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遺伝子は、変えられる。

あなたの人生を根本から変えるエピジェネティクスの真実

  • 紙版
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遺伝子は、変えられる。

あなたの人生を根本から変えるエピジェネティクスの真実

書籍情報

  • 紙版
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  • シャロン・モアレム 著/中里京子 訳
  • 定価:1980円(本体1800円+税10%)
  • 発行年月:2017年04月
  • 判型/造本:46上製
  • 頁数:360
  • ISBN:978-4-478-02826-1

内容紹介

食事、仕事、人間関係、環境……何気ない日常が、遺伝子を変える!? 全世界注目の「遺伝学者×医師」が、最先端の遺伝学「エピジェネティクス」のすべてを解き明かす! 世界18か国でベストセラーとなった「人生を変える遺伝子の真実」、ついに日本上陸。「遺伝」を、もう「運命」とは呼ばせない。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

プロローグ ── 人生も遺伝子も、あなたの手で変えられる

第1章 「顔」からゲノムを解き明かす

    ── 「遺伝学者×医師」のちょっと失礼な仕事の流儀

医師に勧められた「健康的な食生活」でがんになった男
1日1個のリンゴが健康の素になる人、命取りになる人
あらゆる人が、突然変異を抱えている!?
遺伝学者の診察室へようこそ
ルイ・ヴィトンと生物学的なトレードマーク
「目」を見るだけでここまでわかる
妻の「余分なまつげ」は、病気なのか?
マナーをとるか、診察をとるか ── パーティー中の遺伝学者の困った癖
「見た目」でしか見つからない遺伝病がある ── 診察の続き
細胞の中の「百科事典」を紐解く

第2章 遺伝子が悲劇をもたらすとき

    ── アップル、コストコ、デンマーク人の精子提供者が教えてくれる「遺伝子発現」の仕組み

43人の子供の「生物学的父親」ラルフ
メンデルとえんどう豆の数奇な運命
同じ遺伝子を持つのに、まったく違う症状に襲われる双子 ── 表現度の差
悲劇的な遺伝病患者ケビン、彼に学んだこと
モーツァルト、ジャズクラブ、DNA ── 「遺伝子発現」とは
遺伝子は、変えられる。今この瞬間から。
アップルもトヨタも、遺伝子の戦略から学んだ?
宇宙飛行士の心臓はなぜ縮むのか? ── ぼくらの身体は「コストコ」似
環境に合わせて生き抜く力は、遺伝子にこそ宿っている

第3章 運命を変える「遺伝子スイッチ」

    ── トラウマ、いじめ、ローヤルゼリーが導くエピジェネティクスの話

ミツバチと人間が共有している「ローヤルな遺伝子」
ほうれん草で遺伝子のコードが書き換わる!?
同じDNA、違う生き物、その差は? ── エピジェネティクス入門講座
あなたに効くダイエットが事前にわかる? ── 遺伝子スイッチ「メチル化」
いじめのトラウマは遺伝子をも傷つける
9.11が刻み込んだ「傷」は、次の世代にも引き継がれるのか?
遺伝子によいインパクトを与える人生を

第4章 たった1個の書き間違い、ほんの少しの環境の違い

    ── 骨折だらけの女の子と全身骨化した男性が人類に遺した贈り物

生物学上の金言「使わなければ、だめになる」
骨折だらけの3歳の女の子グレース
青い白目と半透明の歯 ── グレースのほんとうの病
遺伝子が課す運命を乗り越えるために大事なこと
造骨という「骨の折れる仕事」
体中が、骨になっていく ── 「ストーンマン症候群」の意外な発見法
ぼくらの柔軟なガイコツ ── 「大きな左肩の骨」の水兵と、外反母趾
あおむけ寝推奨キャンペーンが生んだ「頭蓋変形矯正ヘルメット」
ダビデ像がかかった「かかとの病」、そしてコラーゲン
たった1個の文字の書き間違いが、骨も人生も変える
宇宙飛行士と骨粗しょう症とグレースの意外な共通点
無名のヒロインからの贈り物

第5章 遺伝子の口に合わない食事

    ── 祖先の食生活、完全菜食主義者、腸内フローラから見えたほんとうの栄養学

午前3時半の緊急呼び出し ── なぜ「発熱」で、遺伝学者が?
遺伝子に強いられた「菜食主義者」
なぜアジア人はミルクでお腹を壊すのか?
船乗りにレモンが必要な「遺伝学的理由」
ニュートリゲノミクスで知る、コーヒーを飲んでいいかどうか
遺伝子発現 ── 栄養学のパズルを解く最後のピース
腸内フローラで「脂肪をつかまえる」── ダイエットの遺伝学
シンディに「ナイフを使う遺伝子治療」は必要か?
遺伝が引き起こす知的障害なんてあるのか? ── 母親と医師たちの闘いの記録
「かいじゅうの王様」リチャードの劇的な変化
ひとりひとり違うからこそ、口にするものを考えよう

第6章 薬が効くかどうかも遺伝子次第

    ── 鎮痛剤で死んだ子と5000歳のイタリア人が変える医療の未来

なぜメーガンは痛み止めで命を落としたのか?
診察する研究医と「予防医学のパラドックス」
サプリメントは万人に効く、は大きな間違い
妊婦がかかる「謎の病」の原因を暴いた「サルの手癖」
葉酸の推奨用量は「誰」のためにあるのか
ビタミンCサプリはオレンジの代わりになる?
5000歳のイタリア人ミイラが教えてくれること
家系図と遺伝子検査で、あなた専用の生活習慣を手に入れる

第7章 右か左か、それが大事だ

    ── 生命というオーケストラの指揮者が奏でる遺伝子のハーモニー

落ちぶれた「グーフィー」サーファーの伝説
利き手と遺伝子に関係はあるか
「心臓は左側」を決めるタンパク質の“触覚”
「酔っぱらった指揮者」に生まれくる子供の運命を委ねられるか?
「繊毛病」と内臓の逆位、そして医師たちの新人いじり
身体の中でもっとも重要なのに、研究されていないもの
地球は「左利きのアミノ酸」をひいきする
食事の摂り方こそが最高のサプリメント

第8章 ぼくらはみんな「突然変異」を抱えてる

    ── シェルパ、剣呑み曲芸師、遺伝子にドーピングされたアスリートに見る「進化」と遺伝子の関係

富士登山で得た二重に屈辱的な教訓
高山病にかかりやすい人とそうでない人がいるのはなぜ?
「遺伝子にドーピングされたスキー選手」は反則なのか
最速の人類進化の証「シェルパ遺伝子」
痛みを感じない赤ちゃん、ギャビー
「人間針刺しの大道芸人」が人類にもたらした信じられないほどの恩恵とは
受け継いだ遺伝子を知りつつ、振り回されずに生きる

第9章 それでもゲノムをハックする?

    ── 遺伝子検査がもたらした新たな選択肢と新たな差別

肺がんとタバコの複雑すぎる関係
タバコ業界、欺瞞の歴史 ── なぜ自ら率先して害を研究するのか?
「遺伝情報差別」で訴えられた鉄道会社の愚
「オバマケア」の意図せぬ盲点 ── 保険会社とSNSから遺伝情報を守るには
もし婚約者の母親がハンチントン病だったとわかったら?
ゲノムをハッキングすべきか、すべきでないか
アンジェリーナ・ジョリーの「ブレーキが壊れた」遺伝子
遺伝子検査が生んだ「プリバイバー」という新しいクラスター
「遺伝子保護局」のチェックリストに学ぶ、人生を変える方法

第10章 染色体を見ても性別が決められない?

    ── 10億人にひとりの「男性」が教えてくれた性差の不思議

潜水艦探知の技術がお腹の中の赤ちゃんに使われるまで
一人っ子政策×SONAR=「産み分け」という現実
「XYは男性で、XXは女性」は時代遅れ?
遺伝学の教科書に反する赤ちゃん、イーサンを前にして
「先生、わたしが何かしたことが原因だったのですか?」
シャーロック・ホームズさながらの大規模「捜査」
これまでの「性」の見方は、すべて間違っていた!?
Y染色体なしに男性となった10億人にひとりの子供
タイの赤線地帯で受けた「ディスモルフォロジー講座」
性差を生むのは、遺伝子、タイミング、環境のユニークな組み合わせ
すべての変異を排除するのは、果たして正しいのか

第11章 遺伝子とともに生きる

    ── 6000の希少疾患に学ぶ「健康」のほんとうの意味

ゲノムは人生の伴走者 ── 問題があるまで、その大事さに気づけない
毛髪の欠如+静脈の拡張+むくみ+腎不全=? ── 希少疾患患者ニコラスとの出会い
10億人にひとりをもうひとり探すという無謀な医学的冒険
6000もの希少疾患こそが、ぼくらの人生をよりよく変える
「医薬史上最大のブロックバスター薬」誕生秘話
アルツハイマー病患者に光をもたらすことはできるか
なぜ遺伝学者が「スーパー耐性菌」に効く新薬を発見できたのか?
ある病気と引き換えに、がんに対する免疫を備えられるとしたら?
子供の背を少し伸ばすための成長ホルモン剤、その恐ろしすぎるリスク
遺伝子が教えてくれる人生の秘訣

エピローグ ── 運命を握るのは

謝辞

訳者あとがき

原注

索引





著者

シャロン・モアレム(Sharon Moalem, MD, PhD)
受賞歴のある科学者、内科医、そしてノンフィクション作家で、研究と著作を通じ、医学、遺伝学、歴史、生物学をブレンドするという新しく魅力的な方法によって、人間の身体が機能する仕組みを説いている。ニューヨークのマウント・サイナイ医学大学院にて医学を修め、神経遺伝学、進化医学、人間生理学において博士号を取得。その科学的な研究は、「スーパーバグ」すなわち薬が効かない多剤耐性微生物に対する画期的な抗生物質「シデロシリン」の発見につながった。また、バイオテクノロジーやヒトの健康に関する特許を世界中で25件以上取得していて、バイオテクノロジー企業2社の共同創設者でもある。もともとはアルツハイマー病による祖父の死と遺伝病の関係を疑ったことをきっかけに医学研究の道に進んだ人物で、同病の遺伝的関係の新発見で知られるようになった。希少疾患や遺伝病への深い洞察は、本書においても大きく活かされている。
著書に、『ニューヨーク・タイムズ』紙のベストセラーリストに列せられた『迷惑な進化』(NHK出版)、『人はなぜSEXをするのか?』(アスペクト)があり、35を超える言語に翻訳されている。また、医学誌『ジャーナル・オブ・アルツハイマーズ・ディジーズ』のアソシエート・エディターも務めた。さらに彼の研究は広く一般でも注目されており、『ニューヨーク・タイムズ』紙、『ニュー・サイエンティスト』誌、『タイム』誌などに掲載されたほか、テレビ番組の『ザ・デイリー・ショウ・ウィズ・ジョン・スチュワート』『ザ・トゥデイ・ショウ』などでも取り上げられている。


訳者

中里京子(なかざと・きょうこ)
翻訳家。20年以上実務翻訳に携わった後、出版翻訳の世界に。訳書に『依存症ビジネス』『勝手に選別される世界』(ともにダイヤモンド社)、『ハチはなぜ大量死したのか』(文藝春秋)、『不死細胞ヒーラ』『ぼくは科学の力で世界を変えることに決めた』(ともに講談社)、『食べられないために』『ファルマゲドン』(ともにみすず書房)、『おいしさの人類史』『描かれた病』(ともに河出書房新社)、『チャップリン自伝』(新潮社)など。

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