目次

はじめに

たった１年で営業利益１億円アップ！「スピード経理」６つのメリット

序章　「遅い経理」が会社を赤字にする！

01　「遅い経理」は社長の不安から生まれる
02　「社長が安心するためだけの資料」を作っていませんか？
03　資料が多いと、「端数合わせ」に時間をとられる
04　経理が遅いと、営業・販促がどんどん後手に！
05　なぜ余計な資料が、経営者と社員を不幸にするのか？
06　経理のスピードを上げる３ステップ

第１章　「過去」を捨ててスピードアップ！

07　過去と決別しなければ、スピードアップできない
08　「ダメ資産」が組織のスピードを落とす
09　「経理はカネにならない」思考を捨てる
10　人為的ミスを減らす「魔法のひと言」とは？
11　過去の債権債務はすぐ処理する
12　「過去の勝ちパターン」にすがりつかない
13　愛着のある商品でさえも捨て去る

第２章　「資料」を減らしてスピードアップ！

14　資料を減らすと、会社が儲かるメカニズム
15　資料作成の基本は「増やす」ではなく「絞る」
16　資料の上限枚数をあらかじめ決めておく
17　なぜ、新規の資料には「期限」を設けるべきか
18　どんな会社にも「誰も見ていない資料」がある理由
19　A３資料は会議の質を落としてしまう
20　「気づき」がある資料は、「ここ」が違う！
21　「資料がたくさんある＝がんばっている」という評価をやめる

第３章　「ルーティンワーク」を改善してスピードアップ！

22　経理資料の基本は「外見はそこそこ、中身はさすが」
23　資料作成時間をあえて制限するメリット
24　会議のマンネリを打破する意外な方法とは？
25　今すぐ、会議資料の読み上げをやめる
26　忙しいときほど、会議資料は事前配布する
27　経理と現場で「揉む」習慣をつける

第４章　「経理作業」をスピードアップ！

28　エクセルシートを会計データに流し込み効率化！
29　アルバイトでも簡単に作れるシンプル資金繰り表
30　「入力」だけなら、誰でも１日で即戦力に！
31　過去のものは「随時」、未来のものは「ある程度まとめて」
32　経理が自動化できない２つの理由とは？
33　シングルチェックよりダブルチェック
34　１人でも大丈夫！　バーチャルダブルチェック法
35　マニュアル作りは、スピードだけではなく「教育」にも効く！

第５章　スピード経理を「定着させる」８つのコツ

36　会社の「スピード感」は社長でなく“経理”で決まる
37　「会社の減速」を食い止める２つのアプローチ
38　計数感覚を鍛えれば、チェックスピードも上がる
39　“普通の経理”と“できる経理”はここが違う！
40　現場社員に数字の大切さを実感させる方法
41　社内の「連携」を深めるたった１つのコツ
42　「節約」を愛し、「ケチ」を排除する
43　早めの促しで、「期日」と「数字」を死守する

第６章　「会社のスピード」を上げる行動習慣

44　「人」と「数字」のひもづけが会社のスピードを上げる
45　仕事が速い人は「これ」を暗記している
46　全員のスケジュールを１週間先まで把握しておく「ひと声」運動
47　「困った担当者」はスピードアップの宝
48　スピードアップのヒントは「仕事が遅い人」にあり
49　ただ「聞く」だけで、会社が速くなる理由
50　会社のスピードを上げるメンタルチェック法

おわりに

今、あなたに試してほしいこと

著者

前田康二郎（まえだ・こうじろう）
流創株式会社代表取締役
1973年生まれ。学習院大学経済学部卒。
レコード会社など数社の民間企業で経理・総務業務を行い、大手PR会社では経理部長としてIPOを達成。その後中国へ赴任し、現地社員への管理業務の指導等を経て独立。
独立後は、黒字会社を中心に経理業務の受託を行っていたが、携わる会社がことごとく急成長を遂げる。その理由を観察・分析し、「黒字会社・黒字社員の習慣」をまとめる。
そしてそのメソッドを、赤字で苦しむ製造業の会社で実践。経理部長代行として、毎月10営業日訪問し、経理を通した組織改善を進める。
結果、わずか1年で5000万円の営業赤字が5000万円の営業黒字に反転し、1億円の利益改善に成功。その後も2期連続で黒字を達成し会社を軌道に乗せ、金融機関の与信ランクも回復させた。
現在は「フリーランスの経理」として、製造業やサービス業など幅広い業種を対象に、3〜7社の業務を常時並行して行っている。黒字会社のさらなる黒字化のアドバイスに加え、赤字体質の会社への社員指導、利益を生む組織改善の提案にも定評がある。
著書に『スーパー経理部長が実践する50の習慣』『職場がヤバい！不正に走る普通の人たち』（以上、日本経済新聞出版社）、『1％の人は実践しているムダな仕事をなくす数字をよむ技術』（クロスメディア・パブリッシング）などがある。