グロービスMBA事業戦略

グロービスMBA事業戦略
書籍情報
- 相葉宏二/グロービス経営大学院:著
 - 定価:3080円(本体2800円+税10%)
 - 発行年月:2013年01月
 - 判型/造本:A5上製
 - 頁数:244
 - ISBN:978-4-478-02338-9
 
内容紹介
いまなお教科書として売れ続けているロングセラー、『MBA経営戦略』を大幅加筆、『MBA事業戦略』『MBA企業戦略』としてリニューアル。ブルーオーシャン、ロングテール、シェア、フリー等、グローバル時代、ネットワーク時代の重要項目を大幅加筆。この1冊で事業戦略が網羅できる、混迷の時代の「戦略の教科書」
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目次
まえがき
第Ⅰ部 基本編
第1章 経営戦略の基本
 1 戦略の上位概念
   経営理念、ミッション、ビジョン
 
 2 戦略の本質
   事業の定義と基本方針
   戦略の必要性
   戦略の階層
   資源をベースとする戦略論
 
 3 戦略策定のプロセス
   戦略策定に関する2つの誤解
   戦略策定のステップ 
   戦略策定から意思決定へ
   戦略転換のタイミング
 
 
第2章 競争の経済性を理解する
 1 経済性とコスト・ビヘイビア
   戦略におけるゲームのルール
   規模の効果
   歩留まりの効果
   稼働率の効果
 
 2 その他のコスト優位性をもたらすもの
   経験効果
   範囲の経済性
   ネットワーク効果
   顧客内シェアの経済性
   経済性はゲームのルールの中心
 
 
第Ⅱ部 理論編
第3章 マイケル・ポーターの戦略理論
 1 マイケル・ポーターのポジショニング理論
   5つの力
   3つの基本戦略
   戦略グループと移動障壁
   バリューチェーン
 
 2 業界構造とポジショニングの効果
 
 3 ポーター理論の評価
   実践面での問題点
   「3つの基本戦略」への批判
 
 4 ポーター戦略論のその後
 
 
第4章 伝統的な戦略理論
 1 アドバンテージ・マトリックス
   競争変数の多寡と優位性構築の可能性
   アドバンテージ・マトリックスから見た業界構造の変化
   アドバンテージ・マトリックスの戦略的示唆
 
 2 戦略的セグメンテーション
   マーケット・セグメンテーションとの違い
   戦略的セグメンテーションの要素
   戦略的セグメンテーションの進め方
   戦略的セグメンテーションの評価
 
 3 ブルー・オーシャン戦略
   ブルー・オーシャン戦略の概要
   ブルー・オーシャン戦略の有効性
 
 4 状況に対応する戦略パターン
   競争上の地位と戦略パターン
 
 5 マーケット・ライフサイクルと戦略
   マーケット・ライフサイクルの4分類
   マーケット・ライフサイクルの示唆と教訓
   キャズムを乗り越えるための戦略
 
 6 破壊的イノベーションの理論
   持続的技術と破壊的技術
   破壊的技術変化の軌跡
   新事業を育てるバリュー・ネットワーク
   成功の復讐
   ジレンマを乗り越える
 
 7 競争優位の持続性と戦略の狙い
   競争優位の持続性
   競争優位構築の狙い
   戦略的狙いの多様性
 
 8 伝統的な戦略理論のまとめ
   概観と特徴
   伝統的な戦略理論の前提
 
 
第5章 グローバル・ネットワーク時代の経営環境
 1 グローバル化に関する基本認識
   世界の現実は「セミ・グローバリゼーション」
   セミ・グローバリゼーション下の戦略
   グローバル化のレベルを測るCAGEモデル
   グローバル化のメリットの測定
   グローバル化の3つの戦略
   グローバル化を戦略の基盤にする
 
 2 ネットワーク社会化と法制度的・政治的な変化
   競争のルールに関する論点
   特許・著作権などをめぐる論点
   国家利益にかかわる論点
 
 
第6章 グローバル・ネットワーク時代の戦略理論
 1 デコンストラクションとトールゲート・モデル
   バリューチェーンの変化とビジネスモデルの変革
   デコンストラクションが起きる背景
   デコンストラクションの4パターン
   トールゲート・モデル
   戦略理論におけるデコンストラクションとトールゲート・モデル
 
 2 プラットフォーム戦略
   プラットフォームとネットワーク効果
   プラットフォームでの競争上の論点
 
 3 ロングテール
   潜在需要を顕在化する世界
   ニッチが伸びて経済構造が変わる
 
 4 フリー
   フリーの4つのパターン
   ペニー・ギャップ
   フリーとの戦い
   フリーの世界での戦い方
   フリーによる破壊
   フリーの世界で収益を上げる方法
   フリーへの疑念
 
 5 シェア
   シェア文化の登場
   コラボ消費の3つのモデル
   コラボ消費の成功4原則
 
 6 グローバル・ネットワーク時代の今後
 
 
 
あとがき
参考文献
索引
著・監修
 相葉宏二(あいば・こうじ)
 1954年神戸市生まれ。61-64年シンガポール在住。76年東大法学部卒。82年ハーバードMBA。太陽神戸銀行(現三井住友銀行)を経て、82年にボストン・コンサルティング・グループ(BCG)入社。東京およびドイツ(89-90年)にて日米欧の大企業を中心にコンサルティングを行う。91年より本社パートナー。大阪国際大学(94年)を経て、2002年より早稲田大学ビジネススクール(WBS)教授(現職)。
 著書に『MBA経営戦略』(グロービス編、ダイヤモンド社)、『日本企業変革の手法』、『ヴァリューポートフォリオ戦略』(以上プレジデント社)など多数(中国語、韓国語訳もあり)。
 株式会社アプリックス 社外監査役(06年3月-07年3月)、株式会社西友社外取締役・監査委員会委員長(07年3月-08年3月。ウォルマートによるTOBにおいて特別委員会の取りまとめ役を務める)。株式会社ドリーム・インキュベータ 社外監査役(07年6月-11年6月)、社外取締役(11年6月-現職)。日本CFO協会理事(2000年10月-現職)。
 
 
 
企画
 嶋田 毅(しまだ・つよし)
 グロービス出版局長兼編集長、GLOBIS.JP編集顧問。グロービス経営大学院にて教鞭もとる。著書に『ビジネス仮説力の磨き方』『グロービスMBAビジネス・ライティング』(以上ダイヤモンド社)、『[実況]ロジカルシンキング教室』『[実況]アカウンティング教室』(以上PHP研究所)、『利益思考』(東洋経済新報社)など。
 
 
 
編
 グロービス経営大学院
  社会に創造と変革をもたらすビジネスリーダーを育成するとともに、グロービスの各活動を通じて蓄積した知見に基づいた、実践的な経営ノウハウの研究・開発・発信を行っている。
  グロービスには以下の事業がある。(http://www.globis.co.jp/)
  ◦グロービス経営大学院(経営大学院/東京・大阪・名古屋・仙台・福岡)
  ●グロービス・コーポレート・エデュケーション(法人向け人材育成事業/日本・上海・シンガポール)
  ●グロービス・キャピタル・パートナーズ(ベンチャーキャピタル事業)
  ●グロービス出版(出版事業)
  ●オンライン経営情報誌「GLOBIS.JP」(経営情報サイト運営事業)
  ●コンファレンス運営
 
