第3の時間
デンマークで学んだ、短く働き、人生を豊かに変える時間術

第3の時間
デンマークで学んだ、短く働き、人生を豊かに変える時間術
書籍情報
- 井上陽子 著
- 定価:1760円(本体1600円+税10%)
- 発行年月:2025年12月 [予約受付中]
- 判型/造本:46並
- 頁数:296
- ISBN:9784478122143
内容紹介
長時間労働に追われる新聞記者が、39歳でデンマークに移住。そこで目にしたのは、男女ともに短時間で仕事を切り上げ、自由な時間を謳歌している光景だった。短時間労働でも世界一の競争力を誇る国が教えてくれる、合理的な働き方と人生を豊かにする時間の使い方。
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目次
はじめに
Part1 短時間労働で豊かな国
第1章 ほどほどにしか働かない国が「競争力世界No.1」?
午後4時台には職場を出る
競争社会から距離を置きながら、世界一の競争力を手にしたデンマーク
正攻法で稼ぐ国
第2章 しっかり稼ぐデンマークの仕組み
短時間労働は「How」よりも「Why」
稼ぐ仕組み1 老若男女、全員で稼ぐ
稼ぐ仕組み2 人材の質が高い
稼ぐ仕組み3 勝てるニッチで、海外市場で成功する企業
稼ぐ仕組み4 組織の生産性が高い
稼ぐ仕組み5「一歩先」を行くための先見性と長期的視点
第3章 短時間労働は理にかなっている
「短時間労働は合理的だ」という共通理解
費やす時間より、生み出す価値
三遊間のボールは拾わない働き方
階層の少なさが仕事のスピードを早める
集約化で、本来の仕事に集中する
「仕事だけが人生じゃない」── 短時間労働を支える価値観
Part2 時間こそ力
第4章 1日を3分割する考え方
労働運動のスローガン「8-8-8」
〝自由時間〟というイノベーション
日本的働き方が奪ってきたもの
第5章 なぜ北欧は幸福度が高いのか?
北欧の幸福の方程式
幸せは時間が鍵
時間をかけなければ、得られないもの
効力感を感じやすい社会
Part3 私はいかに4時に帰るようになったか
第6章 「午後4時に帰る」を試してみる
長時間労働を手放せない
私がたどり着いた方法
第7章 私を縛っていた成功のものさし
ワーキズムの罠
「いろんな形のいい人生」という考え方
パフォーマンス文化の弊害
あなたが素晴らしいのはなぜか、言えますか
ストーリーを編集する
「将来」と「今」のバランス
自分にも他人にも優しい世界
おわりに
著者
井上陽子(いのうえ・ようこ)
ジャーナリスト、コミュニケーション・アドバイザー。筑波大学国際関係学類卒業後、読売新聞社に記者として入社。社会部で国土交通省、環境省などを担当したのち、ワシントン支局で特派員を務める。読売新聞在職中に、ハーバード大学ケネディ行政大学院修了。2015年、妊娠を機に夫の母国であるデンマークに移住。ビジネス・インサイダーなどメディアへの執筆のほか、デンマークの経済社会や働き方に関する講演、日本とのビジネスに取り組むデンマーク企業のサポートなども行っている。共著に『「稼ぐ小国」の戦略 世界で沈む日本が成功した6つの国に学べること』(光文社新書)。
