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Science Fictions あなたが知らない科学の真実

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Science Fictions あなたが知らない科学の真実

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • スチュアート・リッチー 著/矢羽野 薫 訳
  • 定価:2090円(本体1900円+税10%)
  • 発行年月:2024年01月
  • 判型/造本:46並
  • 頁数:448
  • ISBN:9784478113400

内容紹介

著名な科学実験やベストセラーの間違いを紹介しながら、科学における不正・怠慢・バイアス・誇張が生じるしくみを多数の実例とともに解説。単なる科学批判ではなく、科学の原則に沿って軌道修正することを提唱する。既存の本で知ったウンチクを得意げに語る人に読ませたい、真実の書。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

序文

第1部 「あるべき」と「ある」

第1章 科学の仕組み

科学論文出版の基本プロセス
真の科学が備える価値観

第2章 再現性の危機

再現性が失われた原因
医学における大きすぎる代償

第2部 欠陥と瑕疵

第3章 詐欺

科学の歴史上まれに見る汚点
単純な手口による悪質な不正
操作された画像
ノイズの消されたデータ
不正な科学の蔓延
科学者に紛れ込む詐欺師
一度の不正から広がる影響

第4章 バイアス

発表されないNULLの画像
メタアナリシスで科学を再分析する
「良い値」が出るまで何度もサイコロを振る
研究成果をゆがめる利害関係者のたくらみ
バイアスは人間の性である

第5章 過失

数値の誤りをどう見抜くか
サンプルサイズと検定力の関係
候補遺伝子研究の落とし穴
謙虚で控えめな科学はどこへ

第6章 誇張

注目が誇張を生み出す
ポピュラーサイエンス本の誇張された期待感
科学者が注目を集めるテクニック
栄養学研究の期待と現実
正しさより誇張を強いるシステム

第3部 原因と対処法

第7章 逆インセンティブ

駄論文が量産される2つの原因
被引用回数が自己目的化する
質を低下させるインセンティブ設計

第8章 科学を修正する

科学を治す潮流
統計的有意性のワナ
事前登録の運用と効果
広がるオープンサイエンスの思想
誇張を抑制するプレプリント
科学を修正するためのさまざまなシステム
技術革新により高まる気運
「退屈で信頼できる」科学へ

エピローグ

付録 科学論文の読み方





著者

スチュアート・リッチー
心理学者。キングス・カレッジ・ロンドンの精神医学・心理学・神経科学研究所の講師。2015年に科学的心理学会(アメリカ)の「期待の星(ライジンング・スター)」賞を受賞。『タイムズ』『ワシントン・ポスト』『ワイアード』などに数多く寄稿し、BBCラジオなどの出演もある。


訳者

矢羽野 薫
翻訳者。主な訳書に『人間はどこまで耐えられるのか』(河出書房新社)、『運のいい人の法則』(角川文庫)、『ヤバい統計学』(CCCメディアハウス)、『マイクロソフトでは出会えなかった天職』『ザッポス伝説2.0 ハピネス・ドリブン・カンパニー』(ダイヤモンド社)などがある。

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