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あれか、これか

「本当の値打ち」を見抜くファイナンス理論入門

  • 紙版
  • 電子版

あれか、これか

「本当の値打ち」を見抜くファイナンス理論入門

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • 野口 真人 著
  • 定価:1760円(本体1600円+税10%)
  • 発行年月:2016年04月
  • 判型/造本:46並製
  • 頁数:280
  • ISBN:978-4-478-06604-1

内容紹介

あらゆる「選択」に役立つ4つのノーベル賞理論が1冊でわかる! 2000件超の企業価値評価を手がけたファイナンス第一人者が教えるお金・リスク・価値の本質とは? カネほど無価値なものはない。お金に囚われず、「本当の値打ち」を選択する最強の実学。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに 「いまの人生」は「過去の選択」でできている

「正しい選択」のために生まれた人類の叡智
ピラミッドかヴェルサイユ宮殿、もらえるならどっち?
「役立たない」なら「価値がない」のか?
「カネは無価値」と豪語する、最もゲンキンな学問
4つのノーベル賞理論に「価値の見抜き方」を学ぶ

第1章 「ねだん」と「ねうち」はちがう 現金の呪縛を解く

値段はいつもウソをつく
値段にダマされない人が、すべてを手に入れる
「わらしべ長者」に見る、価格のシンプルな本質
世界をお金に換算すると?
「WIN‐WINの取引」? そんなものはこの世にない
「場所」で価格が変わるのはなぜ?
「過去の費用」からは「現在の価値」がわからない
「みんなの意見」からも「本当の値打ち」はわからない
絶対に損するお買い物、その名もオークション
江崎グリコとロッテ、どっちの会社が高いか?
ファイナンスの因果律は「逆」
会計とファイナンス ── まったく似ていない「双子の兄」
「隠された価値」を決算書はいつも見逃す
芸能事務所の株価が急落した理由

第2章 いちばん無価値なおカネの話 キャッシュフローの考え方

「モナ・リザ」をいくらで買うか?
1億円のモノは、これから1億円稼ぐ
宝くじが当たってもお金持ちにはなれない
なぜ「ヒト・モノ・カネ」という順序なのか?
未来のお金を現代に運ぶ「タイムマシン」とは?
どれだけ節約しても、あなたの価値は増えない
いくら利益が増えても、会社の価値は増えない
どれだけ働きまくっても、あなたの価値は増えない
「ぜんぶ貯金」はいちばん損をする
100万円あったら庭に埋める? それとも預ける?

第3章 いま、いくら? 時間・リスク・金利の三角関係

ファイナンス初心者をダマすための典型的手口
アヤしいオジサンから1001万円の申し出
「10年後の300万円」は167万円!?
妹のペテンを見破れ
なぜ大学時代の友人に100万円貸せないのか?
なぜ銀行には平気で100万円を貸せるのか?
金利は「あなた」が決めてください
「足場が崩れる可能性」も考えているか?
人食いザメのいるプールに落ちたときのリスクは?
命綱があっても「転落リスク」は同じ
「好ましいリスク」を味方につける
人生を好転させる力は「リスク」にしかない

第4章 不確実性とは何なのか? 標準偏差とボラティリティ

下がり続ける銘柄ほどリスクは低い
市場はデタラメ。だからこそ「予測」できる
データのばらつきを数字で表す ── 標準偏差「超」入門
ファイナンスと統計学はなぜ相性がいいのか?
世界のプロ投資家は意外と何も考えていない
投資の前に知っておきたいボラティリティの考え方
「60歳の1000万円」は「20歳の22万円」かもしれない

第5章 正しい借金の考え方 MM理論

「借金」── みんなの嫌われ者
「もらったカネ」は高くつく ── CODとCOE
財布に入れば「カネはカネ」 ── 加重平均資本コスト
借金まみれの物件は、価値が低いのか?
価値評価のコペルニクス的転回 ── MM理論
ポケットを叩いても、ビスケットは増えない
「家計の専門家」にダマされてはいけない!
「いつも70点」と「たまに100点」── 本当に優秀なのは?
借金はリターンを増やす「調味料」
人様のお金は「てこ」に似ている
「ハイリスク・ハイリターン」は砕けない

第6章 リスクだけを下げる錬金術 現代ポートフォリオ理論とCAPM

ノーベル賞理論が実現した「リスクなしでハイリターン」の夢!?
タマゴを1つのカゴに盛らない理由 ── 分散効果
「凸凹コンビ」がリスクを減らす ── 相関効果
マーコウィッツの美人投票 ── 効率的フロンティア
“市場”最強の銘柄 ── マーケット・ポートフォリオ
この世で最もポピュラーな「最凶の愚行」は?
タクシー会社に保険は要らない!?
個別銘柄に意味はあるか? ── CAPM理論
3つのジェットコースターに乗りながら考えるべきこと
なぜあの人はハイリスクを恐れないのか?
「リスク×アマノジャク度」の指標としての「β」
マーケットを「人体」にたとえると…

第7章 絶対に後悔しない買い物 オプション価格評価モデル

「後悔の量」を最小化する方法
絶対に負けない「後出しジャンケン」── ストック・オプション
人生は「オプション取引」に満ちている
オプションにも値段がある
堅実なメーカーとバイオベンチャー、社長になるならどっち?
あまりにも「ワガママ」なサイコロゲームの楽しみ方
ブラック・ショールズ式を極限までシンプルにする
空売りを使って「無風状態」をつくる
神のごときデルタヘッジ

おわりに





著者

野口 真人(のぐち・まひと)
プルータス・コンサルティング代表取締役社長/
企業価値評価のスペシャリスト
1984年、京都大学経済学部卒業後、富士銀行(現みずほ銀行)に入行。1989年、JPモルガン・チェース銀行を経て、ゴールドマン・サックス証券の外国為替部部長に就任。「ユーロマネー」誌の顧客投票において3年連続「最優秀デリバティブセールス」に選ばれる。
2004年、企業価値評価の専門機関であるプルータス・コンサルティングを設立。年間500件以上の評価を手がける日本最大の企業価値評価機関に育てる。2014年・2015年上期M&Aアドバイザリーランキングでは、独立系機関として最高位を獲得するなど、業界からの評価も高い。
これまでの評価実績件数は2500件以上にものぼる。カネボウ事件の鑑定人、ソフトバンクとイー・アクセスの統合、カルチュア・コンビニエンス・クラブのMBO、トヨタ自動車の優先株式の公正価値評価など、市場の注目を集めた案件も多数。
また、グロービス経営大学院で10年以上にわたり「ファイナンス基礎」講座の教鞭をとるほか、ソフトバンクユニバーシティでも講義を担当。目からウロコの事例を交えたわかりやすい語り口に定評がある。
著書に『私はいくら?』(サンマーク出版)、『お金はサルを進化させたか』『パンダをいくらで買いますか?』(日経BP社)、『ストック・オプション会計と評価の実務』(共著、税務研究会出版局)、『企業価値評価の実務Q&A』(共著、中央経済社)など。

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