックの罠 「ホワイトな職場」の“余暇”が不安に変わる
優秀な人ほど「努力の行き先」を見失う
「お手本が見えない」けれど努力を強いられる
立ち止まることは、後退ではない
TRAP5 テクノロジーの罠 誰かの「ファインプレー」が流れ続ける世界基準化された日常
SNSで流れる他人の「ファインプレー集」
世界基準が「見えすぎる」日常
「迷う」のは「変化に気づくのが早い」から
第3章 3つの資本と「唯一無二性」 人生の主導権を取り戻す第4の資本
第4の資本 「唯一無二性」 「自分だけの価値基準」を作り出す
条件1 「既存の比較基準」をすべて無視している
条件2 「自分だけの強み」を軸にしたテリトリーを作る
条件3 自動的に自分がテリトリーの「No.1」になっている
「唯一無二性」とは、自分だけの重心
「自分だけの物語」に価値が宿る
「自分の違和感」「偏愛」を、丁寧に耕してみる
「唯一無二性」探しは、狩猟ではなく、農耕
RULES 「唯一無二性」を見つける3つのルール
Rule1 「目先の収益性」とは、いったん切り分ける
Rule2 生活の安定がないと「唯一無二性」は生まれない
Rule3 「唯一無二性」は、「未来資本」である
第1の資本 金融資本 「選ぶ自由」を手にする「挑戦のインフラ」
「幸せはお金で買えない」でも、「お金なしで自由にはなれない」。
自由の裏には「生活」がある
“お金に働いてもらう”という戦略
お金があれば労働が義務から「選択」に変わる
金融資本は「動ける余裕」をもたらす
第2の資本 人的資本 「どこでも生きられる力」が身につく「価値のインフラ」
環境が変わっても、失われない自分を見つける
「やりたい」と「できる」の間にある深い溝
チャンスを連れてくるのは“見える実績”
人的資本は、「安全圏」にいても伸びる
人的資本に定年はない
第3の資本 社会資本 「信頼で道をひらく」ための「関係性のインフラ」
誰かに届いて初めて、価値は価値になる
「一人でなんとかなる」は幻想
利害なき関係こそが支えになる
信頼は「何を差し出すか」から始まる
社会資本は「人生を枝葉を広げる土壌」
自分を「誰かのため」に使ってみよう
第4章 「自分だけのブレない強み」を見つける 「唯一無二性」を育てる10の視点
ステージ1 自分を見つめ直す
視点1 「自分探し」をやめて、「なぜか惹かれること」を探す
WORK1 うまく言葉にできないけれど「なぜか引っかかっているもの」は?
視点2 「自分は誰に、どう認められたいのか?」承認欲求を言語化する
WORK2 「自分は誰に、どう認められたいのか?」を書き出そう
視点3 「映えないけど、好きなこと」の中に自分の魅力の種がある
WORK3 「地味でバカにされるけど、なぜか好きなこと」は?
ステージ2 独自のポジションを築く
視点4 「王道」から1つだけ外れてみる
WORK4 「王道」と「自分」とのズレを書き出そう
視点5 自分らしい「掛け算」を見つける
WORK5 「既存の価値の掛け合わせ」で、自分だけの起点を探る
視点6 等身大の自分を、世に発表する
WORK6 「等身大の価値×テクノロジー」の設計図を描こう
視点7 未完成のまま、1つやってみる
WORK7 今週、「未完成のままやってみること」を、1つだけ決めよう
ステージ3 形にして発信する
視点8 「過去問思考」で、「唯一無二性」の種を見つける
WORK8 「過去去問思考」でズラす準備を始めよう
視点9 「心に残った一文」について、解像度高く言語化する
WORK9 「心に残る一文」を書き写そう
視点10 名刺代わりの「代表作」を作る
WORK10 自分の代表作の「原型」を作る
最後の視点 10の視点をたどり終えて、手元に残った言葉や感情を見つめているあなたへ
FINAL WORK 自分の心の声のみに耳を澄ませて「こうあれたら心地良い」という状態を、言葉にしてみよう
おわりに
巻末特典 「唯一無二性」が何かを知る/手に入れるためのブックガイド
著者
勝木健太(かつき・けんた)
1986年生まれ。京都大学工学部卒業。三菱東京UFJ銀行に入行後、PwCコンサルティングおよび監査法人トーマツを経てフリーランスとして独立。
2019年にAnd Technologiesを創業し、2021年には同社をみらいワークス(現東証グロース上場)へ売却。売却後は、執行役員としてリード獲得DX事業部を統括し、2年間の任期を満了して退任。
現在は、社員を持たないソロプレナーとして会社経営を続ける傍ら、著述業やプロデュース業など多領域で活動。正社員、フリーランス、起業、事業売却、役員就任と、多様な雇用形態と働き方を経験してきた立場から、「唯一無二性を軸としたキャリア戦略」を発信している。
著書に『マウント消費の経済学』(小学館)、企画・プロデュース実績に『人生が整うマウンティング大全』(技術評論社)など。