農業で成功するために本当に大切なこと

農業で成功するために本当に大切なこと
書籍情報
- 澤浦 彰治 著
- 定価:1980円(本体1800円+税10%)
- 発行年月:2026年05月 [予約受付中]
- 判型/造本:46並
- 頁数:320
- ISBN:9784478123065
内容紹介
赤字、販路がない、人が続かない、JAとの板挟み…現場が苦しい今だからこそ、希望がある。30年で売上を250倍にしたレジェンド農家が、「農業は衰退産業」「放棄地問題」「高齢化で担い手もいない」といった常識を打ち破り、顧客づくりから商品開発、雇用、ブランド化、経営まで"現場の答え"を実例で公開する。
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目次
はじめに
第1部 農業の現在地を知る
第1章 必ず知っておかなければならない不条理で不変な「農業の仕組み」
平和のために必要なのは「130%の余剰生産」
付加価値を生み出せない者は生き残れない
食品ロス削減も倫理的には正しいが、やりすぎてはいけない
収穫過多から生まれた冷凍コマツナ
第2章 今、農業は150年ぶりの大チャンス!
70〜80年単位で転換期がおとずれている
今の農業の姿は歴史的に見て特異的
納税が米からお金に変わったことで大地主が誕生
作るだけで売れる時代は終わった
第3章 成功の前提が崩れる「3大思い込み」
「自給率が低いのは農業生産力が落ちているから」の思い込み
「農業が衰退しているから放棄地が多い」の思い込み
統計には表れない「危険な土地」の特徴
「農家は高齢化してやる人がいない」の思い込み
固定概念を壊す新しい農家の成功
第2部 これからの農家の成功法則
第4章 農業は「お客様との出会い」がすべて
自分に合う「良い顧客」を持つ
二度と買ってくれないだろう忘れられない失敗体験
顧客の要望から生まれた唯一無二のミールキット
同質競争から異質共創へ
得意分野を育てる
「働く」の質を支えるFarmsystemの自社開発
「サボる」から「頑張ってる」へ外国人に対する見え方も変わった
お客様からすれば「効率性」はまったく関係ない
選ばれるための「効果性の追求」
売上高2000億円、世界トップクラスの野菜農業法人オーナーは日系人
海外でのファミリー企業の信頼
第5章 外国人雇用の活かし方
日本の労働環境には未来がある
外国人労働者が農業・食品産業界からいなくなったら
必ず「手作業」は残る
外国人の働き方から学ぶこと
役割分担を明確化するため「日本人はトラクターに乗るな」
自社に合うかを見極める「現地での採用面接」
これからの外国人採用は「縁故採用」を目指せ
自分たちが親代わりの覚悟で
「野菜のおすそわけ」がピンチを救った
第6章 農業をやりたい人はいつの時代もいる
採用難だからこそ、いい人が採用できる
条件で採用した人は条件で去っていく
畑に出るだけが農家じゃない
わが社で活躍するサラリーマン農家
農家に必要なのは「やり切るねばり強さ」
不可能を可能に変えた「賞味期限延長技術」
1年がかりで開発したヒット商品「糖しぼり大根」
第7章 農家発農業法人の強さ
ニュージーランドで聞いたこと
企業の農業参入の弱みは人事と時間軸
農家の信用は世代を超える
新規就農者から学ぶこと、既存生産者から学ぶこと
第3部 「強い農業」をつくる経営の要諦
第8章 1億、3億、5億、10億の壁
売上1億、そして3億へ
販売努力だけでは10億を超えられない
第9章 なぜ今、新しく工場をつくったのか?
「事務所は利益を出さない」を疑う
社員の年齢ピラミッドから未来を描く
「先送りしたほうが安くなる」の罠
新工場への投資は社長にしかできない決断
決断の後押しになったExcel
社員から「社長室は?」が出てこない自慢
上場企業が決断できないことも決断できる機動性
第10章 農業法人ならではの組織づくり
理念がすべてを決める
理念を浸透させる「1日1メッセージ」の積み重ね
社長としての責任を自覚した「特性要因図」
社員が作った就業規則
社員を信じて任せると完璧な仕事をしてくれる
人事評価は中途半端でもいいからとにかくやること
素直に実践した評価会議
評価と給与・賞与を結びつけた賃金制度
叱るも褒めるも、その場その時
その行為をやめるか? 会社を辞めるか?
社内勉強会で横のつながりを強くする
第11章 オーナー社長と家族の役割
生活すべてが社業であること
社員の幸せを第一に考える。二番目は社員の家族の幸せを考える
常に現場の話を聞き、事実を知り、重要なところに身を置き決断する
子どもの教育で会社の未来は決まる
子どもに会社を継がせる条件
社員が後継するという選択肢
M&Aで後継するときは理念への共感が必須
親の仕事への向き合い方が子を育てる
職場内託児所の意味
第12章 問題の数だけ未来がある
問題のない会社は潰れる会社
絵に描いた餅のような綺麗事のビジョンには誰も共感しない
すべては現場に真実がある
小さな声から生まれた日本一の有機冷凍ブルーベリー
「困りごとは宝もの」ネガティブ情報をいち早く上げた人を褒める
生き物を扱うからこそ、問題を放置するのは致命的
農家は「心配性」くらいでちょうどいい
アメリカの農家も昔は貧しかった
「少子化だから海外進出する」はナンセンス
世の中は私をよく見ていた
お客様は「モノマネ」を求めていない
やり方を真似るのではなく、成功者の考え方を素直に真似る
おわりに
参考文献
著者
澤浦彰治(さわうら・しょうじ)
グリンリーフ株式会社代表取締役、株式会社野菜くらぶ代表取締役
1964年、群馬県昭和村生まれ。1983年群馬県立利根農林高等学校を卒業後、群馬県畜産試験場での研修を経て、実家にて就農。こんにゃく価格の暴落をきっかけにこんにゃくの製品加工に着手。1992年、3人の仲間とともに有機農業グループ「昭和野菜くらぶ」を立ち上げ、有機栽培を本格的に開始する。1994年、家業を農業生産法人化させる。1996年、有限会社野菜くらぶを設立し、2002年に野菜くらぶを株式会社化した。2012年と2024年に『ガイアの夜明け』(テレビ東京)出演。2025年4月刊行の「週刊ダイヤモンド」では「レジェンド農家ベスト20(4位)」「農家が選ぶカリスマ農家」として紹介される。著書に『小さく始めて農業で利益を出し続ける7つのルール』『農業で成功する人 うまくいかない人』(ともにダイヤモンド社)がある。
