amazon 世界最先端の戦略がわかる

amazon 世界最先端の戦略がわかる
書籍情報
- 成毛眞 著
 - 定価:1870円(本体1700円+税10%)
 - 発行年月:2018年08月
 - 判型/造本:46並製
 - 頁数:376
 - ISBN:978-4-478-10505-4
 
内容紹介
「赤字でも株価が下がらない仕組み」「驚異的なアマゾンのキャッシュフローはどうやって可能にしているのか」「採算を度外視してまでもサービス過多なのは、ライフスタイルに入り込みたいから」「アマゾンの真の凄さはテクノロジー」など、元マイクロソフト社長が最新の経営とは何かを説明します。
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目次
はじめに
amazon prologue アマゾンがなかったら生活できないかも
 アマゾンがなかったら生活できないかも
 アマゾンが秘密主義なのはなぜなのか
 アマゾンを理解することは、未来の経営学を知ることと同じ
 地球全部の経済活動に影響しているアマゾン
 ネットの可能性を見誤った会社が倒産している
 アマゾンは、何がすごいのか
 ビッグ5の中でもとびぬけた成長性
 経済を左右すると恐れられているアマゾン
 
  NARUKE'S EYE アマゾンをこう見る01 アマゾンの事業の手の広げ方や切り替えは、本当は大企業だとできない
 
 
amazon chapter #01 「品揃えが大量で、安い」を実現する仕組みとは
 圧倒的な商品数と安い値段がどうして可能になるのか
 あらゆる商品が扱える「マーケットプレイス」という仕組み
 マーケットプレイスを利用したくなるのは「FBA」のおかげ
 アマゾンならではのサービス「物流」は出品者にも魅力
 中小企業にとっては、FBAは海外展開の足掛かりにもなる
 楽天で売る商品もアマゾンから出荷してくれる仕組みがある
 広告もあるので、アマゾン出品だけで売り場が完結する
 価格が安くできるのは膨大な売れ筋データを持つから
 スタートアップを最初に取り込めると大きい
 他が絶対に勝てない理由は、サービス特典の「次元の違う娯楽力」
 ウォルマートの顧客を、プライムのサービス力で取り込む
 顧客が何を欲しいか「予測して出荷する」特許技術
 アマゾンと楽天のビジネスモデルの違い
 倉庫と在庫を持つことは、事業を大きくするのに欠かせない
 「物流」はサービスである
 「低関与商品」市場はこれからますます広がる ── アマゾンダッシュボタン
 IoT家電の囲い込みはすでに行われている
 もうアマゾンには、絶対に勝てないのだろうか?
 
 
amazon chapter #02 キャッシュがあるから失敗できる
 赤字でも株価が下がらない仕組み
 驚異的なアマゾンのキャッシュフロー
 CCCがマイナスという魔法から資金が生まれる
 アマゾンは、商品が発売される30日前にすでにお金が手元に入っている
 CCCをどうやってマイナスにしているか
 アマゾンの最安値仕入れのカラクリ
 売上規模のまとめ
 アマゾンの初期の株価はずっと低かった
 
  NARUKE'S EYE アマゾンをこう見る02 ローマ帝国と江戸時代に似ているアマゾン
 
 どんなに苦境でも、利益はすべて新規の投資にまわす
 
  NARUKE'S EYE アマゾンをこう見る03 「キャッシュフロー経営」という言葉は、たぶんベゾスの言い訳
 
 
amazon chapter #03 アマゾンで一番利益をあげているAWS
 アマゾンのほとんどの儲けをたたき出す、知られざる巨大ビジネス
 なぜ、AWSが大手IT会社より選ばれるのか
 AWSの顧客はCIA
 AWSの営業利益が、別部門のための投資資金になる
 自社のために開発したシステムを売り物にするのが定石
 大きくなりすぎると成長率がとまる理由
 アマゾンお得意のスケールメリット ── 世界中に設置されるデータセンター
 
  NARUKE'S EYE アマゾンをこう見る04 世界中で増え続けるデータセンターと仮想通貨の関係
 
 AWSも「お客様のために」の安値で覇権を握る
 自前の海底ケーブルを持つ
 
 
amazon chapter #04 アマゾンの「プライム会員」とは何なのか
 「アマゾンプライム」の会員数はもはや国家のスケール
 年会費は安くして、あとから上げる
 サービス過多なのは、ライフスタイルに入り込みたいから
 
 
amazon chapter #05 アマゾンからM&Aを知る
 M&Aのメリットをおさらいしよう
 テクノロジーと実店舗を融合させる壮大な実験が始まる
 身売りする予定のない企業も買収する
 キャッシュさえあれば、業績好調の競合もM&Aできる
 日本でのM&Aの可能性
 
  NARUKE'S EYE アマゾンをこう見る05 アマゾンがやっていることは、1980年代の日本の大企業とじつは同じ
 
 
amazon chapter #06 巨大な倉庫と配送力で物流を制す
 巨大な倉庫と配送力で物流を制す
 海上輸送に乗り出し、輸出の仲介業者を中抜き
 ラストワンマイルを制するものは、物流も制する
 物流業者とはこうつきあう
 いよいよ自社以外の配送業に乗り出した ── SWA
 なぜ日本では自前の物流を持たないのか
 注文から1時間で商品を届ける仕組みとは
 物流倉庫内のプラットフォーマーでもある
 
 
amazon chapter #07 プラットフォームの主になるには
 業界で打って出るにはプラットフォーマーになることがなにより第一
 「卸の中抜き」は安値の基本 ── 出版業界
 スーパーの脅威になる「アマゾンフレッシュ」
 アマゾンフレッシュはネットとリアルを行き来する
 「アマゾンペイ」で決済ジャンルの覇者に
 テクノロジーを組み合わせて新しいサービスを生み出す
 ハイブランドも続々参入させるBtoC アマゾンファッション
 アマゾンファッション成長の理由は「物流」
 アマゾンは「ゾゾタウン」を猛追している
 新しい融資の形を作る ── アマゾンレンディング
 アマゾンは銀行を始めるかもしれない
 クレジットカードへの参入は金融の基本
 「企業向け商品」は成長市場
 少し試して、別のサービスの踏み台にする
 世界が悩む、アマゾンへの課税問題
 
 
amazon chapter #08 アマゾンを底ざさえするのがテクノロジー
 アマゾンゴーの真のすごさはテクノロジー
 テクノロジーを売るためのアマゾンゴー
 アマゾンゴーは物流のシェアリングエコノミーを生む
 アマゾンエコーの真の意味 ── 家電業界を変えてシェアをとる
 アレクサを市場で開放し、対応商品を増やす
 テクノロジー面でもファッション業界を根幹から変える可能性
 ファストファッションのシェアもテクノロジーで根こそぎ奪う
 アマゾンの未来構想を知れば世界の未来がわかる
 ドローン専用の基地は空に作る
 なぜ、AIが未来を作るのか
 注目するのは自動運転
 顔認証機能でもとびぬける
 翻訳システムは、まず自社用に開発
 AI人材の争奪が行われている
 
 
amazon chapter #09 アマゾンという組織
 協調は必要とせず、個のアイデアが優先される組織であれ
 失敗を繰り返してヒットを作るという経営方針
 アマゾンが巨大帝国になるまで
 
 
おわりに
参考文献
著者
 成毛眞(なるけ・まこと)
 1955年北海道生まれ。元マイクロソフト代表取締役社長。
 中央大学商学部卒業。自動車部品メーカー、株式会社アスキーなどを経て、1986年マイクロソフト株式会社入社。1991年、同社代表取締役社長に就任。2000年に退社後、投資コンサルティング会社「インスパイア」を設立。元スルガ銀行社外取締役。現在は、書評サイト「HONZ」代表も務める。『本棚にもルールがある』(ダイヤモンド社)、『インプットした情報を「お金」に変える 黄金のアウトプット術』(ポプラ新書)、『AI時代の子育て戦略』(SB新書)など著書多数。
 
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