自分だからできる仕事のつくり方

自分だからできる仕事のつくり方
書籍情報
- 秋元 祥治 著
- 定価:1760円(本体1600円+税10%)
- 発行年月:2025年08月 [予約受付中]
- 判型/造本:46並
- 頁数:240
- ISBN:9784478122907
内容紹介
小さいけれど「自分だからこそできるイノベーション」は誰にでも起こすことができる! 4100社の事業相談、NPO ・大企業・大学での横断的な活動でまとめられた「新しい仕事」を生み出す超実践的方法論。
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目次
はじめに ──「自分だからできる仕事」は誰にでもつくれる
■「オカビズ」で4400社の相談を受けて気づいた「自分だからできる仕事」の条件
■ 暇をもてあましていたメッキ屋は、なぜオンリーワンの仕事をつくれたか
■ ベンチャー、NPO、大企業、中小企業、大学……5つの領域を横断してわかった共通点
■ 高確率で連続的に成果を出すための「伝家の宝刀」を授けたい
Key Case1 78歳の写真館店主から大ヒットサービスを引き出した「強み」の力 ── 写真館・ホタルヤ
■ ネガティブにしか見えないことすら、「強み」に変えられる
■ トレンドとの掛け算で生まれた「生前遺影」というサービス
■ 自分らしい仕事をつくり出すのは、「あなた」に他ならない
第1章 「自分だからできる仕事をつくる人」は自らとどう向き合うのか? ── 強みを見出す「10の類型」と「5つのステップ」
■ 町工場の「謙遜」の裏に、「らしさ」につながる強みがある
■「短納期で仕方なく」だって武器になる ── 有限会社ピーツー
■ 強みの「10の類型」
① 技術 ② 製品 ③サービス ④ デリバリー ⑤ 社会的価値 ⑥ ターゲットの取り方
⑦ ひと ⑧ 歴史・信頼・実績 ⑨ 製造プロセス ⑩ 組織文化・チーム
■ 強みを発見するための5つのステップ
■ 強み発見法1 仕事の流れを書き出してみる
・地道な研究から生まれた唯一無二のサービス「米カルテ」
■ 強み発見法2 キャリアや経緯を棚卸しする
・コロナ禍で廃業寸前の画材屋が、なぜ大ヒット新商品を出せたのか?
■ 強み発見法3 同業他社と比べる
・樹脂メーカーの「当たり前」に隠れていたふたつの強み ── 飯田樹脂
・逆転のアイデア「読みにくい名札」
■ 強み発見法4 顧客に選ばれてきた理由を聞く
・生産中止になった「ドラゴン」にこそ活路あり! ── 太田煙火製造所
■ 強み発見法5 過去の無理難題や試作を思い出す
・即日対応は当たり前、じゃない! ── 木村産業
Column 自分の強みを見つけようとする前に知っておきたいこと
第2章 「自分だからできる仕事をつくる人」は物事とどう向き合うのか? ── 弱みすら強みに変える「リフレーミング」
■ 低迷していた泡盛の酒造の3代目が売上を3倍にした「行動」とは
■「やったことがない=できない」は大いなる勘違い
■ キーワードは、「すぐに、ちょっとやる」
■「すぐやる」「まずやる」人は複利的に成長する
■ 川邊健太郎氏が20代の頃から言い続けていた「Win-Win with Speed」
■「すぐやる」「まずやる」で勝ってきた人たち
■「すぐやる」「まずやる」と、「まめ」にもなれる
■「挨拶」と「御礼」ができる人、できない人
■「リフレーミング」で自分だけの仕事が生まれる
・練習問題 ① 大手メーカーの下請け工場
──「下請け」や「大企業勤め」は本当に弱みなのか?
・練習問題 ② ひとり社長の限界
──「受注件数」は本当に多いほうがいいのか?
・練習問題 ③ 不便な場所にある、提供の遅い喫茶店
──「不便」は誰が決めるのか?
・練習問題 ④ 設備投資の資金に窮した食品メーカー
──「らしさ」は「古さ」から生まれることもある
・練習問題 ⑤ 「誰とも会わない仕事」の斡旋業
── リフレーミングで、人を救えることもある
■ コップ半分の水を見てどう思うか
Column 社会からの反響を面白がれるか
Key Case2 産業廃棄物の墓石の端材を宝の山に変えた「観察」の力 ── 稲垣石材店
■ 悩む老舗石材店4代目にどうアドバイスするか?
■ 日々の「観察」が導き出した「稲垣さんにしかできない仕事」
■「自分だからできる仕事」がもたらす大きな変化
第3章 「自分だからできる仕事をつくる人」はどう学んでいるのか? ── 観察力を磨く「8つの習慣」
■「雑多で圧倒的な情報収集」が、自分だけの仕事への扉を開く
■ 自分だけの仕事をつくる人に共通する「ふたつの口癖」
■「何でも面白がる」当事者意識は、練習で身につけられる
■ 大企業で自分の仕事をつくれる人がやっていること
■ 私が名古屋駅で「興味のない雑誌」をわざわざ買う理由
■ 観察力は意識して磨く必要がある
■ トヨタ自動車のエンブレムは2種類ある
■ 観察力を磨く8つの習慣 ① 1日1初体験
■ 観察力を磨く8つの習慣 ② たまに本屋で30分
■ 観察力を磨く8つの習慣 ③ コンビニはスマホ片手で
■ 観察力を磨く8つの習慣 ④ ドラマよりCM、記事より広告
■ 観察力を磨く8つの習慣 ⑤ レストランでは掛け算
■ 観察力を磨く8つの習慣 ⑥ 勝手に社長
■ 観察力を磨く8つの習慣 ⑦ よってたかってやいやい
■ 観察力を磨く8つの習慣 ⑧ 気づいたらつぶやけ
Column やりたいことは「見える化」しよう
Key Case3 謎の商品「ホット専用水出しコーヒー」をバズる商品に変えた「発想」の力 ── 樹の香
■「もたらされる価値」を言葉にしてみる
■「タグづけ発想法」でターゲットを転換しよう
■「ひらめき」は、誰でも何度でも編み出せる
第4章 「自分だからできる仕事をつくる人」はどうひらめいているのか? ── 無限の可能性を開拓する「タグづけ発想法」
■ 美容室と工務店の共通点を説明できるか?
■ 重要なのは、「構造的類似」と「具体と抽象」の行き来
■「感想」で終わる人、「学び」に変える人
■ イヤホンは、10円玉がきっかけで生まれた!?
■ 自分だけの仕事をつくる人は「組み合わせ」で考える
■ 新しい組み合わせを面白いようにつくれる「タグづけ発想法」
■「シゴトアイ」で見るクセをつける ── タグづけ発想法ステップ1
① ものごと ② じぶんごと ③ 社会ごと ④ おみごと
■ 蓄積した「タグ」を元手に連想しよう ── タグづけ発想法ステップ2
■「白湯」に似た別のものを考えてみる
■ 新聞配達店の新規事業を思いつくか?
■ 誰もが自分なりの仕事をつくり出せる黄金のルート
Column サクッとヒットを生み出す「5つのショートカット公式」
① トレンドとの掛け算
② ターゲットを絞る
③ ターゲットを変える
④ パーセプションの変更
⑤ 強みの言語化・可視化・付与
おわりに ── 最後のアドバイス
■ 人に頼ろう
■ つながりをつくろう
■ すべての出来事は、結果ではない。経過である
著者
秋元 祥治(あきもと・しょうじ)
1979年生まれ。早稲田大学政治経済学部中退。在学中の2001年、起業家的人材育成と地方創生をテーマにG-netを創業(現在理事)。また、2013年・33歳で「売上アップ」に焦点を当てた愛知県岡崎市の公的産業支援機関「オカビズ」センター長に就任。2021年からチーフコーディネーター。オカビズは開設12年で累計約2万9000件・4400社の来訪相談の対応を行う。2021年には武蔵野大学アントレプレナーシップ学部の立ち上げに携わり、現在教授。Yahoo!ニュースオーサー、ForbesJAPANオフィシャルコラムニストとして執筆。コメンテーターとしてTBS「Nスタ」等出演。
受賞歴に、内閣府「女性のチャレンジ支援賞」/ニッポン新事業創出大賞支援部門特別賞/「岐阜県民栄誉賞」ほか。内閣府「地域活性化伝道師」・総務省「地域力創造アドバイザー」等、公職も多数。著作に『20代に伝えたい50のこと』がある。岐阜が大好き。