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双子の遺伝子

「エピジェネティクス」が2人の運命を分ける

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双子の遺伝子

「エピジェネティクス」が2人の運命を分ける

書籍情報

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  • ティム・スペクター 著/野中香方子 訳
  • 定価:2640円(本体2400円+税10%)
  • 発行年月:2014年09月
  • 判型/造本:46並製
  • 頁数:408
  • ISBN:978-4-478-02293-1

内容紹介

なぜ双子は同じ遺伝子を持っているのに、あんなにも違うのか?その謎を解くカギは、遺伝子にある「スイッチ」にあった!20年、4000組の双子を研究してきた第一人者が、メンデル以来の大発見「エピジェネティクス」の驚くべき実態と、「遺伝子スイッチ」を押してより充実した人生を送る方法を解き明かす。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに ラレとラダンの物語──「まったく同じ」なのに違う双子の女の子

序 章 「遺伝子ですべて決まっている」は本当に正しいのか?

    ──全ゲノム解析の先にあった新たな疑問

ある遺伝学者の変節
どこでダーウィンは道を違えたのか?──遺伝学の「進化」を振りかえる
2万円でわかる「わたしの遺伝子」
たった2万5000個の遺伝子で?──「ジャンクDNA」の逆襲
「肥満遺伝子」など存在しない?
「生まれか育ちか」にまだ意味はあるか?──同じだけど違う双子の遺伝子 
新たな進化論と遺伝学を求めて

第1章 遺伝子神話とその崩壊

    ──メンデルを超えるパラダイムシフト「エピジェネティクス」とは?

「柔らかな遺伝」──忘れ去られたラマルクの進化論
ナチスと共産主義者の陰で──エピジェネティクス前史
「花」は開花の時期をどうやって知るのか──メチル化という新発見
ミジンコの鎧と太ったニワトリ
「幸福遺伝子」は存在するか?──「生まれか育ちか」再び
そして、わたしの研究が始まった──双子研究、その苦難の道のり

第2章 幸福遺伝子

    ──うつ病は、生まれと育ちのどちらがもたらすのか?

バーバラとダフネの場合──よく笑う双子、40年ぶりに再会す
ユーモアの遺伝子、笑いじょうごの遺伝子
「笑いのセンス」の遺伝率は測定できるか?
モノを買って豊かになりたい、も遺伝する?
ダニエルとサイモンの場合──人生への期待と幸福感の関係
長生きするのは楽観的な人か悲観的な人か
ストックデールの逆説─7の捕虜生活を耐えぬいた男
うつ病か、それとも楽観性欠乏症か
「すべては遺伝で決まる」という思考様式の危険性

第3章 才能遺伝子

    ──あなたが身につけた能力を子どもに継がせることは可能か?

キャスリンとブリオニーの場合──才能あふれるアスリート姉妹の物語
ランニング遺伝子──アフリカ人の足が速いのは「生まれつき」なのか?
「タイガー・マザー」とタイガー・ウッズ──天才を作るのは才能か訓練か
タクシードライバーの脳は進化している?
1万時間の法則VS優生学
絶対音感は練習で身につくか?
成功者の「無名の双子」と意志の力
アスリートが訓練で鍛えている筋肉以外の意外なパーツ

第4章 信仰遺伝子

    ──遺伝子スイッチは信じる心さえも変えられるか?

デビーとシャロンの場合──別々の信仰のもと育てられた双子の物語
信仰心は遺伝する?──50パーセント弱という驚異の遺伝率
エリザベスとキャロラインの場合──信仰遺伝子VS家庭環境
ダーウィンと宗教──信じることは生存戦略だったのか?
「ハリウッド式脱毛教」の爆発的流行に見る宗教の受容性
行け、そして増やせ、そなたの遺伝子を!
「神の遺伝子」は砂漠の中に?
アリスとサリーの場合──信仰遺伝子が「オフ」になるとき

第5章 子育て遺伝子

    ──家庭環境は子どもに影響しない?

育児のノウハウは本当に役に立っているのか?
親の罪悪感をあおり、遺伝を無視する育児産業の歴史
ニーナとジルの場合──まったく違う家庭に育ち、同じ人生を選択した双子の物語
親の子どもへの影響は、わずか2パーセント?
ルーマニアの独裁政権が生んだ母を知らぬ子──ネグレクトと回復力
毛づくろいとオキシトシン──母の愛で遺伝子スイッチを切りかえられるか?

第6章 悪の遺伝子

    ──虐待の世代間連鎖はとめられないのか?

3世代続く性犯罪者の家系──虐待は遺伝するのか?
ベティとジュリエットの場合──負の連鎖を断ち切った双子の姉妹
虐待されてもトラウマにならない人がいる、という事実
タイロンとジェロームの場合──クーパー家の「邪悪な遺伝子」
サイコパスは遺伝子の被害者か?
犯罪へ誘う危険因子はY染色体の中に?
悪の遺伝子をオフにする方法
家族への介入政策は、子どもの遺伝子を変えられるか?

第7章 死の遺伝子

    ──単独の「心臓病遺伝子」は存在するのか?

同じDNAを持つ双子が、同じ病気にかからないのはなぜか?
オランダ飢饉、胎内環境、そして肥満
祖父母の過食が孫の寿命を縮める?
ジョイスとマーガレットの場合──双子なのに細胞年齢が7歳も違う
ストレスが心臓の遺伝子スイッチを切る

第8章 肥満遺伝子

    ──祖父母の過食が孫の遺伝子を変える?

増え続ける「現代病」肥満と、肥満クリニック
「肥満遺伝子」は脳の中に
ドロシーとキャロルの場合──体重差27キロの双子の物語
何を食べるか決めるのは、遺伝子、習慣、文化など多様だが……
……何を食べたかで孫の遺伝子は変わる
ジェニーとフローレンスの場合──ダイエットした妹としない姉、その子どもたち
意志力とマシュマロ──遺伝子が決める運命は克服できるか?
「リバウンド」はエピジェネティックな防衛反応
カロリー制限で老化は止まるのか?──サーチュイン遺伝子にまつわる真実
サプリメントで遺伝子を「再プログラミング」できる?

第9章 癌/自閉症遺伝子

    ──同じDNAを持っていても病にならない人がいるのはなぜか?

マレンとクリスティンの場合──なぜクリスティンだけが乳癌になったのか
「乳癌は遺伝性が強い」は本当か?
へザーとジュディスの場合──その薬は、ジュディスにしか効かなかった
癌と薬のエピジェネティックな「戦争」
フローとケイの場合──100年分のカレンダーを頭の中に持つ双子の物語
自閉症は母のせいではない
「割れた鏡症候群」とミラーニューロン
ケヴィンとショーンの場合──アスペルガーは遺伝子のせいなのか?
オタク、性ホルモン、メチル化──自閉症増加の原因はどこに?
身近すぎて避けられない「遺伝子の毒」プラスチック

第10章 同性愛遺伝子

    ──性的嗜好は遺伝子から予測できるか?

性別はどのように決まる(変わる)のか?
シャネルとガブリエルの場合──性転換した双子の極端な人生
人差し指と薬指の長さで「男性度」を測る
ナイジェルとマークの場合──同じ環境でゲイとストレートになった双子
同性愛遺伝子と好色な女性
将来の性的嗜好は予測できるか?
愛の対象を柔軟に変化させる女性たち

第11章 浮気遺伝子

    ──遺伝子スイッチで性欲をコントロールできるか?

タイガー・ウッズと40人の愛人
ニッキーとルイーズの場合──貞操観念だけが真逆の双子の物語
浮気は遺伝子にプログラムされているのか?
オーガズムと「むずむず脚症候群」
ジャッキーとマーガレットの場合──性生活に個人差があるのはなぜか?
絶頂に至るためにクリトリスよりも大事なもの
バイアグラとプラシボ──性欲のコントロールは可能か?
脳にある遺伝子スイッチでオーガズムを

第12章 細菌遺伝子

    ──体の中の「共生者」が人を操っている?

ナポレオンとピロリ菌──胃潰瘍をめぐる小史
細菌──友か、それとも友のふりをした敵か
衛生観念の発達がアレルギーを増やした?
腸内環境のお手入れが引き起こす想定外の危険性
病変なしの謎の腹痛IBSは心身症なのか?
ローズマリーとジェニファーの場合──腸内環境が異なる双子の物語
怠惰な細菌は、中から人を太らせる
「スーパーウンチ」注入──便移植が病気を防ぐ

第13章 クローン遺伝子

    ──双子が教えてくれる未来の切りひらき方

2倍のスピードで老化した「奇跡の赤ちゃん」
三毛猫のクローンは作れない?
体外受精とエピジェネティックな「異常」
双子/クローンは考え方まで同じになるのか?
サニーとジーナの場合──性格の合わない双子に見る「個性」の問題
ヒトラーのクローンはヒトラーにならない──遺伝子が持つ多様性
運命は、変えられる──エピジェネティクスが書きかえる4つの未来

謝辞

訳者あとがき

注記

索引





著者

ティム・スペクター(Tim Spector)
ロンドン大学キングス・カレッジの遺伝疫学教授で、ガイズ・アンド・セントトーマス病院の名誉顧問医を務める。同病院の双子児研究所の所長も務めており、1992年に英国で世界最大規模の双子研究(UK・ツイン・レジストリ)を立ち上げ、現在にいたるまで指揮している。この研究の対象となった双子は、11,000人を超える。これまでに500本以上の論文を発表し、数々の賞を受賞。また、英国並びに日本も含む世界各国のメディアが著者らの研究を取り上げており、著者自身も出演、及び監修を務めている。
著書に“Your Genes Unzipped: A Guide to How Your Genetic Inheritance Can Shape Your Life”(邦題:『99%は遺伝子でわかる!』(大和書房))がある。


訳者

野中香方子(のなか・きょうこ)
翻訳家。お茶の水女子大学文教育学部卒業。
主な訳書に『エピジェネティクス 操られる遺伝子』『ザ・フォロワーシップ』(ともにダイヤモンド社)、『137億年の物語』『移行化石の発見』(ともに文藝春秋)、『2052 今後40年のグローバル予測』(日経BP社)、『わたしたちの体は寄生虫を欲している』(飛鳥新社)、『脳を鍛えるには運動しかない!』(NHK出版)、『ヒトゲノムを解読した男』『生き物たちは3/4が好き』(ともに化学同人)などがある。

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ガン、自閉症、IQ、肥満、うつ、同性愛、浮気性……
どこまでが遺伝し、どこからが遺伝しないのか?

20年、5000組超の双子を研究した権威が、人間という種の本質に迫る。

最新情報(2014/10/12更新)

「日本経済新聞」(2014年10月12日)読書面「短評」欄にて、書評が掲載されました!

「読売新聞」(2014年10月5日)にて、書評が掲載されました!
評者は宇宙物理学者で東京大学教授の須藤靖氏で、
「遺伝子とエピジェネティクスの組み合わせが個人の性格をどこまで運命づけているのかを刺激的に論ずる」(同紙より)。

「サンデー毎日」(2014年10月12日号)にて、書評が掲載されました!
評者は岡崎武志氏で、「人間の本質が垣間見える」と評していただきました。
http://mainichi.jp/feature/news/20140930org00m040024000c.html

◆「ダイヤモンド社 書籍オンライン」にて、本書の魅力を紹介する記事を掲載しました!(全5回)
http://diamond.jp/articles/-/59033

内容紹介

遺伝子は同じなのに、なぜ1人がゲイで、もう1人は違うのか?

同じ遺伝子を有し、自然界のクローンとも言われる「双子」。
だが、これまでに出会った双子を思い返してみると、不思議なことに気づかないだろうか?

「果たして双子は、『クローン』と呼べるほど『同じ』なんだろうか?」

体重差が27キロある双子、
一方だけが乳癌になった双子、
ゲイとストレートの双子……。

本書に登場する、「同じ遺伝子を持ちながらまったく違う双子」を見ていると、
そこには遺伝子だけでは説明できない「何か」の存在を感じざるを得ない。

メンデルを超えるパラダイムシフト「エピジェネティクス」とは?

このような、遺伝子によらない遺伝の仕組みが、「エピジェネティクス」だ。

わかりやすく例えるなら、
遺伝子にはストレスや食習慣によって切り替わる「スイッチ」のようなものがあり、
それがオン・オフにされることで、 遺伝子の働き方が(後天的に)変わる、ということ。
そう、冒頭の「同じなのに違う」双子たちは、そうしたスイッチの入り方が変わったのだ。

この発見は、長寿、ガン治療、iPS細胞などの分野で応用されている。
また、NHKスペシャル「人体 ミクロの大冒険」(2014年3~4月)、
TBS系「最新遺伝子ミステリー"人間とは何だ…!?"」(2013年2月)でも取り上げられている。

「遺伝子決定論」を打ち破り、より豊かに人生をおくるために

著者である遺伝疫学の権威、ティム・スペクターによると、
エピジェネティクスの発見の衝撃は、遺伝子研究を180度転換させただけにとどまらない。
スペクターは、双子とその遺伝子を20年にわたって研究してきた第一人者で、
研究した双子の数は11,000を超えている

かつて遺伝子決定論者であったスペクターもまた、
エピジェネティクスを知り、自らの考えと人生観を変えた1人。
その理由を、彼はこう言う。

どこまでが遺伝し、どこからが遺伝しないかを知ることは、
「すべては遺伝で決まる」という決定論を打ち砕き、
私たちの人生を解放する智恵ともなるのだ、と。

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