目次

はじめに

第１章　教育ビジネスを取り巻く環境

１　20世紀の日本の経済成長は“20世紀型教育”の成果
２　21世紀型教育への転換
３　学校がなくなる？
４　学校と企業のミゾ
５　企業が学校を立ち上げる
　　事例（１）　野口観光グループ
　　野口観光ホテルプロフェッショナル学院
　　事例（２）　大鵬薬品工業
　　グローバル・ワン・アカデミー

第２章　学校が変われば、未来が変わる

１　今、教育を変えなければ、日本は三流国家に転落する
　　インタビュー①　全国専門学校青年懇話会／前鼻英蔵会長
　　教育は日本の経済力を高める切り札
２　テクノロジーで教育が変わる
　　事例（３）　Ｎ高等学校（学校法人角川ドワンゴ学園）
　　モチベーションを高め、ワクワク輝ける学校をつくる
３　一流を育てる食の学校
　　事例（４）　辻調グループ
　　「食文化のゲートウェイ」として国際競争力を育む
４　スポーツが教育メソッド
　　事例（５）　バディ企画研究所
　　「やればできる」精神を育むスポーツ幼児園
５　プログラミング教育最前線
　　事例（６）　アーテック
　　先進プログラミングの普及を目指す、次世代のものづくりに向けた教育支援
６　未来の学校経営のカタチ

第３章　学習塾から見える教育の未来

１　塾業界の動向
　　インタビュー②　塾業界専門誌『月刊 私塾界』編集長／山田未知之氏
　　「大学入学共通テスト」で変化する塾業界
２　学習塾のアライアンス戦略
　　事例（７）　学研ホールディングス
　　緩やかな“大連合”で教育改革に対応
３　急がれる「国際人教育」
　　事例（８）　鷗州コーポレーション
　　世界で活躍できる“真の国際人”を育てるために

第４章　教育×ITで広がる可能性

１　EdTechって何？
　　（１）　急速に進展しているデジタル社会
　　（２）　学び方改革を可能にするEdTech
２　落ちこぼれをつくらない「現代の寺子屋」
　　事例（９）　すららネット
　　ITと励ます仕組みづくりで世界へ進出
３　一人一人の「主体的な学び」を支援
　　事例（10）　スタディプラス
　　デジタルネイティブの「当たり前」をサービスに

第５章　人生100年時代における“学び”

１　企業の寿命は短くなっている
２　キーワードは「リカレント教育」（学び直し）
　　（１）　学歴より“学習歴”
　　（２）　学び続けるモチベーション
３　学びのプラットフォームモデル
　　（１）　教える人と学びたい人をつなぐ「スキルシェア」
　　事例（11）　ストリートアカデミー
　　学びの選択肢を増やし、自由に生きる人を増やす
　　（２）　いつでも、誰でも、どこでも学べる「公開オンライン講座」
　　事例（12）　一般社団法人日本オープンオンライン教育推進協議会
　　無料で学べる日本最大のオンライン大学講座
　　（３）　動画を活用した学び方と生産性改革
４　学びのコミュニティー「オンラインサロン」

第６章　未来の「学び」と「働き方」

１　「学び」と「働き方改革」
　　（１）　近未来における「企業と社員の新しい関係性」
　　（２）　集まることでイノベーションが生まれる
　　（３）　副業は、優秀な人を集めるための仕組み
２　未来の働き方に向けた、“未来の学び方”とは
　　【対談】早稲田大学ビジネススクール（大学院経営管理研究科）　池上重輔教授
　　協調しながら、社会を変えていく力を育む

おわりに

著者

細江一樹（ほそえ・かずき）
タナベ経営 教育・学習ビジネスコンサルティングチーム リーダー
「人事制度で人を育てる」をモットーに、制度構築を通じた人材育成はもちろんのこと、高齢者・女性の活躍を推進する制度の導入などを通じ、社員総活躍の場を広げている。人を生かす独自のアイデアを数多く生み出し、ソフトな語り口での提案と、本質をズバリ提言するコンサルティング展開で、クライアントから高い評価を得ている。

編者

タナベ経営 教育・学習ビジネスコンサルティングチーム
コンサルティングファーム・タナベ経営の全国主要都市10拠点における、教育・学習ビジネス専門のコンサルティングチーム。教育界のビジネスモデルを生涯教育・学習の視点で考え、新たな事業価値創造につなげることで、多くの実績を上げている。