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伝わるチカラ

「伝える」の先にある「伝わる」ということ

  • 紙版
  • 電子版

伝わるチカラ

「伝える」の先にある「伝わる」ということ

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • 井上 貴博 著
  • 定価:1540円(本体1400円+税10%)
  • 発行年月:2022年05月
  • 判型/造本:46並
  • 頁数:304
  • ISBN:9784478115350

内容紹介

アナウンサーになろうとは一切思っていなかった著者が、どのようにして報道の第一線で勝負できる伝わるチカラを培ってきたのか? プロのアナウンサーが実践してきた全テクニックを教える。人前で話すコツ、会話が盛り上がるテク、仕事にもプライベートもこの1冊でうまくいく!

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

序章 大切なのは「伝える」より「伝わる」こと

■「伝わる」ための努力をしていますか?
■「先輩をライバル視」で伝わるチカラをのばす
■アナウンサーになる気はなかった
■自分にしかない武器で勝負する
■「この写真を見て30秒話してください」
■「30秒間、日本の名所でしりとりをしてください」
■敵が多そうなテレビ業界で成長につなげる
■苦渋の決断で成長の道を切り拓く
■29歳の大きなチャレンジ
■模範的アナウンサーの逆を行く
■精神的にどん底の状態を経験

第1章 「伝わらない」が「伝わる」に変わる8つのテクニック

1 句点(。)をたくさんつけながら話す
  一文を短くしてダラダラ話し続けないようにする

2 カタカナ語を使ったら日本語を添える
  横文字を使いすぎると情報が伝わりにくくなる

3 噛むこともテクニックのうち
  間違いを気にするより積極的に発言することが大事

4 おばあちゃんに話すようにゆっくり話す
  自分が思う以上に話すペースはゆっくりでいい

5 伝えたい情報は1つに絞る
  あれこれ伝えようとしても逆効果、1つを丁寧に伝える

6 「ものすごく」「めちゃくちゃ」など過剰な修飾語は省く
  修飾語を使うなら「ここぞ」というときに限定する

7 身近なモノと比べてイメージをふくらませる
  1つだけでなく2つ3つと比べればわかった気になる

8 「うまく話そう」と思わなくていい
  話すときは毎回、実験のつもりでとり組む

Column 1 RPGの主人公になったつもりでチャレンジする

第2章 「信頼感」が高まる9つの言葉づかい

9 当たり前のように使いがちな言葉を疑ってみる
  自分がしゃべることを客観視するクセをつける

10 あおり文句より正直に伝えることが一番
  誇張表現で引きつけようとしても不信感を招くだけ

11 客観的なデータに基づいて話す
  根拠のない印象操作をしない

12 「説明」という言葉を使わない
  上から目線になりそうな言葉に注意する

13 「ね」より「よ + 質問」で会話を膨らます
  同意を求めるだけでなく、ときには言い切る覚悟も必要

14 プレゼンでは原稿を読んでもOK
  大事なデータは、むしろ読み上げたほうがいい

15 原稿にペン入れすると読みやすくなる
  その後、下読みをしないトライアルをしてみる

16 初対面の人のことは事前に調べておく
  調べると相手のことを好きになれる

17 最初の3秒間に全力を注ぐ
  前傾姿勢と相づちが話し手を饒舌にする

Column 2 好感度は気になってもスタイルを崩さない

第3章 「自分の意見」をはっきりさせる7つの話し方

18 自分を主語にして話す
  他人事にせず、当事者意識を持つことが大切

19 自分の意見をシンプルに言い切ることをためらわない
  わからないことはごまかさずに認める

20 自分の責任で思ったことを話す
  空気をうかがいながら話さないようにする

21 「意見」と「本音」の違いを知る
  本音を求めるとコミュニケーションがギスギスしがち

22 あえて逆の立場から反対意見を考えてみる
  「本当にそうなのかな?」と疑いの目を向けよう

23 批判するなら「こうしたほうがいい」を出す
  批判ばかりしていると議論が進まなくなる

24 自分ができないことは人に求めない
  批判する前に「自分はどうなのか」を問う

Column 3 厳しい意見を自分の成長につなげる

第4章 「伝わる人」になる8つの自己演出法

25 リアクションは中途半端でなく大きな動作がいい
  体を大きく使って喜怒哀楽を伝える

26 堂々としなくてもいい
  トチったりアワアワしたほうが共感を得られやすい

27 自分をアピールしすぎない
  「自分はどんな人と一緒に働きたいか」を想像してみる

28 見た目の印象と違う発言で意外性を演出する
  先入観を逆手にとってギャップを効かせる

29 笑いにこだわりすぎない
  一生懸命さのほうが人の心をつかみやすい

30 目的に沿って服装を変えてみる
  ほかの人と違う見た目で自己演出する

31 資料は文字よりも写真やイラストを重視する
  資料を見せるタイミング一つで受ける印象が変わる

32 極力テンションの上げ下げがない生活を送る
  淡々とした生活が安定のアウトプットに通じる

Column 4 嫌われる覚悟を持とう

第5章 「伝わるチカラ」が高まる11のインプット法

33 「反省」が語彙力や表現力を高める
  1日の終わりに自分の発言を振り返る時間をつくろう

34 スマホの「類語辞典」で芋づる式に語彙が増える
  とにかくたくさんの言葉を目にする習慣をつけておく

35 「自分だったらどう言うか」を考える
  実際に使えそうな言葉を貪欲に探そう

36 仕入れた言葉はとにかく使ってみる
  コツコツとメモするより発音しよう

37 若い人に最新情報を教えてもらう
  あえてのミーハー根性で流行には積極的に食いつく

38 言葉づかいを指摘されたらラッキーに思う
  正しい言葉づかいを教えてもらうのは本当に貴重

39 自分とは違う価値観の人に触れる
  異業種の人との交流は自分を知る大チャンス

40 中性的な言葉づかいを織り交ぜる
  語尾をやわらかくすると話を聞いてもらいやすい

41 スピーチは事前の情報収集に全力を注ぐ
  上手なスピーチより攻めの姿勢が評価される

42 お手本になる人の真似をする
  身体に染み込むくらいじっくり観察する

43 自分にとってのロールモデルを持つ
  「この人のようになりたい」という目標があると頑張りやすい

Column 5 自分より実力のある人と戦って勝つことを目指そう

第6章 人間関係がうまくいく9つの「伝わる技術」

44 “タメ語チャレンジ”で先輩との距離を詰めてみる
  先輩には少し生意気なくらいの態度が効果的

45 年下からツッコまれるスキをつくる
  日頃の努力が「人から話しかけられやすい雰囲気」につながる

46 自分より若い人に教えを乞う
  若い力を活用したいなら、まず話しやすい環境をつくる

47 “下手マウンティング”はほどほどに
  過剰にへりくだりすぎると、人との距離感ができてしまう

48 「〜させていただく」を使いすぎない
  へりくだりをやめるだけで信頼感を獲得できる

49 フィードバックはポジティブなことから入る
  「相手がどう受け止めるか」を踏まえて最適な言い方を探る

50 ちょうどいい緊張感を持つ
  ときにはチーム内での対立をいとわない

51 職場の仲間と遠慮なくぶつかってみる
  ぶつかった先にコミュニケーションが定まる

52 「MCになったつもり」で人の話を聞く
  話が苦手な人は聞くスキルを高めることが肝心

Column 6 やりたい仕事があれば、きちんと意思表示をする

終章 失敗は何よりの財産、恥をかけることは幸せ

失敗して傷ついてこそ成長する
 傷つくチャンスを与えられているだけでも恵まれている証拠

恥をかかないと成長はない
 「恥をかけるチャンスはいまのうち」と考えよう

間違いなく「言われているうちが花」
 批判の言葉は周囲からの期待の裏返しである

悔しさを仕事の推進力に換える
 偏見に対しては結果を出して黙らせるしかない

業界や会社全体を俯瞰して考えてみる
 自分の立場を俯瞰すると大胆な発言ができる

制約があるからこそ“攻め”やすい
 会社には少しくらい不満を持っていたほうがいい

難しそうな仕事こそ積極的に挑む
 得意な仕事ばかりしていると「できる仕事」は減っていく

おわりに





著者

井上貴博(いのうえ・たかひろ)
TBSアナウンサー。1984年東京生まれ。慶應義塾幼稚舎、慶應義塾高校を経て、慶應義塾大学経済学部に進学。2007年TBSテレビに入社。以来、情報・報道番組を中心に担当。2010年1月より『みのもんたの朝ズバッ!』でニュース・取材キャスターを務め、みのもんた不在時には総合司会を代行。2013年11月、『朝ズバッ!』リニューアルおよび、初代総合司会を務めたみのもんたが降板したことにともない、2代目総合司会に就任。2017年4月から、『Nスタ』平日版の総合司会を担当。2022年4月から自身初の冠ラジオ番組『井上貴博 土曜日の「あ」』がスタート。同年同月、第30回橋田賞受賞。

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