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モノづくりの現場から見えてきた争わない社会

なぜ欧米は衰退し、日本は躍進したのか

  • 紙版

モノづくりの現場から見えてきた争わない社会

なぜ欧米は衰退し、日本は躍進したのか

書籍情報

  • 紙版
  • 前川 正雄 著
  • 定価:1980円(本体1800円+税10%)
  • 発行年月:2026年02月 [予約受付中]
  • 判型/造本:46並
  • 頁数:232
  • ISBN:9784478123652

内容紹介

20世紀の競争・大量生産社会は終焉した。本書は、日本古来の「共同体」文化こそが21世紀の生存戦略だと説く。論理を超え、集団による直感で潜在ニーズへ「跳ぶ」思考法と、他者と争わず独自の領域を築く「すみわけ」の哲学を提唱する。前川製作所の実践知と西田哲学を融合させ、無競争社会での企業の勝ち筋を示す一冊。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

まえがき

第1章 21世紀をどう生きるか

〝すみわけ〟を通じて生きる
  ①争う文化と争わない文化
  ②欧米と別の道を歩み始めた日本
共同体はどのように進化していくか
  ①集団知と個人知
管理型社会の変化
  ①20世紀とは別物になった21世紀社会
  ②個別市場のニーズにどう対応するか
共同体型が長く続く理由
  ①縄文から現代まで続いている共同体文化
  ②ラインを経験したスタッフが要求される21世紀
  ③ハイテク市場がハイテク企業を育てていく
なぜ哲学が要求される時代になったか
  ①現れている場所と隠れている場所
  ②個別市場はニーズを生み続けていく
  ③いかに生きるかという哲学的課題
  ④前川製作所のケース
  ⑤〝まれびと〟を受け入れる社会、受け入れない社会
生き延びるための哲学をどう表現するか
  ①哲学が軽視された20世紀
  ②共同体はゆっくり進化していく
  ③哲学をとりこみ始めた21世紀型企業

第2章 われわれが生かされている場所とは

共同体社会は失敗を通じて〝すみわけ〟へ
  ①共同体社会における失敗とは
  ②共同体としての日本の長寿型企業
現場からしか場所へは近づけない
  ①場所は2つの別々のものが1つになったときに現れる
  ②場所は時間軸と空間軸、現れている世界と隠れている世界の2つで成り立っている
「現れている世界」とその奥にある「隠れている世界」
  ①21世紀、隠れた世界に入り始めた日本
  ②産業界に始まった変化は政治、行政の大変化を促すだろう
相対の世界から絶対の世界へ
  ①現場から、時間軸と空間軸を整理してみる
  ②生死を超えて見えてくる「絶対」の世界
相対から絶対へ〝跳ぶ〟
  ①自分の中で起きていることが説明できない〝跳ぶ〟という現象
  ②1つのことに集中していると訪れるまったく新しい世界
〝跳ぶ〟ことによって突然現れる場所
  ①跳んだ後の世界では何が見えたか
  ②跳んだ後の世界を深掘りすると、何が見えるか
  ③21世紀の政治と経済に要求される大変化
  ④自立した日本経済
  ⑤なぜ欧米の製造業は崩壊していったか
  ⑥製造業と軍事力は同じシステム力
場所から導き出された〝ありたい姿〟
  ①〝まよい〟〝ゆらぎ〟を通じて隠れている世界に近づく
  ②〝すみわけ〟の世界は無数にあるので、競合にはならない
20世紀と21世紀の企業化計画の違い
  ①21世紀の開発は隠れている世界を見つけなければ完成しない
  ②縄文時代からいかに生き続けていくかを考えていた日本

第3章 西田幾多郎は〝跳ぶ〟を何と表現したか

1 『善の研究』から〝跳ぶ〟を考える
2 「只管打坐」で跳んだ西田幾多郎
3 西田は「跳んだ後の世界」をどのように考えたか

第4章 〝跳ぶ〟の10の要諦

1 マルチ型人間のチームが組めるか
  ①マルチ型人間とは
  ②〝志〟と〝公〟
  ③20世紀の管理型社会と21世紀の共同体型社会
2 生の情報を大切にしているか
  ①〝我〟をなくす
  ②日本人の脳
  ③ゆらぎ
3 「場所的に問題であるか」という意識を持てるか
  ①生死にかかわる問題
  ②場所的評価
  ③〝志〟は解決の糸口 ── 日本と欧米の自然に対する姿勢
4 感覚知情報がチームに行き交っているか
  ①異なる感覚知情報が1つになるとき
  ②主観と客観が分かれる前の情報
5 「無私」になって感覚を共有できるか
  ①直感を伝える難しさ
  ②集団で〝跳ぶ〟
6 人の感じた直感を100%信じられるか
  ①現場が大事になった21世紀
  ②〝志〟と自己実現
7 できるだけ言葉を費やさずに伝えられるか
  ①感覚を伝えるとはどういうことか
  ②答えのない世界から学ぶ
8 チームの中で「自我」が消せるか
  ①日常・非日常の世界を離れ絶対の世界に入る
  ②ゆらぎと非日常の世界
9 〝私〟を捨てて〝公〟の境地になれるか
  ①21世紀の〝公〟〝私〟の世界
  ②争わず〝公〟の世界で生きる
  ③ゆらぎと絶対の世界
10 組織のメンバーすべてが跳べる状態になっているか
  ①21世紀の生き残り戦略
  ②21世紀と日本のモノづくり産業

あとがき





著者

前川正雄(まえかわ・まさお)
1932年生まれ。1955年3月、早稲田大学理工学部工業経営学科卒業。同年3月、前川製作所入社。同社代表取締役社長を務め、2009年6月、同社顧問。1987年6月、財団法人和敬塾理事長。2022年から公益法人和敬塾塾長。著書に『ホモ・サピエンスは生き残れるか』『再起日本!』『マエカワはなぜ「跳ぶ」のか』『モノづくりの極意、人づくりの哲学』(いずれもダイヤモンド社)、『世界を変える「場所的経営」』(実業之日本社)などがある。

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