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定年後にもう一度大学生になる

一日中学んで暮らしたい人のための「第二の人生」最高の楽しみ方

  • 紙版
  • 電子版

定年後にもう一度大学生になる

一日中学んで暮らしたい人のための「第二の人生」最高の楽しみ方

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • 瀧本 哲哉 著
  • 定価:1650円(本体1500円+税10%)
  • 発行年月:2022年06月
  • 判型/造本:46並
  • 頁数:184
  • ISBN:9784478109922

内容紹介

59歳で京都大学経済学部に入学し、卒業代表に選ばれるほど勉強に没頭した著者が語る、定年後の生き方に悩むすべての人に贈りたい究極の「学び直し」ガイド。「家族をどう説得すべきか?」「入試をどう突破すればいいのか?」といった、二度目の大学生が直面する問題の解決法も紹介。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに 「学び」そのものが目的になると、大学生活はこのうえなく楽しい

59歳で京都大学経済学部に入学
学部生になって「学びたいことを学ぶ」喜びを存分に味わう

第1章 「二度目の大学生」は第二の人生を豊かにする

「二度目の大学生」になると、知的好奇心が存分に満たされる
学生本位の授業に目を見張る
大学の図書館はまさに「知の宝庫」
共通の目標があれば、若者は中高年を受け入れる
若い学生は白髪頭の学生に興味津々
「ノートを見せて」から始まる40歳差の友達付き合い
先生方の深い知見と温かいお人柄に触れられるのも、大学の楽しさのひとつ
入試に合格できれば、英語に不安を感じる必要はない
第二外国語の授業は異文化に触れる絶好の機会
毎回欠かさず授業に出ていれば、定期試験も恐れるに足らず
会社勤務で培ってきた「土地勘」が、理論の理解を助けてくれることもある
萩本欽一さんの学びの姿勢に感銘

第2章 大学生になって新たな自分に出会う

大学は必ずしも中高年の学びの場として認知されていない
中高年は長年にわたって社会貢献してきた
大学は学問をする場であり、年齢は関係ない
「将来がない」大学生ほど強いものはない
京都大学吉田寮との出会い
学生寮での共同生活は若者と交流する絶好の場
吉田寮で私が見つけた自分本位の生き方
大学での学びは人生観を変える力を秘めている

第3章 おすすめは「学部」からの入り直し

「学部入学」の3つの魅力とは
 魅力1 幅広い専門科目を思いのままに学べる
学部の枠を超えた専門科目も受講できる
卒業論文のテーマは戦前の京都の遊廓
 魅力2 文系・理系の枠を超えた教養科目は学部入学の醍醐味
教養科目の勉強が大学院の研究につながる
45年ぶりのバスケットボール
 魅力3 若者との交流が学生生活を豊かにしてくれる
歳の差40歳の同級生との付き合い
若者と接していると自分の年齢を忘れる
特定の専門分野を極めたい方は大学院がおすすめ

第4章 お金・家族・健康のこと

大学の学費はいくらかかるのか
私が大学生になった頃のわが家の状況
年間3万円の学生寮と1日1000円の食費
寮の自炊生活で、妻のありがたさを知る
子供と義母の応援で、妻も定年前の京都大学入学に賛成
実母の面倒をみるため、夜行バスで京都と千葉を往復
母の最後の3か月間は事実上の自主休学
大学に入ると、心身ともに健康的な日常生活を過ごせる

第5章 中高年が 大学合格を勝ち取る秘訣

受験勉強は趣味になるほどおもしろい
学習参考書を読むと、10代の頃の気持ちがよみがえる
入試を突破すれば、大学が求める学力水準をクリアしたことになる
独学で効率的な受験勉強をするための2つのポイント

ポイント1 人生経験が得点につながる科目を選択する
 科目❶ ── 政治・経済
 科目❷ ── 現代文
 科目❸ ── 小論文・総合問題

ポイント2 予備校の模擬試験をフル活用する
 理由❶ ── 模試の出題スケジュールは最も信頼できるペースメーカー
 理由❷ ── 模試で出題される問題は最適な予想問題
 理由❸ ── 模試の解説は独学者にとって先生のかわりになる
 理由❹ ── 模試の会場受験は本試験の疑似体験になる

第6章 人生二度目の大学受験体験記

現在の大学入試制度をおさらい
私の科目別勉強法
1 センター試験対策で私が実践したこと
  センター試験 ── 英語
   ポイント❶ 基礎的な英単語を「英作文で使いこなす」つもりで覚える
   ポイント❷ 模試で「解答のリズム」をつかむ
   ポイント❸ リスニングが苦手な人も、訓練を続ければ成果は出る

  センター試験 ── 国語
   ポイント❶ 現代文は模試で長文の解答に慣れる
   ポイント❷ 古文は外国語のつもりで文法と単語を覚える
   ポイント❸ 漢文は句法をマスターすれば高得点につながる

  センター試験 ── 数学ⅠA・ⅡB
   ポイント❶ 苦手分野は中学数学の復習で成績アップ
   ポイント❷ 参考書の例題を繰り返し解く
   ポイント❸ 試験問題の出題形式に慣れる

  センター試験 ── 日本史
   ポイント❶ 複数の参考書で、歴史を違った角度から理解する
   ポイント❷ 「NHK高校講座」で歴史をビジュアルでイメージする

  センター試験 ── 倫理、政治・経済
   ポイント❶ 中高年にとって政治・経済はドル箱科目
   ポイント❷ 倫理は基礎的事項を押さえれば高得点を狙える

  センター試験 ── 生物基礎、地学基礎
   ポイント❶ 文系受験生にとって生物基礎、地学基礎は安定的得点源
   ポイント❷ 模試の復習を土台に基礎力を積み上げる

2 京都大学の個別試験対策で私が実践したこと
  京都大学 ── 英語
   ポイント❶ 上級単語帳を辞書がわりに使う
   ポイント❷ 過去問はやらず、予備校の模試問題集に徹する
   ポイント❸ 英作文は基本例文を完璧に覚える

  京都大学 ── 国語
   ポイント❶ 現代文は予備校の模試で記述式問題に慣れる
   ポイント❷ 古文は「東大の過去問」で大意把握の訓練をする

おわりに 幅広い年齢層の入学が増えれば、大学はもっと活性化する






著者

瀧本哲哉(たきもと・てつや)
1956年、北海道函館市生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士後期課程在学中。
23歳で大学を卒業後、金融機関に36年間勤務。次男が通学する北海道大学のキャンパスに強く惹かれ、もう一度大学生になることを決意。56歳になってから、会社勤務のかたわら手探りで受験勉強を続け、59歳で京都大学経済学部に合格。入学後は、興味関心の赴くままに専門科目や教養科目を履修し、4年間で経済学部の卒業に必要な専門科目の単位数の1.4倍、120単位を取得。卒業式では、学業成績が評価されて経済学部卒業生の代表として総長から学位記を授与された。卒業論文は優秀卒業論文賞を受賞。

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