東大教授がおしえる 超!やばい日本史

東大教授がおしえる 超!やばい日本史
書籍情報
- 本郷和人 監修/滝乃みわこ 著/和田ラヂヲ 作画/横山了一 作画
- 定価:1320円(本体1200円+税10%)
- 発行年月:2026年04月 [予約受付中]
- 判型/造本:B6並
- 頁数:184
- ISBN:9784478124369
内容紹介
どんな偉人にも「やばい」ところはある。妻に「うんこ」連発の手紙を送る豊臣秀吉、作家に大迷惑をかける編集者・蔦屋重三郎、地震が起きたら妻子を放ったらかして逃げる芥川龍之介……。そんな偉人の「すごい」と「やばい」を比べてみれば、ぐんと日本史がおもしろくなる!歴史がきっと好きになれる超入門書。
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目次
はじめに
この本を読むと、日本史がたのしくなる理由
第1章 いろいろ和えて日本始めましたの時代
この時代のイケてたモノ・こと
この時代のざっくりマンガ解説
雄略天皇
すごい 自分のすごさをアピールしたナンパ歌が万葉集にのる
やばい ナンパした女性がおばあちゃんになるまで存在を忘れる
推古天皇
すごい 女性初の天皇となり「和をもって貴しとなす」と説く
やばい 4500匹の虫を犠牲にしてキラキラの玉虫厨子を作る
天武天皇
すごい 歴史書を作らせて「日本」と「天皇」をプロデュース
やばい 女性職員にマゲを強制するも無視される
聖武天皇
すごい 夫婦でお寺を建てまくり天平文化を花開かせる
やばい 奈良の大仏プロジェクトが絶不評
山上憶良
すごい 「貧窮問答歌」で貧しい庶民の気持ちに寄りそう
やばい 庶民の苦しみを詠んだけど自分はセレブ
第2章 ひらがな誕生で「物語」と「日記」ブームの時代
この時代のイケてたモノ・こと
この時代のざっくりマンガ解説
紀貫之
すごい 日本独自の「ひらがな」和歌を発展させる
やばい 女性になりきり『土佐日記』を書いたVRおじいちゃん
藤原道綱母
すごい 『蜻蛉日記』で紫式部や清少納言に影響を与える
やばい 息子のラブレターを勝手に暴露する
菅原孝標女
すごい 『源氏物語』オタクを極めて『更級日記』を書き上げる
やばい オタクを極めすぎて老後に後悔する
後白河天皇
すごい 武士をあやつりデスゲームを生きのびる
やばい 流行ソングの歌いすぎでのどがカラカラになる
藤原定家
すごい 日本語の基礎を作り上げた「美の鬼」
やばい 意識高すぎで上皇にケンカを売り出禁を食らう
第3章 戦はもう疲れたよ…「わびさび」でいやされたいの時代
この時代のイケてたモノ・こと
この時代のざっくりマンガ解説
北条政子
すごい 朝廷に勝って真の武士の時代をつくった尼将軍
やばい 言うことを聞かない息子の暗殺疑惑がある
世阿弥
すごい 庶民向けだった「能」を芸術に高める
やばい 3代将軍に愛されたけど6代将軍にきらわれ島流しになる
細川藤孝
すごい スーパー文化人すぎて命が助かる
やばい 教養が高すぎて人を見下す
織田信長
すごい 西洋文化を受け入れ利用したファッションリーダー
やばい お城の見物料をとって石を神としておがませる
豊臣秀吉
すごい お金配りやコスプレ大会が大好きな元祖パリピ
やばい 愛する妻に「うんこ」連発の手紙を送る
狩野永徳
すごい ダイナミックな「大画」で戦国武将を魅了する
やばい 豊臣秀吉に愛されすぎて過労死する
出雲阿国
すごい 歌舞伎の元をつくった「天下一の女」
やばい ライバルに踊りをパクられて都落ちする
第4章 やっと庶民のための「出版ブーム」到来の時代
この時代のイケてたモノ・こと
この時代のざっくりマンガ解説
徳川家康
すごい 天下人になり学問で人々をコントロールする
やばい 食い逃げしておばあちゃんに追われる
尾形光琳
すごい 日本画の常識を変えた「琳派」を代表する絵師
やばい 親の遺産を遊びに使い果たす
蔦屋重三郎
すごい 江戸の出版文化をプロデュースしたカリスマ編集者
やばい 「おもしれえ」を追求しすぎて作家に迷惑をかける
曲亭馬琴
すごい 長編小説でヒットを連発したベストセラー作家
やばい 賢い女性にイライラし、絶縁状をたたきつける
緒方洪庵
すごい ワクチンで天然痘ウイルスと戦った医師
やばい 将軍の主治医になったストレスで亡くなる
小栗忠順
すごい 近代日本の土台をつくった天才官僚
やばい 無能な役人を「うんこ製造機」よばわりする
第5章 西洋と東洋を和えて「世界デビュー」の時代
この時代のイケてたモノ・こと
この時代のざっくりマンガ解説
岡倉天心
すごい 日本美術の価値を世界に広める
やばい コスプレ制服を考案し、生徒にキレられる
川上貞奴
すごい 「日本初の女優」として世界を魅了する
やばい 世界的彫刻家ロダンにモデルを頼まれるが有名人と知らず断る
早川雪洲
すごい アメリカで「雪洲ブーム」を起こしたハリウッドスター
やばい 喜劇王チャップリンと人気者マウントを取り合う
芥川龍之介
すごい 古典文学のリメイクで名作を次つぎ生み出す
やばい 関東大震災にビビり子どもを放置して逃げる
宇野千代
すごい 自分らしく生き生涯現役だったマルチクリエイター
やばい 生徒にラブレターの配達をさせ教師をクビになる
藤田嗣治
すごい 絵も本人もキャラ立ちして、世界的スター画家になる
やばい 戦争画が原因で仲間はずれにされ、フランス人になる
三淵嘉子
すごい 世界で初めて「原爆は国際法違反」と認めた女性裁判官
やばい 麻雀に負けて「この親不孝者!」と息子をののしる
手塚治虫
すごい 日本のストーリーマンガを形作った「マンガの神様」
やばい マンガ愛がすごすぎてタダ働きしまくる
黒澤明
すごい 世界中の映画人に衝撃を与えた「世界のクロサワ」
やばい リアリティを追求しすぎて俳優を殺しかける
忌野清志郎
すごい 「愛しあってるかい?」と問いかけつづけたロック歌手
やばい 曲を放送禁止にしたラジオ局をテレビでディスる
ひみつの告白
土木工事と戦争にアツくなりがちなの 皇極(斉明)天皇
歌の力で天皇家への批判を消しちゃってます 額田王
自キャラの光源氏に大胆発言させちゃってます 紫式部
ムカつくイケメン貴族を教養でメロメロにさせちゃった♡ 清少納言
セクハラおじさん上司に、嫌味で言い返してやったし 和泉式部
仲間はずれにされた腹いせに、敵の首をへし折ってやった 巴御前
イケメン彼氏に裏切られてお家滅亡しちゃった…… 大内義隆
「いっしょに死のう」と家臣に言ったら、断られました…… 宇喜多直家
うんこをかけてきたカラスを島流しに処したのだ 徳川綱吉
死に際に、服に火薬を詰めこんで、人間花火になったのさ! 十返舎一九
申し訳ないのですが、小説の続きが思い浮かばないので連載終わります 江戸川乱歩
マスコミが美空ひばりとの不仲説をあおってくるんや! 笠置シヅ子
おわりに
参考文献
監修者
本郷和人(ほんごう・かずと)
東京都出身。東京大学・同大学院で石井進氏・五味文彦氏に師事し日本中世史を学ぶ。東京大学史料編纂所教授を長年務め、2026年退官。大河ドラマ『平清盛』など、ドラマ、アニメ、漫画の時代考証にも携わっている。おもな著書に『新・中世王権論』『日本史のツボ』(ともに文藝春秋)、『戦いの日本史』(KADOKAWA)、『戦国武将の明暗』(新潮社)など。
イラスト
和田ラヂヲ(わだ・らぢを)
漫画家。愛媛県松山市出身、現住。おもな著書に『和田ラヂヲのここにいます』(集英社)、『容赦ない和田ラヂヲ』(イースト・プレス)、『和田ラヂヲの火の鳥』(マイクロマガジン社)、『わるい猫』(マガジンハウス)など。
マンガ
横山了一(よこやま・りょういち)
漫画家。北海道釧路市出身。著書に『戦国コミケ』『どちらかの家庭が崩壊する漫画』(ともにKADOKAWA)、『息子の俺への態度が基本的にヒドイので漫画にしてみました。』(リイド社)、『北のダンナと西のヨメ』(飛鳥新社)など。妻は漫画家の加藤マユミ。
執筆
滝乃みわこ(たきの・みわこ)
執筆者。著書に『いのちをまもる図鑑』『やばい日本史』シリーズ(ともにダイヤモンド社)、『乙女の日本史』シリーズ(共著/KADOKAWA)、『しろくまきょうだい』シリーズ(共著/白泉社)、『こねこのすりすり』(共著/パイインターナショナル)など。
