佐藤可士和の打ち合わせ

佐藤可士和の打ち合わせ
書籍情報
- 佐藤可士和 著
 - 定価:1540円(本体1400円+税10%)
 - 発行年月:2014年11月
 - 判型/造本:4/6並製
 - 頁数:256
 - ISBN:978-4-478-02714-1
 
内容紹介
世界的に活躍する佐藤可士和氏の打ち合わせはどのようなものなのか。膨大な案件をベストな形に持っていくためにどのような打ち合わせをしているのか。本書では佐藤可士和氏の「打ち合わせ」にまつわる具体的なノウハウを網羅。誰でも一流の仕事ができるようになる打ち合わせ術を披露する。
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目次
はじめに
なぜ、僕は「打ち合わせ」の本を書いたのか?
 「とりあえず、打ち合わせ」は時間の無駄
 打ち合わせには「ルール」が必要だ
 
 
RULE 1 打ち合わせの心構え
打ち合わせは「本音の真剣勝負」で臨め
 ほとんどの仕事は「打ち合わせ」から始まる
 すべての打ち合わせは「クリエイティブの場」である
 打ち合わせの質は仕事の質に直結する
 毎秒毎秒があなた自身の「プレゼンテーション」
 本音でやりとりしなければ意味がない
 どんどん口に出すことで「思考の輪郭」がはっきりしてくる
 NOと言うなら、どんな立場であれ代案を
 「つまらない」と言えるか? その理由を語れるか?
 
 
RULE 2 打ち合わせの設計
プロジェクトの「構造計算」をして必要な打ち合わせを洗い出せ
 目的のない打ち合わせは、ゴールのないマラソン
 プロジェクトの全体像は見えているか
 プロジェクトごとに「体制図」をつくる
 打ち合わせの「場づくり」がいい空気を生む
 
 
RULE 3 イメージの重要性
「イメージの徹底」が打ち合わせの準備である
 どういう打ち合わせにするか、イメージできているか
 「アイデア」という言葉を軽々しく使わない
 「準備のやりすぎ」にも注意する
 情報を集めれば集めるほどお客さんからは遠ざかる
 なるべくたくさんの「イメージ」を持っていく
 「何を質問するか」で打ち合わせの深さが決まる
 「誰に対して話しかけるのか」を意識する
 打ち合わせ中は、常に「聞きながら考える」
 
 
RULE 4 打ち合わせの時間管理
「ラスト5分」と「終了後5分」が打ち合わせの黄金の時間
 打ち合わせの基本認識「タイム・イズ・マネー」
 「今日は無理だな」と思ったら早めに打ち切る
 その場で決める覚悟をする
 打ち合わせ「最後の5分」で勝負は決まる
 打ち合わせ後、すぐに実作業に移れるか
 帰りの移動中などにリマインドを自分にメールする
 大切なポイントをまとめ「自分議事録」を作成する
 「そんな感じで」禁止令
 
 
RULE 5 打ち合わせにおける気遣い
出すお茶にまでこだわれば、仕事はきっとうまくいく
 仕事ができるかどうかは、小さな「気遣い」でわかる
 時間のかかる受付は済ませておく
 気候と雰囲気に合わせた「おもてなし」ができるか
 うれしい手土産。困る手土産
 打ち合わせの「やってはいけない」
 「服装や持ち物」が、打ち合わせの空気を作る
 とにかく「違和感」のないように心がける
 資料・ツールは「イメージ力」を発揮して揃えておく
 
 
RULE 6 ファシリテーター
打ち合わせは「ファシリテーターの腕」で決まる
 ファシリテーターがしなければならないこと
 ファシリテーターは打ち合わせを「デザイン」せよ
 「コミュニケーションセンス」を磨いて場を盛り上げる
 ファシリテーターをやれば仕事をコントロールしやすくなる
 「大義」があるとチームのテンションが上がる
 「事情のパワー」に押し流されない
 
 
RULE 7 ブレインストーミング
すべての打ち合わせを「ブレインストーミング」にせよ
 いいブレインストーミングとは何か?
 ブレストの人数は多すぎてはいけない
 自分に求められている「役割」を意識する
 「極論」と「断片」を、うまく活用する
 「くだらないこと」「びっくりさせること」を意識する
 刺激になるような話をするためのコツ
 「感情の議事録」を脳内につくる
 「その場で思いついたこと」のほうが鮮度が高い
 結論はプロジェクトのリーダーが判断する
 
 
RULE 8 会食とランチミーティング
会食は「未来を語らう場」として活用せよ
 会食も「打ち合わせ」である
 相手のパーソナリティや価値観を理解する
 メモは取らない。資料は出さない
 相手の業界のことをインプットしておく
 現場の担当同士の会食をする
 
 
RULE 9 社内コミュニケーション
社内の打ち合わせはなるべくやらない
 社内で打ち合わせが必要なのは、コミュニケーションがとれていない証拠
 リーダーに大切なのは「オープンマインド」と「タイミング」
 同じ会社なんだから、気を遣う必要はない
 「クリエイティビティ」と「ビジネススキル」が仕事の両輪
 「サムライ」では、無駄は10%未満
 カジュアルにできるところはカジュアルに
 
 
おわりに
打ち合わせを変えれば、仕事が変わり、会社が変わり、人生が変わる
著者
 佐藤可士和(さとう・かしわ)
 アートディレクター/クリエイティブディレクター
 博報堂を経て「SAMURAI」設立。主な仕事に国立新美術館のシンボルマークデザイン、ユニクロ、楽天グループ、セブン-イレブン・ジャパン、今治タオルのブランドクリエイティブディレクション、「カップヌードルミュージアム」「ふじようちえん」のトータルプロデュースなど。毎日デザイン賞、東京ADCグランプリほか多数受賞。慶應義塾大学特別招聘教授、多摩美術大学客員教授。著書にベストセラー『佐藤可士和の超整理術』(日経ビジネス人文庫)他。
 http://kashiwasato.com/
 
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