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企業価値経営

コーポレート・ファイナンスの4つの原則

  • 紙版

企業価値経営

コーポレート・ファイナンスの4つの原則

書籍情報

  • 紙版
  • マッキンゼー・アンド・カンパニー/ティム・コラー/リチャード・ドッブス/ビル・ヒューイット:著 本田桂子/鈴木一功:訳
  • 定価:2640円(本体2400円+税10%)
  • 発行年月:2012年08月
  • 判型/造本:A5上製
  • 頁数:264
  • ISBN:978-4-478-01798-2

内容紹介

いまや経営に欠かせない企業価値評価。DCF法と呼ばれるその手法は広く、ファイナンス専門家の知るところとなった。ただ専門知識を要する企業価値評価は、経営に携わる人が理解するのが困難である。本書は、このような読者に向け、経営の視点から企業価値評価の考え方を解説する。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

日本語版への序文

第1部 4つの原則  The Four Cornerstones

第1章 なぜ、企業価値を評価するのか  Why Value Value?

4つの原則
価値を評価しないとどうなるか
価値評価のメリット
経営者にとっての課題

第2章 価値の根源の原則  The Core of Value

成長率、ROIC、キャッシュフローの関係
現実世界における実証
経営に対する示唆

第3章 価値不変の原則  The Conservation of Value

価値不変の本質
経営に対する示唆

第4章 期待との際限なき闘い  The Expectations Treadmill

株主に対するリターンと背景にある価値
期待を理解する
経営に対する示唆

第5章 ベスト・オーナーの原則  The Best Owner

ベスト・オーナーに求められる要件
ベスト・オーナーのライフサイクル
経営に対する示唆

第2部 株式市場

第6章 株式市場とは何か  Who Is the Stock Market?

市場モデル
従来の概念
投資家を適切に分類・理解する
本来価値への投資家が企業価値評価の水準を決定する

第7章 株式市場と実体経済  The Stock Market and the Real Economy

過去100年における株主リターン
1960〜2009年における株式市場のさまざまな時代
1年ごとの市場の動きをモデル化する
株式市場を理解する

第8章 株式市場のバブル  Stock Market Bubbles

なぜバブルは起きるのか
市場全体のバブル
業種バブルと企業バブル
金融危機
バブルは長期的な価値創造の重要性を示す

第9章 収益調整  Earnings Management

コンセンサス収益予想は気にすることはない
収益の変動は不可避である
会計上の処理では本質的な価値は変わらない

第3部 価値創造を管理する  Managing Value Creation

第10章 ROIC  Return on Capital

何がROICを左右するのか
ROICの持続可能性
ROICのトレンド
ROICは依然として重要である

第11章 成長  Growth

成長のタイプによって価値創造は異なる
成長を持続させることは困難である
成長するためには継続的に新市場を求める必要がある

第12章 事業ポートフォリオ  The Business Portfolio

ベスト・オーナーがもたらす企業の付加価値
事業ポートフォリオのたゆまぬ再構築
事業ポートフォリオへの追加
事業ポートフォリオの多角化
規模

第13章 M&Aによる価値創造  Mergers and Acquisitions

価値創造を算定する
実証結果
M&Aによる価値創造のタイプ
より高度な買収戦略
会計上の数値ではなく価値創造に注目せよ

第14章 リスク  Risk

リスクは企業と投資家に異なる影響を及ぼす
リスクを測定する
とるべきリスクも存在する
金融市場は経済リスクの減少にはさほど役に立たない
リスクをどのくらい受け入れるか
リスク文化

第15章 有利子負債・資本構成  Capital Structure

有利子負債と株主資本の組み合せ
複雑な資本構成と金融工学
配当と自社株買い

第16章 IR活動  Investor Communications

IR活動の目的
本来価値と市場価値
どの投資家が重要か
本来価値への投資家とのコミュニケーション
損益予想(ガイダンス)
投資家の声を聞く

第17章 価値創造経営  Managing for Value

価値創造のための組織づくり
業績評価
報酬
戦略立案と予算策定
取締役会


参考資料A 価値の計算式

参考資料B 利益マルチプルの利用

共訳者あとがき





著者

マッキンゼー・アンド・カンパニー(McKinsey & Company, Inc.)
世界のリーディングカンパニーをクライアントとして、本質的かつ永続的な企業価値創造の支援を目指す、経営コンサルティング会社。70年間一貫して、クライアントのシニアマネジメントが直面する本質的な課題に対し、最も信頼される外部アドバイザーとして支援することを目指してきた。40数カ国に80超の支社を有し、戦略・組織・財務面のアドバイスを提供している。

ティム・コラー(Tim Koller)
マッキンゼー社パートナー(ニューヨーク支社)。コーポレート・パフォーマンス・センターのリーダーであり、グローバルのコーポレート・ファイナンス研究グループのリーダーのひとり。また、企業価値評価と資本市場に関する調査研究活動を率いている。シカゴ大学ビジネススクール修士課程修了(MBA)、スターン・スチュアート社およびモービル社を経てマッキンゼー入社。本書の姉妹本『企業価値評価 第5版』の共著者のひとり。

リチャード・ドッブス(Richard Dobbs)
マッキンゼー社ディレクター(シニアパートナー、ソウル支社)。コーポレート・ファイナンスグループのR&Dリーダーを経て、マッキンゼー・グローバル・インスティトュート(MGI)のディレクター。オックスフォード大学卒、オックスフォード・サイードビジネススクール准研究員、スタンフォード大学ビジネススクール経営学修士課程修了(MBA)。

ビル・ヒューイット(Bill Huyett)
マッキンゼー社ディレクター(シニアパートナー、ボストン支社)。戦略、コーポレート・ファイナンス、ヘルスケアのリーダーのひとり。家電業界のライン業務のマネジメントを経てマッキンゼー入社。バージニア大学にて電子工学とコンピュータ・サイエンスを修め、同大学でMBA取得。


訳者

本田桂子
Keiko Honda
マッキンゼー社ディレクター(シニアパートナー)。お茶の水女子大学卒業。ペンシルベニア大学ウォートンスクール(経営学大学院)修士課程修了(MBA)。ベイン・アンド・カンパニー、リーマン・ブラザーズを経てマッキンゼー入社。金融機関、プライベート・エクイティ等へのコンサルティングに従事。2002年度は一橋大学大学院国際企業戦略研究科金融戦略コースの客員助教授を、2002〜04年度は中央大学アカウンティングスクール(会計大学院)の非常勤講師をつとめた。共著・共訳書に『マッキンゼー事業再生』(ダイヤモンド社)、『企業価値評価-バリュエーション』第3版・第4版・第5版(ダイヤモンド社)、『マッキンゼー合従連衡戦略』(東洋経済新報社)などがある。

鈴木一功
Kazunori Suzuki
早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授。1961年、熊本市生まれ。1986年東京大学法学部卒業後、富士銀行入社。INSEAD(欧州経営大学院)MBA(経営学修士)、ロンドン大学(London Business School)金融経済学博士(Ph.D. in Finance)。富士銀行にてデリバティブズ業務、M&A部門(現みずほ証券)にて企業価値評価担当のチーフアナリスト。2001年4月から2012年3月まで中央大学専門職大学院国際会計研究科教授。2012年4月より現職。証券アナリストジャーナル編集委員、みずほ銀行A・L・Cアドバイザリー部外部アドバイザー。主な著書として『企業価値評価(実践編)』(ダイヤモンド社)がある。


翻訳協力

田坂弘樹
Hiroki Tasaka
明治学院大学卒業。英国ランカスター大学大学院国際関係論修士課程修了(MA)。みずほ銀行A・L・Cアドバイザリー部にてプライベート・エクイティ・ファンド投資業務に従事。現在国内営業店にてコーポレート・ファイナンスに従事。

先山賢一
Kenichi Sakiyama
神戸市外国語大学卒業。南洋工科大学(シンガポール)大学院経営学修士課程修了(MBA)。第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行後、国内2支店を経て、2000年よりみずほ証券およびみずほ銀行A・L・Cアドバイザリー部(現職)にてM&Aアドバイザリー業務に従事。

小倉千幸
Chisachi Ogura
立命館大学法学部卒業。中央大学専門職大学院国際会計研究科修了(ファイナンス修士(専門職))。野村證券入社後、財務アドバイザリー業務、引受業務、M&A業務等を経て現在再生アドバイザリー業務に従事。

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