• twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

13号 フロネシス 「新」国富論

日本の成長は地方創生から始まる

  • 紙版
  • 電子版

13号 フロネシス 「新」国富論

日本の成長は地方創生から始まる

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • 小宮山宏 編集顧問/三菱総合研究所 編著
  • 定価:1528円(本体1389円+税10%)
  • 発行年月:2015年07月
  • 判型/造本:A4変並製
  • 頁数:128
  • ISBN:978-4-478-06573-0

内容紹介

助成金ありきの地域活性化を否定しながらも、それに代わる具体的な施策が示されないなか、本書では市民主導で地域に持続可能性をもたらした国内外の行政・産業の取り組みに注目し、成功へのフレームワークを見出す。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

Opinion from Phronesis

「学び合う」社会をつくる

三菱総合研究所 理事長 『フロネシス』編集顧問 小宮山 宏

Cover Story

「市民が主役」のまちづくり論

三菱総合研究所 プラチナ社会研究センター長 鎌形太郎
三菱総合研究所 政策・経済研究センター長 平石和昭

日本の市区町村の約半分が、存続が危ぶまれる「消滅可能性都市」であるといわれる。しかし、どの地域社会にも「市民」という財産がある。この市民の力は多様性に富んでおり、消滅可能性都市を生き返らせる無限の可能性がある。本稿では、その力をいかに引き出し、地域再生に結実させるか、そのヒントを探る。

Phronetic Leaders

ソーシャル・キャピタルの蓄積が地域に「市民共同体」を生み出す

東京工業大学 名誉教授 今田高俊

経済の発展は国ではなく「都市」から始まる

大阪市立大学 名誉教授 塩沢由典

知の多様性が「輝く地域」を創造する

独立行政法人 経済産業研究所 所長|甲南大学 教授|京都大学 名誉教授 藤田昌久

Showcase

世界に学ぶコミュニティ再生

三菱総合研究所 政策・経済研究センター 主席研究員 白戸 智
三菱総合研究所 プラチナ社会研究センター チーフプロジェクトマネージャー 菅原章文

少子高齢化が進む地方の課題は、医療や介護、教育、防災など多岐にわたっている。こうした課題を継続的に解決していくには財政面の充実だけでは足りない。地域を持続可能な状態にするコミュニティはいかにして生まれるか、世界の成功事例から学ぶ。

市政を牽引する市民の力

ポートランド|アメリカ

最貧困地域の教会が起こした奇跡

ブロムリー・バイ・ボウ|イギリス

起業家を生み出し続ける仕組み

ベクショー|スウェーデン

Our Opinions

幸福の地方創生論

アリストテレスいわく、「最高善は究極の目的であり、それは幸福である」。住民の幸福を第一に考えた自治体は、行政官の意識改革とともに、住民の力を無理なく上手に引き出し、このボトムアップの力によってさまざまな課題を解決している。そのロールモデルといえる3人の首長に、地方創生のあるべき姿を聞く。

県民総幸福量を最大化させる

熊本県知事|東京大学 名誉教授 蒲島郁夫

市民こそ主役

長野県松本市長 菅谷 昭

住民総合サービス株式会社は「人々の幸福」を目的としている

島根県隠岐郡海士町長 山内道雄

MRI Perspectives

地域経済 再生の戦略

地域経済が自立する戦略やシナリオなくして、まちやコミュニティの再生はありえない。ただし、それらは過去との決別を突きつけるものであり、より具体的には、国庫に頼らない健全な経済循環システムを形成することである。ここでは、そのための理論と実践例、そしてシナリオを紹介する。

1 「まちづくり構造改革」の経済学

岡山大学大学院 社会文化科学研究科 教授 中村良平

2 地方圏が60兆円の富を創出するシナリオ

三菱総合研究所 政策・経済研究センター 主席研究員 白戸 智

MRI Perspectives

日本農業の進化論「風土共創業」という選択

三菱総合研究所 社会公共マネジメント研究本部 主任研究員 宮﨑 昌

日本農業の未来はけっして暗くない。日本農業にはまだまだ伸びしろが残っている。その秘められたポテンシャルを引き出し、さまざまな人たちとの協働を促し、いわゆる農業の六次産業化を推し進め、農業を再生させるコンセプト「風土共創業」について解説する。

Phronetic Leaders

日本の農業2.0は「地域資源」の再発見から始まる

豊橋技術科学大学 先端農業・バイオリサーチセンター 特任教授|東北大学 名誉教授 三枝正彦

MRI Perspectives

大学は地方創生の核となりうるか

三菱総合研究所 プラチナ社会研究センター 主席研究員 森 卓也

地方創生に大学が貢献できることは何か。大学の本来的な目的は教育・研究であり、それに照らせば地域を活性化するような人材の輩出、研究や技術開発を通して地元の企業への貢献といった「支援」が浮かび上がるが、大学の持つ可能性はそれに留まらない。地元のリソースと多様な人材が集まる場の特性に注目し、地方経済に新陳代謝をもたらす地方大学の可能性について考える。

Phronetic Leaders

大学は多様性と革新性のプラットフォーム

名古屋大学 前総長・総長顧問 濵口道成

MRI Perspectives

地方でこそ見つかる「働きがい」

三菱総合研究所 人間・生活研究本部 主任研究員 奥村隆一

やりがいのある仕事と充実したプライベート。2つの両立は難しく、その難しさの構造は、地方移住を考える時にさらに顕在化・先鋭化する。しかし、通信や交通網の充実により、地方と都会、あるいは世界との距離が縮まった現在、自然に囲まれた地方で、やりがいのある仕事を高い生産性とともに実現している人々がいる。そうした、地方ならではの新しい働き方に注目する。

Phronetic Leaders

都会と地方を元気にする「希望学」

東京大学 社会科学研究所 教授 玄田有史






編著者

三菱総合研究所


編集顧問

小宮山宏


編集協力

岩崎卓也、鮎川京子

プリント版書籍は下記のストアでご購入いただけます。
  • Amazon で購入
  • e-hon で購入
  • HMV&BOOKS online で購入
  • 紀伊国屋BookWeb で購入
  • セブンネットショッピング で購入
  • TSUTAYAオンラインショッピング で購入
  • BOOKFAN で購入
  • honto で購入
  • Honya Club で購入
  • ヨドバシカメラ で購入
  • 楽天ブックス で購入

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるためお取り扱いがない場合がございます。)

電子書籍は下記のサイトでご購入いただけます。

(デジタル版では、プリント版と内容が一部異なる場合があります。また、著作権等の問題で一部ページが掲載されない場合があることを、あらかじめご了承ください。)

  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加