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世界中の医学研究を徹底的に比較してわかった最高のがん治療

  • 紙版

世界中の医学研究を徹底的に比較してわかった最高のがん治療

書籍情報

  • 紙版
  • 津川 友介 著/勝俣 範之 著/大須賀 覚 著
  • 定価:本体1,500円+税
  • 発行年月:2020年04月 [予約受付中]
  • 判型/造本:46並
  • 頁数:256
  • ISBN:9784478106891

内容紹介

世界で活躍する医師と専門家の英知を集めたがん解説本の決定版!「日本の抗がん剤治療のパイオニア」「医療データ分析の研究者」「新薬開発の研究者」の3人が自分の専門分野を語るから、詳しいのにわかりやすい。2人に1人ががんにかかる時代、すべての日本人必読の書。学歴と収入が高い人ほどトンデモ医療にだまされる!

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに がんになったらどの治療法を信じればよいのか

世界中のがん研究の中から、最も効果がある治療法を紹介
3人の専門家ががんを語るから、詳しくてわかりやすい

第1章 「最高のがん治療」はどのように決められるのか

保険が適用される治療法こそ、最高の方法である
1万個に1個しか残らない! がん治療薬を選抜する4つのプロセス
 プロセス1 基礎研究 ── マウスや細胞実験はすべてこれ
 プロセス2 臨床試験フェーズ I ── まずは安全性のチェック
 プロセス3 臨床試験フェーズII ── 少人数で効果を確かめる
 プロセス4 臨床試験フェーズIII ── 現時点で最も効果がある治療薬と比較する
「マウスに投与したら効いた!」を信用してはいけない
「新しい治療法であるほど効果が期待できる」わけではない
標準治療は「スーパーエリート」の治療法
標準治療を受けていないがん患者は死亡リスクが高い
1人2人に効果があるように見えてもほとんど期待できない
「余命2年のところ5年も生きた奇跡の治療法」を信じてはいけない
ノーベル賞級の治療薬でも、個別の例だけ見ると効果を見誤る
「家電の感覚」で医療データを見てはいけない
ウソの体験談で大金を稼ぐ業者たち
この本ですすめられている治療法はすべて「スーパーエリート」級

第2章 「最高のがん治療」では何をするのか

効果を徹底的に検証された3つの標準治療
標準治療1 手術 ── がんがある部分を切り取る
小型カメラ、ロボット …… 手術の最新事情
標準治療2 放射線治療 ── がん細胞に放射線を当てて破壊する
期待の粒子線治療は実際のところ効くのか
標準治療3 抗がん剤治療 ── 体全体に薬を巡らせてがんをやっつける
抗がん剤がまったく効かないがんはない
抗がん剤の3つの副作用
 副作用1 吐き気 ── 80%はなくせる
 副作用2 脱毛 ── 冷やせば抑えられる
 副作用3 白血球減少 ── 免疫力が落ちてしまう
日本で抗がん剤が正しく使われていない理由とは
がん細胞の増殖をピンポイントで防ぐ薬
がんの「ステージ」によって治療法は異なる
がんの治療方針は複数の専門家が相談して決める
「日本での承認の遅れ」はわずか0.4年
「緩和ケア」は最後の手段ではなく、第4の治療法
早期の緩和ケアで生活の質が上がり、抗がん剤が減る
「治療か緩和ケアか」の二者択一は間違い
標準治療を受けるにはどうすればよいか
標準治療以外は「まだ効くかどうかわからない治療法」
まだ効果が証明されていない3つの未承認治療
未承認治療1 先進医療 ── 保険適用になるのはわずか6%
未承認治療2 治験 ── 原則無料で提供される
未承認医療3 代替療法 ── 効果が期待できないものが多い
自由診療は、医師がやっているのに根拠が乏しい
「免疫細胞療法」とオプジーボはまったくの別物
「免疫療法=副作用が少ない」は間違い
民間療法にも直接的な治療効果はない
「がん放置療法」で胃の出口がふさがってしまった患者さん
医者が「もうできることはない」と言うなんて大問題
適切な緩和ケアで、結婚式を挙げた卵巣がんの患者さん
自由診療に使うお金で3回世界一周した患者さん

第3章 食事やサプリでがんは治るのか

がんと食事について、研究でわかっていること
糖質制限でがんは治るのか
糖質制限にがん治療のメリットはない
「コーヒー浣腸」には死亡例も
22の食事法を徹底的に調査した結果は……
治療後のがん患者さんがとるべき理想の食事とは
コーヒー、食物繊維、ナッツを多くとっている大腸がん患者さんは生存率が高い
「がんに効果あり」と言われている4つのサプリを検証する
 サプリ1 ブロメライン ── がんの治療効果は認められない
 サプリ2 エイジアック ── 科学的根拠なし
 サプリ3 レートリル ── 青酸中毒を起こす危険性あり
 サプリ4 サメや牛の軟骨 ── 科学的根拠なし
サプリは抗がん剤の効果を弱める可能性がある
食事やサプリは治療の主役ではなく脇役と考える

第4章 どうしてがんができるのか

タバコを吸わなくとも、親ががんでなくとも、がんになる人がいる
がんの原因は「プログラムエラー」の蓄積
がんができる3大要因とは
 要因1 外的要因 ── タバコ・アルコール・ウイルスなど
 要因2 遺伝的要因 ── 親から引き継ぐ
 要因3 偶発的要因 ── 偶然起こる
3大要因はどの程度発がんに関わるのか
偶然発生するがんが意外と多い
「がんになったのは過去の生活習慣のせい」は言い過ぎ

第5章 「トンデモ医療」はどうやって見分けるのか

教育レベルや収入が高い人ほど、怪しいがん治療法にだまされやすい
インターネット上のトンデモ医療を信じ込んでしまう4つの理由
 理由1 効果の判断がむずかしい
 理由2 拡散されている情報は正しいように見える
 理由3 レビューがよいと正しいように見える
 理由4 自分の好みに合う情報が集まってくる
「本に書いてあるから正しい」と信じるのは危険
信頼できる専門家の2つの特徴
 特徴1 標準治療を推奨している
 特徴2 ほかの医師と治療判断が変わらない
主治医に相談しづらい時は
科学的根拠に基づいた8つの情報源
 情報源1 国立がん研究センター「がん情報サービス」
 情報源2 米国国立がん研究所がん情報サイト PDQ(R)日本語版
 情報源3 海外がん医療情報リファレンス
 情報源4 キャンサーネットジャパン
 情報源5 静岡県立静岡がんセンター「処方別がん薬物療法説明書」
 情報源6 日本放射線腫瘍学会
 情報源7 日本緩和医療学会「患者さんと家族のためのがんの痛み治療ガイド」
 情報源8 国立がん研究センター中央病院「生活の工夫カード」
トンデモ医療を見分ける6つのポイント
 トンデモポイント1 保険が利かず高額な治療法は危険
 トンデモポイント2 「どのがんにも効きます」という文言を信用してはいけない
 トンデモポイント3 「免疫力アップ」という言葉にだまされるな
 トンデモポイント4 個人の経験がほかの人にも有効とは限らない
 トンデモポイント5 細胞実験レベルのデータだけでは信用できない
 トンデモポイント6 「がん予防に効果があるからがん治療にも効く」わけではない

第6章 どうやってがんを見つけるのか

がんが疑われる4つの症状
 症状1 大便に血が混ざる ── 2〜5%が大腸がん
 症状2 尿に血が混ざる ── 肉眼でわかる血尿の4〜10%が膀胱がん・腎がん
 症状3 せきと一緒に血が出る ── 3〜6%が肺がん
 症状4 物を飲み込むのが大変 ── 4〜5%が食道がん
「怖いから放置」はいいことなし
受けるべきがん検診はこの5つ
検診があまり有効ではないがんもある
「急速がん」は検診で見つけられないが、抗がん剤がよく効く
「超のんびりがん」は、見つけてもがんで亡くならない
前立腺がんの60%は進行しない
民間で行われている3つの検診事業
 検診1 腫瘍マーカー検診 ── 感度が低すぎる
 検診2 PSA検診 ── 死亡率を減らさない
 検診3 PET検査 ── 見逃しが多い

第7章 がんを防ぐために普段の生活で何ができるのか

がんになるリスクを上げる2つの食品
 食品1 加工肉と赤い肉 ── ベーコン1日3枚ごとに大腸がんリスクが18%増
 食品2 塩分 ── 1日10g以上で胃がんになるリスクが2倍
肥満はがんになるリスクを上げる
がんになるリスクを下げる5つの食品
お酒は少量なら体によい? 悪い?
最も健康によい飲酒量はゼロである
運動は大腸がんと乳がんになるリスクを下げる
長年タバコを吸っていても、今から禁煙すれば肺がんになるリスクを減らせる
ストレスががんを引き起こす科学的根拠はない

おわりに この本は「情報のワクチン」である

参考文献



索引





著者

津川友介(つがわ・ゆうすけ)
医療データ分析の専門家。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)内科学助教授。東北大学医学部卒業後、ハーバード大学で博士号(PhD)を取得。聖路加国際病院、世界銀行、ハーバード大学勤務を経て現職。著書に『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』(東洋経済新報社)、共著書に『「原因と結果」の経済学』(ダイヤモンド社)。

勝俣範之(かつまた・のりゆき)
日本の抗がん剤治療のパイオニア。日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科教授、外来化学療法室室長。富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業後、国立がんセンター中央病院内科レジデント、同薬物療法部薬物療法室室長などを経て現職。『逸脱症例から学ぶ がん薬物療法』(じほう)、『「抗がん剤は効かない」の罪』(毎日新聞出版)など著書多数。

大須賀覚(おおすか・さとる)
がんの研究者。アラバマ大学バーミンガム校(UAB)脳神経外科助教授。筑波大学医学専門学群卒業後、日本で脳神経外科医として脳腫瘍患者の治療に従事した後、基礎研究者へと転身。現在は脳腫瘍を治療する新薬開発に従事。日本での詐欺的がん治療の拡大を危惧し、がん患者を守ろうと、ブログ、Twitterなど各種メディアで情報発信を行っている。

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