目次

はじめに

文章力は技術を意識的に学べば、後天的に誰でも身に付けられる！
　文章を書くのに、苦手意識を持つ必要はもうない！
　文章力を活かせば、仕事を効率化できる

第１章　国語の先生でも明確に答えられない文章の基本

文の区切りはしっかり伝えよう
具体例とともに述べれば、意見が伝わる
３点セットで説得力がバツグンに上がる！
接続語をフル活用して読みやすくする
「この」「その」は、どこを指しているのか？

第２章　言いたいことがきちんと伝わる文章の作り方

事実は事実として述べて、意見と区別して書く
対比させて文を書くと、違いがはっきりわかる
意外な事実が文章を印象づける
５Ｗ１Ｈで読み手ファーストのわかりやすさに

第３章　魅力が10倍増す文章の作り方

１枚の写真の文章化で原稿レベルはわかる
「頑張った」。この表現を言い換える
「耳が痛い」。人間をいきいき描く慣用句を使おう
起承転結を使ってドキドキさせよう

第４章　人にわかりやすく説明するときの文章の作り方

同じことなら、できるだけカンタンに言い換える
相手の意見をいったん「たしかに」と受け入れる
反論されることを想定し、スキのない文章にする
まめに「まとめ」を付ける
字数別に要約を作るコツがある

第５章　「書く」の実践トレーニング

何でも書こうとする貧乏性は卒業。一点に集中する
賛成？　反対？　誰もが納得の意見文を書こう
説得力のある自己PRが気軽に書ける方法
志望動機は謎かけだ
わかりやすく、自分ならではの感想文を書く
５つのキーを体得すれば手紙を書くのも楽しい

おわりに

著者

吉田裕子（よしだ・ゆうこ）
国語講師。
三重県出身。公立高校から、塾や予備校を利用せずに東京大学文科三類に現役合格。教養学部超域文化科学科を首席で卒業後、学習塾や私立高校などで講師の経験を積み、現在は都内の大学受験塾で指導し、東大など難関大学の合格者を多数輩出している。
日本語や古典文学の見識を活かし、朝日カルチャーセンター、NHK学園などで、文章の書き方講座などを担当している。
NHK Eテレ「テストの花道 ニューベンゼミ」に国語の専門家として出演するなど、テレビやラジオ、雑誌などのメディアでも活躍。
著書には『大人の語彙力が使える順できちんと身につく本』（かんき出版）、『大人の文章術』『人生が変わる読書術』（ともに枻出版社）ほか多数。