残業ゼロがすべてを解決する
ダラダラ社員がキビキビ動く9のコツ

残業ゼロがすべてを解決する
ダラダラ社員がキビキビ動く9のコツ
書籍情報
- 小山 昇 著
 - 定価:1650円(本体1500円+税10%)
 - 発行年月:2016年12月
 - 判型/造本:46並製
 - 頁数:240
 - ISBN:978-4-478-06983-7
 
内容紹介
生産性アップで、2年強で1.5億円削減する9のコツ。一石七鳥の効果——1.過去最高売上・最高益更新 2.劇的な生産性アップで人件費激減 3.モチベーションアップで社内活性化 4.ダラダラ社員がキビキビ動く5.新卒採用で最大の武器になる 6.社員が辞めない会社に変わる 7.明るく健康で家庭円満になる!
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目次
プロローグ なぜ、「超ブラック企業」が「超ホワイト企業」になったのか?
 武蔵野からついに出た「犯罪者の正体」
 罪状は、社員の残業を容認した罪
 「ダスキン事業部」=「ブラック事業部」
 どうして残業は「犯罪」なのか?
 たった1か月で200時間削減! 「超ブラック」から「超ホワイト」への施策
 「残業ゼロ」は新卒採用の最強の武器
 たった2年強で1億5000万円削減! 過去最高益を更新しながら人件費大幅減
 「残業ゼロがすべてを解決する」理由
 これから一気に広がる「残業ゼロ」の波
 
 
第1章 残業を放置する社長は、犯罪者である
 ■残業が減るか、減らないかは「社長の決意」がすべて
   残業を放置する社長は「犯罪者」!
   「スーパーウルトラブラック」から「ロマンスグレー」企業へ
 
 ■残業を減らさなければいけない「4つ」の理由
   経営者を襲う4大ショック
   ❶ 消費税増税による雇用・採用の変化
   人を大切にしない会社は、生き残れない
   ❷ 新卒社員のトレンドの変化
   高卒社員は、成人するまで甘やかすのが正しい
   ❸「月45時間以上」の残業は法令違反
   ❹ 社員の「健康」を重視する機運
 
 ■残業が「ある」会社と、「ない」会社では社員にとって、どっちがいい会社?
   残業減は社長にとっていいだけで社員には「迷惑」
   社員の残業状態をしっかり把握せよ
 
 ■ダラダラと会社に残ってしまう「4つ」の理由
   残業したくないのに、なぜ会社に残るのか?
   ❶ 既婚男性は、「残業」を理由に家に帰らない
   ❷ 独身社員は、さびしい思いをしない
   ❸ 同僚に話しかけられて集中できない
   ❹ 上司が「帰りにくい雰囲気」をつくっている
 
 
第2章 「今と同じやり方」の先にあるのは「地獄」だけ! 残業をなくす3つの処方せん
 ■経営は「環境適応業」である
   「現状維持」=「後退」の時代に
   過去最高売上でも、今のやり方を捨てる
 
 ■変化を起こしたければ、「風景になっているもの」をなくせ
   残業改革への3つの処方せん
   ❶「風景になっているもの」をなくす
   当たり前の「風景」の中に改革のヒントが
   「労働基準監督署」に目をつけられた社長の運命
 
 ■「今と同じ人」では変化は起きない
   同じ人が同じ仕事をやり続けると、仕事が〝風景化〟する
   ❷「人」を入れ替える
   変化とは「人を変える」こと
 
 ■「業界の非常識」を取り入れなければ、会社は変わらない
   他業界の常識をマネると「業界の非常識」になる
   ❸「業界の非常識」を取り入れる
 
 ■他業界の成功事例をそのままマネる
   マネは最高の創造
   チャットワーク導入がデメリットになるとき
 
 ■業界の悪習に縛られない時代に即した
   「新しい働き方」改革
   自動車部品卸商で「未開拓市場」を開拓した営業マン
   詐欺まがいで、労基法の大切さを痛感した不動産会社
   労組と協力し、残業時間をどう調整したか?
   創業181年の老舗で成功した残業削減の仕組み
   残業削減で得た利益を社員に還元すると活気づく
   早帰りでも給料が減らない仕組み
   ❶ 社員賞与を120%、パート賞与を200%に増やす
   能力の低い人がたくさん給料をもらうと、能力のある人が辞めていく
   ❷ 基本給の金額を上げる(ベースアップ)
 
 ■生産性を上げるのに、人件費をケチるな
   人件費を減らして利益を増やす発想はダメ
   パート・アルバイトの活力が業績に正比例する
 
 ■大切なのは、「始める時間」と「終わりの時間」
   なぜ「終わりの時間」を決めると、質が高まるのか?
   時間に「仕事」を割り振る
   開店時間を遅くすると、なぜ残業が減るのか?
 
 ■「終わりの時間」を決めると、仕事のやり方が変わる理由
   「20時間」残業を「30分」に短縮できた秘密
   早帰り実績をポイント化し、毎日メール配信
   制約があると工夫が生まれる
 
 ■「アナログ」と「デジタル」を使い分ける
   本社ボロボロ、システム最先端
   インプットはデジタル、アウトプットはアナログ
 
 ■残業を減らしたければ、IT投資をケチらない
   iPad投資を「もったいない」と考えるバカ社長
   ITツールで情報共有化に成功したパチンコ店
   値引き交渉はするだけムダ
   なぜ「1億円」の予算と「1年間」の猶予を与えたか
 
 ■投資をためらうと、長期的な利益までも失う
   4000万円かけて最新機器を買った建設会社
   新卒社員の退職に歯止めをかける秘密兵器
 
 
第3章 たった2年強で「1億5000万円」を削減した早帰り「9」の取り組み
 ❶ 常用雇用者にiPadを配布して「空中戦」を展開
   「3時間」かかっていた棚卸がわずか「30秒」に!
 ❷「ネットワークカメラ」を設置して、営業所内をモニタリング
 ❸ 21時から4時まで、「社内ネットワーク」へのアクセス禁止
   わずか30分縮めるだけで、年間「2400万円」の削減に成功
   一度に大きな成果を狙わず、小さな改革を積み重ねよう
   「終電が当たり前」からどうやって夜8時半退社へ?
 ❹ オフィスの「施錠時間」をチェックし公表する
   残業時間を「ポイント制」にして評価と連動
   残業改革は、社長と幹部がよく話し合うことから
 ❺ 休日に仕事をするときは、事前に「代休」を申請する
   ① 社員の健康を守るため
   ② 社員の家族のため
 ❻ 単純で生産性の低い仕事はアウトソーシングする
 ❼ 企画書は長々書かず、「A4・1枚」のテキトーでいい
   なぜ、企画は「見切り発車が正しい」のか
   会議もフォーマット化し、ダラダラ会議を撲滅
 ❽ 環境整備を徹底し、「仕事のムダ」をなくす
   「掃除」と「環境整備」はどこが違う?
   定位置&定数管理で残業減! 大好きなお酒がゆっくり飲める
   「未払い残業代600万円払え!」── 元従業員から内容証明が!
   「残業問題」と「環境整備」を同時に取り組む効果
   PDCAサイクルを回すための最高の練習
   社員の「仮説検証力」を鍛える環境整備
   「一歩・一秒・一工程・一関節・一聞」を削減する「やきとり宮川」
 ❾ 部門横断の「早帰り推進チーム」をつくり、改善スピードを上げる
   「売上は下がってもいいから、残業時間を減らせ」の
   指令を受けた「早帰り推進チーム」
   横断チームが社員の意識を変え、残業が2分の1に
 
 
第4章 なぜ、「椅子」をなくすと残業が減るのか?
 ■社長と営業職に椅子はいらない
   椅子を捨てたら面白いように成績が伸びた課長
   抵抗勢力にめげずに「椅子なし」を断行
   「椅子なし」で「ダイエットに成功」!?
 
 ■会社から「椅子」をなくす4つのメリット
   社内から椅子をなくすだけで、改善が進む理由
   ❶ 残業が減る 
   「残業時間ワースト1位」の店舗に「椅子なし」を強制
   ❷ 「穴熊社員」が減る
   ❸ 健康になる
   ❹ 変化に対応しやすくなる
   なぜ、ただのパイプ椅子が1脚8000万円もするのか?
 
 
第5章 「辞めない社員」の育て方
 ■武蔵野の新卒社員が辞めない「5つ」の理由
   新卒25人中退職者ゼロの奇跡
   新卒社員の定着率を上げる5つの秘策
   ❶ 管理職の数を増やして、「目が行き届く」ようにする
   ❷ 課長職以上は「3年定年制」にする
   ❸ 新卒社員は、入社後1年で異動させる
   ❹「インストラクター」と「お世話係」に新卒をフォローさせる
   ❺ 内定者研修を実施する
   入社前と入社後のギャップを取り除く
 
 ■社員教育をした優秀な社員が辞めると会社が「得」する!?
   やむなく社員が辞めてもプラスに考える
   ❶ 人件費や教育研修費が少なくすむ
   ❷ 潜在能力の高い社員が入社する
   ❸ 社内が活性化する
   ❹ 社会貢献になる
 
 ■「ダブルキャスト化」で社員の層を厚くせよ
   中小企業はミュージカルに学べ
   新卒社員も成果が出せるように、仕組み化を徹底
 
 ■強い社員を育てるには、早い段階で「量」を与える
   社員教育で大事なのは、質よりも量
   どうして「飲み会」を開くほど残業がなくなる?
   30時間超の残業社員には個別面談
 
 
【巻末スペシャル】
躍進する「32社の社長」がこっそり教える「残業ゼロ」を実現する5つの秘策
 ❶ 社長が強い「決意」を示す
 ❷ 退社時間を「チェック」する
 ❸「終わりの時間」を決める
 ❹ 価値観を共有する
 ❺ 整理・整頓をする
 
 
エピローグ
著者
 小山 昇(こやま・のぼる)
 株式会社武蔵野代表取締役社長。1948年山梨県生まれ。
 東京経済大学を卒業し、日本サービスマーチャンダイザー株式会社(現在の株式会社武蔵野)に入社。一時期、独立して株式会社ベリーを経営していたが、1987年に株式会社武蔵野に復帰。1989年より社長に就任して現在に至る。
 「大卒は2人だけ、それなりの人材しか集まらなかった落ちこぼれ集団」を毎年増収増益の優良企業に育てる。2001年から同社の経営の仕組みを紹介する「経営サポート事業」を展開。現在、600社超の会員企業を指導している他、「実践経営塾」「実践幹部塾」「実践社員塾」「経営計画書作成セミナー」など、全国各地で年間240回以上の講演・セミナーを開催。
 1999年度「電子メッセージング協議会会長賞」、2001年度「経済産業大臣賞」、2004年度、経済産業省が推進する「IT経営百選最優秀賞」をそれぞれ受賞。日本で初めて「日本経営品質賞」を2度受賞(2000年度、2010年度)。
 2004年からスタートした、3日で108万円の現場研修(=1日36万円の「かばん持ち」)が年々話題となり、現在、70人・1年待ちの人気プログラムとなっている。
 『1日36万円のかばん持ち』『【決定版】朝一番の掃除で、あなたの会社が儲かる!』『朝30分の掃除から儲かる会社に変わる』『強い会社の教科書』(以上、ダイヤモンド社)、『99%の社長が知らない銀行とお金の話』『無担保で16億円借りる小山昇の“実践”銀行交渉術』(以上、あさ出版)、『【増補改訂版】仕事ができる人の心得』(CCCメディアハウス)などベスト&ロングセラー多数。
 
電子書籍は下記のサイトでご購入いただけます。
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