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集団浅慮

「優秀だった男たち」はなぜ道を誤るのか?

  • 紙版

集団浅慮

「優秀だった男たち」はなぜ道を誤るのか?

書籍情報

  • 紙版
  • 古賀 史健 著
  • 定価:1738円(本体1580円+税10%)
  • 発行年月:2025年11月 [予約受付中]
  • 判型/造本:46並
  • 頁数:264
  • ISBN:9784478123683

内容紹介

フジテレビ問題の検証を行った「第三者委員会調査報告書」はすべての企業に向けて「人権尊重に基づく経営」を訴えるものでした。『嫌われる勇気』の著者であり日本を代表するビジネス書ライターである古賀史健氏が、その報告書を独自の観点で振り返り、全ての日本人への警鐘としてまとめる〈新・社会派ビジネス書〉です。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに

魂の調査報告書を受けて
本書の執筆に至った、ふたつの動機
なぜ人は集団になると暴走してしまうのか
フジテレビの歴史と黄金時代
フジテレビ世代に潜む「内なるフジテレビ性」

序章 フジテレビでなにが起きたのか

2023年6月6日(火)
2023年6月7日(水)
2023年6月8日(木)
2023年7月10日(月)
2023年7月12日(水)

第1章 フジテレビ経営陣はなにを問われたのか

「性暴力」から「プライベートな男女間トラブル」へ
有名無実のコンプライアンス推進室
女性アナウンサーの置かれた脆弱な立場
なぜセクハラを訴えることはむずかしいのか
理解者になりえた人事局長
心的外傷後ストレス障害(PTSD)の診断
港社長と大多専務はどう認識したか
生かされなかった「テラスハウス」の教訓
「女性Aのケアを最優先」はほんとうだったのか
なぜ中居氏へのヒアリングはなされなかったのか
女性Aの退院と番組からの降板
専門家の意見を仰いだ柔軟な対応
示談成立から復帰に向けた動きのなかで
女性Aの退職に至る思い
「なにも知らない前提」で見送った港社長

第2章 なぜ組織は「集団浅慮」に陥るのか

フジテレビ問題から見えてくるふたつの論点
『一九八四年』と二重思考
集団浅慮とはなにか
凝集性の高さがもたらす同調圧力
なぜ日本企業は「ムラ化」するのか
集団は「熟慮」を嫌う
集団浅慮と「集団への過大評価」
集団浅慮と「思考の閉鎖性」
集団浅慮と「全会一致への圧力」
なぜフジテレビ問題は「集団浅慮」と言えるのか
「同質性の高い壮年男性」の衝撃
集団凝集性と「オールドボーイズクラブ」の関係
日本的な「空気」と集団浅慮
フジテレビに足りなかったもの

第3章 ダイバーシティと集団浅慮

多様性を「同質性」の対義語として考える
「オレたちに染まり、オレたちと同じように働け」
「女性らしい感性」を活かした仕事とは?
違いを受け入れるのではなく「学ぶ」こと
多様性を理想論に終わらせないために
この案について「女性として」どう思いますか?
逸脱者が「少数派」に変わる瞬間
団塊ジュニアもまた「同質性の高い壮年男性」である
忘れられない女性経営者のひと言

第4章 あなたには「尊重される権利」がある

人権意識よりも大切な「人権知識」
「ビジネスと⼈権」とはなにか?
人権にまつわる世代間ギャップとは?
なぜ「差別はいけない」に効果がないのか
たったひとつの原則 ── あなたには「尊重される権利」がある
フジテレビはどのように人権を侵害したのか
第三者委員会が「性暴力」を認めた理由
性暴力はなぜ「暴力」なのか
集団浅慮をほどく旅路の先に

おわりに

参考/引用文献

公表資料





著者

古賀史健(こが・ふみたけ)
1973年福岡県生まれ。株式会社バトンズ代表。1998年、出版社勤務を経て独立し、経済誌・ビジネス書を中心にライターとして活動。その後自著の執筆に主軸を移し、著書に『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』(共著・岸見一郎)、『取材・執筆・推敲』、『さみしい夜にはペンを持て』(第73回小学館児童出版文化賞最終候補)、『さみしい夜のページをめくれ』、『20歳の自分に受けさせたい文章講義』、『古賀史健がまとめた糸井重里のこと。』(共著・糸井重里)などがある。ビジネス書ライターの地位向上への貢献が評価され、2014年に「ビジネス書大賞・審査員特別賞」を受賞。

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