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果糖中毒

19億人が太り過ぎの世界はどのように生まれたのか?

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  • 電子版

果糖中毒

19億人が太り過ぎの世界はどのように生まれたのか?

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • ロバート・H・ラスティグ 著/中里 京子 訳
  • 定価:本体2,400円+税
  • 発行年月:2018年09月
  • 判型/造本:46並製
  • 頁数:512
  • ISBN:978-4-478-06974-5

内容紹介

低炭水化物ダイエットは正解か? 脳が砂糖をやたら欲しがるのはなぜか? 食べた分だけ動けば確実にやせるのか? カロリーを減らせば体重は減るのか? アメリカの一流医科大学院教授が229の医学論文から導きだした「食事」の結論とは。あなたは「誰か」に太らされている!

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに なぜ人類は突然太りだしたのか

身近にある「毒」のせいで肥満が激増中
100%研究と事実に基づいた「肥満の科学」
本人の意思が弱いから太るのではない!
医学論文に基づいて「太るメカニズム」を徹底分析

第Ⅰ部 「肥満は自己責任」のウソ

第1章 19億人が「太り過ぎ」の時代

フルーツは健康にいいが、ジュースは?
死因の40%が糖尿病
低所得の国でも肥満が急拡大
肥満の原因がわかれば健康な体を取り戻せる
あなたを「ダークサイド」に押しやるのは誰?
内臓脂肪なら簡単に減らせる

第2章 カロリーを減らしても脂肪は減らない

肥満大流行はこの30年で起こった
「食べたカロリーだけ動かないと太る」は間違い
肥満大流行を起こした7人の犯人
食べる量を減らすとエネルギーが燃えにくくなる
同じ炭水化物でも「果糖」は必ず脂質になる
果糖の量がこの100年で6倍に激増

第3章 あなたは「誰か」に太らされている

肥満が自己責任ではない6つの理由
自己責任でないなら、誰のせい?

第Ⅱ部 脳があなたを太らせる

第4章 エネルギーを体に貯めさせる元凶ホルモン

食べ過ぎるのはあなたの意思のせいではない
「体のしくみ」を知らないと行動は変えられない
脂肪を貯め込む元凶ホルモン
ホルモンを管理する脳のしくみ
体は貯めた脂肪を簡単には手放さない
あなたの食欲は神経に支配されている
3000万ドルが露と消えた幻の肥満特効薬
食欲を正常化する脳のサインとは
肥満大流行の鍵は「満腹信号」にあった
1日500キロカロリーでも体重が増える子ども
脳の一部が傷つくと体はエネルギーを貯め続ける
エネルギーを使うか貯めるか、決めるのは誰?
余分な「貯蔵ホルモン」が脂肪をぶくぶく貯める
「満腹信号」の邪魔をする悪物
 進化論で推測 「プチ絶食」は逆に太る
余分な「貯蔵ホルモン」の出所をつきとめる

第5章 糖分が脳に快楽を与える

なぜ世界中の人がファストフードに夢中になるのか
食べることは脳にとって「快楽」
脳がきちんと働いていれば太らずにすむ
食べ物と薬物に共通する3つの依存症プロセス
「満腹信号」の効きが悪いとドーパミンが止まらない
「貯蔵ホルモン」の効きが悪いと食欲を抑えられない
7つの基準のうち3つを満たせば「依存症」
ファストフードとアルコールは依存しやすさがそっくり
ファストフードには一応「栄養」が4つある
 進化論で推測 甘さは「安全な食べ物」のサイン
糖分は短時間だけ脳を幸せにする
ファストフード依存は認められつつある

第6章 ストレスを受けると太るメカニズム

ストレスを受けると体は甘い物が欲しくなる
内臓脂肪をピンポイントで増やす「ストレスホルモン」
子ども時代のストレスは肥満リスクを上げる
子どもが泣きじゃくると母親はアイスを食べたがる
睡眠時間が短い人は太りやすい
ストレスが貯まっているサルは依存症になりやすい
「ストレスホルモン」の出すぎはメタボ症候群のサイン
 進化論で推測 なぜストレスで内臓脂肪が増えるのか
減量の努力を台なしにする3つの「悪」

第Ⅲ部 細胞があなたを太らせる

第7章 細胞が脂肪で満たされるしくみ

脂肪細胞をからっぽにすることはできるのか
脂肪細胞の数は2歳までに決まる
妊娠中に何を食べるかで、子どもの太りやすさが変わる
脂肪細胞の数を決める4つの要因
「貯蔵ホルモン」の出すぎを止めるには
「貯蔵ホルモン」が増える3つの原因
減量がむずかしいのは「貯蔵ホルモン」のせい

第8章 皮下脂肪は「長生きの素」、内臓脂肪は「死の脂肪」

ラテン系の母親は子どもがやせていると嘆く
アジア人はほかの人種よりBMI基準が厳しい
体重の構成要素は4つ、害があるのは1つだけ
脂肪が少なすぎる人は寿命が短い
体重の6%しかない内臓脂肪があなたを殺す
最も重要な健康情報は「胴回り」
「皮膚の黒ずみ」は「貯蔵ホルモン」が出すぎているサイン
皮下脂肪をダイエットで落とすと筋肉も減る
太るパターンは3つ、解決策も3つ

第9章 メタボ症候群があなたを殺すまで

大事な前提 ── 太っているほど早く死ぬ
メタボ症候群は怖い病気の「詰め合わせ」
人種によってかかる確率が7倍も違う
メタボ症候群が引き起こす10のリスク
あなたがメタボ症候群になる2つのプロセス
4つの食材がメタボ症候群を引き起こす
薬で予防できないのか?

第Ⅳ部 社会があなたを太らせる

第10章 「脂肪悪玉説」が脂肪を増やす

13歳の少女が3カ月で9キロやせたダイエット法
低炭水化物ダイエットは本当に安全なのか?
ヴィーガン食事法は本当にヘルシーなのか?
脂質と炭水化物の組み合わせは想定されていない
17世紀までメタボ症候群が見られなかった理由
果糖は70年代から問題視されていた
「脂肪悪玉説」が抱える4つの問題
脂肪悪玉説は「非」研究者によって広められた
飽和脂肪酸は犯人ではない!
「脂肪を減らせだって? なら糖分を増やすか」
結論 ── 低炭水化物ダイエットはメタボにも減量にもよい

第11章 安くてうまい「果糖」という毒

成功するダイエットに共通しているたった1つのこと
世界の砂糖消費量は50年で3倍に
「天然由来だからヘルシー」は真っ赤なウソ
ブドウ糖、エタノール、果糖。いちばん体に悪いのは?
ブドウ糖が体に入ったときの5つのプロセス
エタノールが体に入ったときの6つのプロセス
果糖が体に入ったときの11のプロセス
アルコールも果糖も「同罪」
世界の5.6%が糖尿病にかかっている
糖分はカロリーより危険な「猛毒」
果糖が依存性を引き起こす3つのメカニズム
 進化論で推測 糖分のドカ食いは越冬のため?

第12章 果糖中毒の解毒剤1「食物繊維」

食物繊維の役割は「便秘改善」どころじゃない!
一度取り除いた食物繊維は二度ともとに戻せない
穀物を「丸ごと」とれば、血糖値は穏やかに上がる
ジュースにすると食物繊維が台なしになる
食物繊維が肥満をおさえる5つの特性
サプリメントでとっても意味がない
代謝によし、糖尿病予防によし、腸によしの食物繊維

第13章 果糖中毒の解毒剤2「1日15分の運動」

運動は「自分にしてあげられる最高のプレゼント」
「食べた以上に動けばやせる」はウソ
なぜアスリートはすぐ体重を戻せるのか?
エネルギーを燃やす3つの方法
1日たった15分の運動が寿命を3年延ばす
運動をすると健康にいい3つの理由
有酸素と筋トレに効果の差はあるか?
運動とダイエットは「同時に」する
運動の「利益率」は64000%

第14章 サプリメントは気休め薬

糖分のドカ食いは肝硬変を引き起こす
メタボ症候群に効く「魔法のサプリメント」はあるのか
老いを防ぐ抗酸化物質はまだ見つかっていない
ビタミンDは特効薬の可能性が残っている
内臓脂肪を減らすかもしれない夢のサプリメント候補
鉄分など一部のサプリメントをとると寿命が縮む
サプリメントがメタボ症候群に効かない5つの仮説

第15章 「太らせ因子」に触れると脂肪細胞が増える

「肥満の感染源」は何なのか?
子どもに脂肪がつくと思春期が始まる
脂肪が多い人は女性ホルモンも多い
脂肪細胞を増やす5つの「太らせ因子」
脂肪細胞を乗っ取って分裂させる恐怖のウイルス
法律で禁止しないと「太らせ因子」はなくならない

第16章 食品業界が「毒」を使いたがる理由

糖分を加えた分だけ、加工食品の売上は上がる
アメリカが異性化糖まみれになった5つの歴史
食品業界が糖分を使いたがる4つの理由
食品業界が自衛に使う4つの反論
アメリカの学校で食品業界が大量の宣伝をしている理由
「自然由来」だろうがショ糖は体に悪い
食品業界のビジネスモデルはタバコ業界と同じ

第Ⅴ部 「果糖中毒」から更生する最強プログラム

第17章 「果糖中毒」更生プログラム1 毒を締め出す316の食品リスト

「環境」を変えればやせる。でも、どうやって?
過去に大流行した8つのダイエットを検証する
遺伝子によって有効なダイエット法は違う
成功するダイエットの共通点は「低糖分」「高食物繊維」
人工甘味料のおかげで体重が減った研究は1つもない
人工甘味料が危険な5つの理由
果糖から身を守る! スーパーに行くときの5つのルール
糖分を減らすならまず「甘い飲み物」をなくせ
「隠された糖」を見抜く2つのケース
「低糖分」「高食物繊維」食を実現する316の食品リスト
自炊しなくてもできるテイクアウトの4つのルール
外食で食欲をコントロールする4つのルール
健康になりたいなら「本物の食べ物」を食べよう

第18章 「果糖中毒」更生プログラム2 ホルモンを正常化する4つの習慣

「行動」ではなく「ホルモン環境」を変える
ホルモンを無視してドーナッツを我慢することは不可能
たった30年でホルモンがうまく機能しなくなった
ホルモンの機能不全を治す4つの行動
忙しくても加工食品に頼らずにすむコツ
肥満の人の70%はホルモンで改善できる

第19章 「果糖中毒」更生プログラム3 最後の手段、医療手術

ホルモン環境を変えても改善が見られないときは
メタボ症候群のリスクを予測する5つの手段
肥満治療薬が認可されにくい理由とは?
どんな肥満治療薬も、一部の人にしか効かない
肥満手術の効果はまだわかっていない
胃を小さくしたところで人の行動は変わらない
減量効果がある手術ほどリスクがある
肥満している思春期の子どもは手術すべき?
手術は最後の手段。最初から飛びついてはダメ

おわりに 肥満で儲けている企業と戦う方法

食品業界も政府もあてにならない。ではどうする?
声を上げれば、ルールが変わる

用語集

訳者あとがき

原注

索引





著者

ロバート・H・ラスティグ(Robert H. Lustig)
1957年ニューヨーク生まれ。カリフォルニア大学サンフランシスコ校医科大学院小児科教授。マサチューセッツ工科大学卒業後、コーネル大学医学部で医学士号を取得。2013年にはカリフォルニア大学ヘイスティングス・ロースクールで法律学修士号(MSL)も取得。小児内分泌学会肥満対策委員会議長や内分泌学会肥満対策委員会委員などを歴任。「果糖はアルコールに匹敵する毒性がある」と指摘した講義のYouTube動画「Sugar: The Bitter Truth(砂糖の苦い真実)」は777万回以上視聴されるほど大きな話題になった。


訳者

中里京子(なかざと・きょうこ)
翻訳家。訳書に『依存症ビジネス』(ダイヤモンド社)、『ハチはなぜ大量死したのか』(文藝春秋)、『不死細胞ヒーラ』(講談社)、『ファルマゲドン』(みすず書房)、『チャップリン自伝』(新潮社)ほか。

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