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修羅場の王

企業の死と再生を司る「倒産弁護士」142日の記録

  • 紙版

修羅場の王

企業の死と再生を司る「倒産弁護士」142日の記録

書籍情報

  • 紙版
  • 大西 康之 著
  • 定価:2200円(本体2000円+税10%)
  • 発行年月:2025年10月 [予約受付中]
  • 判型/造本:46並
  • 頁数:424
  • ISBN:9784478115763

内容紹介

“経営の神様”稲盛和夫に「JAL再生は、実はこの人がやったんや」と言わしめた男、瀬戸英雄。法的整理の鬼と呼ばれた彼は、政・官・業・労のしがらみを断ち切ってわずか142日でJALを倒産させ、復活への道を拓いた。ゾンビ企業を生み続ける日本に異議を唱え、法と度胸を武器に戦う倒産プロフェッショナルの秘録!

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

プロローグ 債権者集会

修羅場の王
もぬけの殻
パンドラ文書
失敗のリセット

主な登場人物

Chapter −1 倒産弁護士の誕生

会社再建の神様
倒産ムラ
「法的整理の鬼」と「私的整理の伝道師」
〝職業革命家〟を目指した男
産業再生機構と高木の慧眼
日本経済の時限爆弾
リーマン・ショックと民主党政権

Chapter0 倒産前夜

「蚊帳の外」の人
『沈まぬ太陽』のような
「最後は政府がなんとかしてくれる」

Chapter1 私的整理か法的整理か

嵐の海へ
「その他の事業者」
打診
路地裏の企業家魂
民主党のプリンスと財務省のエース
タスクフォース
「何でこの会社がこんなことになったのか、わかっているのか!」
私的整理の限界
アルプスの少女ハイジのような出で立ちで
極秘チーム
「空飛ぶ銀行」の破綻
京セラ・稲盛和夫の別の顔
10月19日午前8時

Chapter2 つなぎ融資と債権放棄

〝学級崩壊〟
「JALは自民党の負の遺産」
前原の変心
コードネームIVY
始まる前に終わってしまう
小田原評定
イラ菅 vs 財務省
頭取がポケットから取り出したもの
劇薬
倒産弁護士の「奥の手」
激高

Chapter3 経営の神様

JALを蘇らせることができるのは
退路は断たれた
稲盛は何を待っていたのか

Chapter4 東京地裁民事第8部

相手の懐に飛び込む
〝図上演習〟
錆びついた伝家の宝刀
三ないの町
針の穴

Chapter5 年金と憲法

未認識債務
同期入社
退職者たちの反乱
9700人、9700通りの思い
違憲か合憲か、それとも

Chapter6 悪役レスラー

昼行燈
日本でいちばんベンツが似合う弁護士
サンドバッグ
生還率7%

Chapter7 史上最大の作戦

永遠の飛行機野郎
緊急支店長会議
「窓口札束積み上げ大作戦」
嘔吐
「朝日」が書いた社長の失言
イラ菅の爆発
完勝
3分の2
吉報
稲盛の条件
対面
アラン・オガワのプライド

Chapter8 2010年1月19日

世にも不思議な機内アナウンス
JAL倒産
前原の会見
倒産弁護士の大演説
溺れた犬を叩く
登壇者たち
泣いて謝れ
稲盛が会見の席にいなかった理由
格闘のゴング
無念のバトン

Chapter9 執刀開始

取締役会から管財人会へ
JANA構想
聖人、君子、小人、愚人
誤送信
整理解雇
「覚えとけよ。永遠に闘ってやるからな」
パイロットになる夢
稲盛の身の上話
JALという名の地獄
内なる変化
大声をあげて笑い、悔し涙を流す組織

Chapter 10 祝福されなかった勝利

奉加帳
「リクルート事件そのものじゃないか」

エピローグ JAL倒産の教訓

敗れざる者たち
「お化け」はやはり潜んでいた
経営の神様のお墨付き

あとがき

用語解説

倒産カウントダウン年表

主要参考文献





著者

大西康之(おおにし・やすゆき)
ジャーナリスト。1965年生まれ、愛知県出身。88年早稲田大学法学部卒業、日本経済新聞社入社。欧州総局(ロンドン)、編集委員、「日経ビジネス」編集委員などを経て2016年4月に独立。著書に『稲盛和夫 最後の闘い ── JAL再生にかけた経営者人生』『会社が消えた日 ── 三洋電機10万人のそれから』(以上、日経BP)、『ロケット・ササキ ── ジョブズが憧れた伝説のエンジニア・佐々木正』(新潮社)、『東芝 原子力敗戦』(文藝春秋)、『起業の天才! ── 江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男』(新潮文庫)、『最後の海賊 ── 楽天・三木谷浩史はなぜ嫌われるのか』(小学館)などがある。

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