• twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

どうして僕たちは、あんな働き方をしていたんだろう?

古い「仕事のやり方」を変える30の方法

  • 紙版
  • 電子版

どうして僕たちは、あんな働き方をしていたんだろう?

古い「仕事のやり方」を変える30の方法

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • 河野 英太郎 著
  • 定価:1540円(本体1400円+税10%)
  • 発行年月:2020年08月
  • 判型/造本:46並
  • 頁数:280
  • ISBN:9784478111529

内容紹介

コロナ禍は日本企業に「働き方」の面で大きな影響を与えました。テレワークの導入、印鑑の廃止、無駄な会議や飲み会の減少などなど。これらは「良い変化」であり、後戻りすることはありません。企業も個人も、「新しい働き方」に早急に対応する必要があるのです。その秘訣を新旧の働き方を比較しながら解説します。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに

1 どうして、あんなに「対面」にこだわっていたんだろう?

Before 仕事は電話と対面が基本!
After 仕事の基本はオンライン。リアルの対面は「奥の手」に
How To コミュニケーションツールの特徴を理解し、使いこなす

2 どうして、あんなに「会議」ばかりやっていたんだろう?

Before 会議は「参加すること」に意義があった
After ビデオ会議では、会議の意義とルールが一変した
How To 会議の目的を「議論」と「決断」に絞る

3 どうして、あんなに「ハンコ」にこだわっていたんだろう?

Before ハンコを押すためだけに出勤……
After ハンコがなくなり、仕事全体のスピード感がアップ
How To ハンコは「遅い会社」「変われない会社」の象徴とまず認識する

4 どうして、あんなに「紙」で仕事をしていたんだろう?

Before 会議前には大量のコピーで時間を浪費。意外とごまかされていた紙の資料
After 資料も議事録もデジタルで作成、すぐに共有。後日の改ざんも難しくなる
How To 「紙でしかできないこと」を明確にし、それ以外をすべてデジタルに

5 どうして、「スーツが常識」だったんだろう?

Before Tシャツで働くとか、あり得ないだろ!
After 在宅勤務がマナーを変えた。スーツは「保険」の服装に
How To スーツは思考停止の象徴にも。新しい「服装の選び方」が問われるように

6 どうして、「ワード」「エクセル」「パワポ」に縛られていたんだろう?

Before パソコンはWindows。「ワード」「エクセル」「パワポ」以外は厳禁!
After 許可さえ出せば、便利なツールが自然と標準になる
How To 自分のメリットにもなるツールの導入では、決して折れない、諦めない

7 どうして、仕事でSNSを普通に使えなかったんだろう?

Before SNSなんて遊び。コンプライアンス的にもNGだ
After SNSによる「ゆるいつながり」が役に立つ
How To 禁止されていても、SNSを使って「仕事に役立つ」ことを証明する

8 どうして、あんなに「会社飲み」があったんだろう?

Before 上司からの頻繁な誘い。たしかに仕事に役立つこともあるけれど……
After 飲み会よりも、「おやつ会」「リモート飲み会」の時代に
How To 飲み会が果たしていた機能を意図的に補完する

9 どうして、「お客様は神様」だと思っていたんだろう?

Before 顧客からの無理難題に応える力が評価された
After 顧客とも対等の関係に
How To サステナビリティを意識し、価値労働へシフトする

10 どうして、あんなに「空気」ばかり読んでいたんだろう?

Before 上司がつくる「空気」で、結論が決まっていた
After ビデオ会議でどなっても「ミュート」にされるだけ
How To 「空気」ではなく、本質的な意見に常に着目する

11 どうして、男女でパフォーマンスに差があると思っていたんだろう?

Before 女性は男性よりも、どうしてもパフォーマンスが下がるよね
After 女性の社長も管理職も、当たり前の存在に
How To テレワークで仕事の性差はさらになくなる。サポートは男女差なく必要な人に

12 どうして、「転勤命令」に従っていたんだろう?

Before 会社員なら転勤命令は絶対。従わないなら退職も覚悟
After オンラインで多くの仕事が完了。転勤のない会社に人気が集まる
How To 人材獲得のためにも、明確な理由のない異動や転勤は撤廃すべき

13 どうして、あんなに仕事を「時間」で考えていたんだろう?

Before 働いている時間で評価されたから、定時で帰れないのは当たり前
After テレワークの浸透で、評価制度は強制的に成果主義化する
How To 自己管理能力と、言語化能力を磨こう

14 どうして、給料を「残業代ありき」で考えていたんだろう?

Before 残業代のために、家族との時間を犠牲に
After 働き方が多様化し、「残業」という概念がなくなっていく
How To 仕事とプライベートをあえて分けずに統合する

15 どうして、あんなに「ノリ」で仕事をしていたんだろう?

Before 具体的な指示もしないのに怒る上司
After 熱い「ノリ」を戦略やフレームワークで補強する
How To アカウンタビリティを意識し、「論理と感情」の2軸で判断する

16 どうして、「OJTという名の放置プレイ」がまかり通っていたんだろう?

Before 「隣で見てて」が通用した
After テレワークでは「言葉で教える」しかない
How To 仕事のデジタル化のために、トレーニングの時点から「言語化」を徹底する

17 どうして、あんなに「仕事と生活」を切り離していたんだろう?

Before 「子どもが熱を出したんで休みます」なんてありえない
After 「子どもが熱を出したのに出社する」なんてありえない
How To 同僚や取引先とは、仕事面だけでなく全人格的存在として付き合う

18 どうして、「仕事の意味」も考えずに働けていたんだろう?

Before ミッションやビジョンとかは「建前」
After 目的合理性を重視するミレニアル世代の登場
How To 企業の存在意義をかけて、ミッションやビジョンを追求する

19 どうして、「我が社のルール」にこだわっていたんだろう?

Before 新入社員の意見よりも、ローカルルールを常に優先
After 非合理的と判断したローカルルールは即変更
How To コロナショックを理由に、「変わる会社」への変革を

20 どうして、「若い頃は下積み」が当然と思われていたんだろう?

Before 意味のない仕事? イヤイヤながらやります
After この仕事をやる意味を教えてください!
How To 「なんとなく」はなくしていく。仕事の意義は自分から聞いてもいい

21 どうして、「先輩」というだけでエラそうにできていたんだろう?

Before リアルだから伝わっていた「先輩の威厳」
After リモート環境で「威厳」は通じない
How To 誰に対しても「指示」はせず、「依頼」をする

22 どうして、「若手」だから会社を変えられないと思っていたんだろう?

Before 「若手」が会社の方針に口を出すなんて……
After 社会を見れば、「年下」の偉業にあふれている
How To 「若手」という言葉は逃げ。ルールは「例外」をつくって変えていく

23 どうして、「学び続けずに仕事だけしていればOK」だったんだろう?

Before 休日にビジネススクールとか、相当な変わり者
After 仕事のプロフェッショナル化で、生涯学習が前提に
How To 仕事の学習効果は高いか低いか? 大学院レベルの専門知識も目標に

24 どうして、自分の「キャリア」を真剣に考えなかったんだろう?

Before とりあえず仕事を頑張ればOK!
After 自分のキャリアを会社任せにするなんて!
How To 「当事者意識」と「プロフェッショナリズム」の間でキャリアを考え続ける

25 どうして、あんなに「転職」を怖がっていたんだろう?

Before 社内人事や同僚の昇進がいつもの話題。入社年次にもこだわる
After 「会社の枠」を取り払ったキャリアプランが前提に
How To 転職は目的に近づく1つの選択肢。ただし今の環境で「何か」をなしてから

26 どうして、1つの会社でしか働けないと思い込んでいたんだろう?

Before 副業(複業)するなんて、変わり者
After 大企業でも副業が解禁される流れに
How To 水面下で副業を進めてリスクに備える

27 どうして、「リーダーシップなんて自分には関係ない」と思っていたんだろう?

Before リーダーになるなんて、だいぶ先のこと
After 危機のあとにはリーダーシップが生まれる
How To リーダーシップは4つに分解すると理解しやすい

28 どうして、「やる気」は本人の問題とされていたんだろう?

Before 仕事なんだから、いいからやれ!
After 「やる気」が自然と高まる仕事をする
How To 社員のエンゲージメントを高め、やる気を引き出す2つの質問

29 どうして、「社長や役員は特別な存在」だと思っていたんだろう?

Before 経営者の考えや行動は全然わからない
After 経営との「壁」がなくなり、距離感が一気に縮まった
How To 経営陣を対等な意識で評価する

30 どうして、「トップの考え」も知らずに働けたんだろう?

Before 経営者のメッセージは「建前」にすぎない
After 経営者の価値観が直接社員に伝わる時代に
How To 自分に適したツールで、トップ自ら考えを伝える

おわりに





著者

河野英太郎(こうの・えいたろう)
(株)アイデミー執行役員 (株)Eight Arrows代表取締役 グロービス経営大学院客員准教授
1973年岐阜県生まれ。電通、アクセンチュア等を経て日本IBMに15年勤務。金融・IT・製造・通信・教育業における人事制度改革やコミュニケーション改革、研修開発・実施、人材育成、組織行動改革などを推進。著書に、シリーズ160万部超のベストセラーとなった『99%の人がしていない たった1%の仕事のコツ』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

プリント版書籍は下記のストアでご購入いただけます。
  • Amazon で購入
  • e-hon で購入
  • HMV&BOOKS online で購入
  • 紀伊国屋BookWeb で購入
  • セブンネットショッピング で購入
  • TSUTAYAオンラインショッピング で購入
  • BOOKFAN で購入
  • honto で購入
  • Honya Club で購入
  • ヨドバシカメラ で購入
  • 楽天ブックス で購入

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるためお取り扱いがない場合がございます。)

電子書籍は下記のサイトでご購入いただけます。

(デジタル版では、プリント版と内容が一部異なる場合があります。また、著作権等の問題で一部ページが掲載されない場合があることを、あらかじめご了承ください。)

  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加