人生とは長い時間をかけて自分を愛する旅である
こころの資本の経済学

人生とは長い時間をかけて自分を愛する旅である
こころの資本の経済学
書籍情報
- 樋口 耕太郎 著
- 定価:2420円(本体2200円+税10%)
- 発行年月:2025年09月 [予約受付中]
- 判型/造本:A5並
- 頁数:440
- ISBN:9784478119891
内容紹介
沖縄でひっそり開催されていたとある講義。経営者やジャーナリスト、学者、キーパーソンが夜な夜な通っては「愛」と「経済」について学んだという伝説の講義がついに一冊に。「愛」を軸に、生きることや経済、社会の仕組みを問い直す衝撃作
目次・著者紹介詳細を見る▼
目次
第1面 愛の経営
1 ルービックキューブ
ウォール街
日本へ
そして、沖縄
2 人の関心に関心を注ぐ
開かない窓
上司と部下を逆転
聴くということ
人の関心に関心を注ぐ
経営というすばらしき仕事
3 嘘に向き合う
嘘のコスト
無意識は知っている
大切なものは目に見えない
私に嘘をつかないで
開示できないものには嘘がある
4 愛を目的に
利益を手放す!
人事考課の目的は愛である
5 サンマリーナホテル再生
黒字化
社長解任
喪失
第2面 マトリックス
1 コントロール
仮想現実
経済は欠乏感で成長する
需要をつくり出せば10倍売れる
依存症ビジネスで100倍儲ける
経済は不幸によって維持されている
2 利子という猛獣
返済できない負債
ボトルの中のウイルス
利子はあらゆるところに
0・001% 対 99・999%
3 株式上場の真実
世界一の投資家
株式とは企業から利益を抜き取る権利である
キャピタルゲインの真実
バケツの穴
株式は負債である
無理ゲー
勝者不在
4 こころの資本
あだ花
お返しはいらない:こころの資本家
「こころの資本」の経済合理性
世界は心の中にある
第3面 自分を愛する旅
1 愛との出会い
人生を変えた3時間
すべてを失う
2 「幸せ」の正体
愛に生きることにした
私たちは何を追いかけているのか
痛み止め
無価値の苦しみ
人生の猛毒
孤独は幻想である
自分とつながる
3 自分を愛するって何だ?
幸せとは格好悪い自分を愛すること
利己主義と自分を愛することは正反対
自分を愛する人が他人を愛することができる
自分を愛することと他人を愛することは同じ
4 自分の中の愛に出会う
自分を愛せない
探すのをやめたとき愛は見つかる
第4面 愛の経済学
1 お金という劇薬
お金で幸せが買えない理由
お金は痛み止め
2 問題解決が一番大切なことじゃない
自分の「一番」
招かれざる客
コソ泥と坂本先生
夫婦喧嘩を大切に
リゾートスパ
経済を忘れた道徳は寝言である
3 経済とは贈与である
経済は贈与から始まった
負債とお金の誕生
経営の本質は贈与である
二宮金次郎の愛の経済
人の関心への関心から価値が生まれる
贈与は循環する
イエスマン
地獄と極楽の話
ハタラク
第5面 すべては自分から始まる
1 ブラック・スワン
黒い白鳥
日本から追放された男
危険な道
ベラボーなものを作る
貧しい人々から経済学を学ぶ
一人で行動する以外にない
2 変えることをやめたときに社会は変わる
なぜ、人と社会は変わらないのか
怖れの上乗せ
アメで動機づける?
教えることは不可能である
心の振動
3 キャンドルサービス
つながりという生命
ペイ・フォワード
スタンレー・ミルグラムの6次理論
3次の影響力
4 ティッピング・ポイント
社会は複利で変化する
ある日突然
はじめの55分
オウムの恩返し
第6面 いま、愛なら何をするだろうか?
1 ロープを手放す
ロープにしがみつく人の話
地上に立っている
愛は自分の中にある
2 小指を離す:自分(だと思っているもの)
あなたは誰?
自分という思い込みがつくられるとき
優しい牢獄
算数ができない?
ポスト・イット
3 薬指を離す:愛(だと思っているもの)
飼い慣らされたオットセイ
明らかに観る
ヤクーバとライオン
愛の天才
4 中指を離す:正しい(と思っている)こと
EEC!
EECの先の人生
問題をつくり出しているのは自分
一切れのパン
オラクルの預言
ある村で、干魃の話
私を騙してくれた人
5 人差し指を離す:過去と未来
過去と未来は幻想である
「いま」、打席に立つ
グラウンドホッグ・デイ
6 親指を離す:赦す
27人の赦せない人
赦しは人のためならず
謝辞
著者
樋口耕太郎(ひぐち・こうたろう)
1965年生まれ、岩手県盛岡市出身。1989年、筑波大学比較文化学類卒業、野村證券入社。1993年、米国野村證券。1997年、ニューヨーク大学大学院経営学修士課程修了。2001年、不動産トレーディング会社レーサムリサーチへ移籍し金融事業を統括。2004年、沖縄のサンマリーナホテルを取得し、愛を経営理念とする独特の手法で再生。2006年、事業再生を専業とするトリニティ設立、代表取締役社長(現任)。2012年、沖縄大学人文学部国際コミュニケーション学科准教授(現任)。2025年、沖縄科学技術大学院大学(OIST)発、世界初のイカ養殖の事業化を目指すKwahuu Ocean(カフーオーシャン)株式会社創業メンバーの一人として最高執行責任者に就任(現任)。「こころの資本」の資金調達に奔走中。内閣府・沖縄県主催「金融人材育成講座」講師。