一点集中術
限られた時間で次々とやりたいことを実現できる

一点集中術
限られた時間で次々とやりたいことを実現できる
書籍情報
- デボラ・ザック 著/栗木 さつき 訳
- 定価:1650円(本体1500円+税10%)
- 発行年月:2025年05月 [予約受付中]
- 判型/造本:B6変並
- 頁数:262
- ISBN:9784478122259
内容紹介
スマホ、ネット、SNS……気が散るものだらけの世界で「本当にやりたいこと」を実現するための書。タスクからタスクへと次々と飛び回っては、結局何もできない毎日をやめて、「一度に1つの作業」を徹底する一点集中の世界へ、ようこそ。すべてが超効率化する本! 世界的ベストセラー!
目次・著者紹介詳細を見る▼
目次
日本のみなさまへ ── 新装版によせて
はじめに ── つねに「1つ」に集中する
人生が確実に変わる「現実的」な方法
INTRODUCTION 一点集中の原則 たった1つの肝に銘じるべきルール
1日必死に働いたのに「何もできていない」とは?
一度に「1つの作業」のみに没頭する
「思考」「行動」「周囲」をコントロールする
もっともタスクを変えない人が、もっとも能率が高い
いつでも使える「集中法」を身につける
Point 「一点集中」で生産性を最大化する
Part1 原則を固める
第1章 マルチタスクを封印する 「同時進行」の誘惑から逃れる
「同時進行」をやめるだけで成果が上がる
膨大な情報の「誘惑」に流されない
タスクからタスクに「スイッチ」しているだけ
効率を下げずに同時にできるタスクは何か?
「干渉が起きないこと」を同時にする
知識の「応用力」が低下する
脳の疲弊と「3つの犠牲」を防ぐ
大学生の「注意散漫」は疫病レベル
人は「目新しいもの」に注意を向けてしまう
Point 何があっても「マルチタスク」をしない
第2章 すべてを一気にシンプルにする 「一点集中術」とは何か?
120分間、「鋭い集中力」を維持できる
「エネルギー」×「集中力」を生みだす
「空白の時間」に考えていることを意識する
相手の「集中度」を確認する
あなたの「シングルタスク度」を測定する
「スコア」を評価する
自分の傾向を知る
「悪魔のテクノロジー」を特定する
Point 「いまここ」に集中し、「1つ」だけに没頭する
Part2 行動を変える
第3章 脳の「集中力」を最大化する 脳がエネルギーをだせる環境をつくる
「他人の要求」より自分を優先する
「シンプルに考える」ための時間をつくる
「複数の要求」に直面すると脳機能が落ちる
「フロー」に入ると、シングルタスクになる
会議を効率化する「パーキングロット」
メモすることで「集中」が可能になる
スマートフォンを「分離」する
ネットがつねに「欲求」を生みつづける
スマホの代わりに「ストップウォッチ」を使う
モノではなく「自分」がコントロールする
邪魔物を防ぐ「フェンス」を設ける
電話は「タイムリミット」を決める
ウェブサイトは「毎回」閉じる
Point 脳が力を発揮できる「最高の環境」をつくる
第4章 全行動を「1つずつ」にする 最大の成果をもたらす1日の行動法
「午前中」に何を終わらせるべきか?
無策の午前 ── 第1のパターン
シングルタスクの午前 ── 第2のパターン
「2つのパターン」を比較する
毎日の作業を「3日分」書きだす
「類似タスク」をまとめて片づける
「ラリー」を減らせば時間が増える
「1×10×1」システムを使う
1日2回、「空白タイム」をつくる
雑談が長い相手を「たった一言」で遮断する
時間を区切って「籠城」する
すべて「記録」しながら前進する
Point タスクをまとめて「集中的」に処理する
第5章 5分で周囲の「信頼」をつかむ 「ノー」を言うことで人望を集める
「目の前」に意識を集中させる
「行動」のメッセージは言葉より強い
短い時間でも「全力」で取り組む
相手を「尊重」していることを示す
マルチタスクだと「信頼できない」と思われる
「ただ聴く」だけで信頼される
相談には「5分間」集中する
相手の「本当のメッセージ」を見抜く
「敬意を感じるシグナル」をリストにする
人の「期待」をコントロールする
「どう評価されているか」を意識する
時間の「有効活用」とは?
同時の用件のときは「いまここ」を優先する
「敬意」と「予定」を示して断る
「複数の相手」にうまく対応する
「ノー」と言うほうが信頼される
境界線をつくり、「1つ」に集中する
Point 人の要求に「短時間」で集中的に対応する
Part3 定着させる
第6章 賢者の時間術「タイムシフト」 「最重要課題」を攻略する
自分を疲れさせることで「安心」している
あなたの「バイタル・フュー」は何か?
「無意味な情報」を迎撃する
「内省の時間」で共感力が上がる
「三人称」を主語にして問題を考える
「異常な状態」が当たり前になっている
「時間の節約」は意味がない
「タイムシフト」という合理的な時間管理法
「デジタル機器」をすべてオフにする
できることを「5つ」書きだす
強制的に「没頭」させられる行為をする
意識的に「スロー」にして頭を働かせる
脳を「マインドフルネス」の状態にする
Point 「最重要課題」に最大限の時間を投下する
第7章 継続する方法 24時間「いまここ」にいつづける
オフの時間の「シングルタスク度」を測定する
「スコア」を評価する
食事も会話も「一点集中」する
帰宅後1時間の工夫
「しぶしぶ」の行動を排除する
自分はいま、本当は何をするべきなのか?
「ささやかな例外」が失敗を招く
1つに専心することで「幸福度」が高まる
五感を澄まし、「特別な時間」に入る
オリンピック選手の集中力
エネルギーを1つに向ければ、「失敗」も成功に変わる
没頭しているときこそ「充実感」をもてる
Point 一点集中術をいつまでも「継続」する
付録 シングルタスクのメリット、マルチタスクのデメリット
訳者あとがき
参考文献
推薦書
著者
デボラ・ザック(Devora Zack)
コーネル大学ジョンソンスクール(経営大学院)の客員教員を15年以上務め、マネジメントスキルやネットワーキングについて講義をおこなってきた。アメリカ教育省、コーネル大学、メンサ、スミソニアン協会、ロンドン・ビジネススクール、デロイト、オーストラリアン・インスティテュート・オブ・マネジメントなど100を超える企業や団体にリーダーシップ、チームマネジメント等の指導にあたる。現在はオンリー・コネクト・コンサルティング社CEO。著書に『自分のタイプを理解すればマネジメントは成功する』(SBクリエイティブ)、『人脈作りが嫌いな人のための人脈術』(未邦訳)などがある。本書は18言語に翻訳され、世界的ベストセラーとなった。
訳者
栗木さつき(くりき・さつき)
翻訳家。慶應義塾大学経済学部卒業。訳書に『バレットジャーナル 人生を変えるノート術』『ハーバードの人の心をつかむ力』(ともにダイヤモンド社)、『WHYから始めよ!』(日本経済新聞出版)、『Numbers Don't Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!』『NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる』(ともにNHK出版)などがある。