脱「三逆リーダー」
間違いなく部下は育ち、生産性は倍増する
脱「三逆リーダー」
間違いなく部下は育ち、生産性は倍増する
書籍情報
- 藤田 英夫 著
- 定価:1650円(本体1500円+税10%)
- 発行年月:2018年07月
- 判型/造本:46変上製
- 頁数:140
- ISBN:978-4-478-10590-0
内容紹介
「三逆リーダー」とは、部下にやってはならない3つのこと、1.部下に嫌われない努力、2.教える・指示する・世話をやく、3.部下の心を操作しようとする、という本来すべきこととは逆の3つ「三逆」をしゃかりきになってやっているリーダーのことです。
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目次
序
「組織革新研究会」とは
第1部 「三逆リーダー」の連鎖組織
1 無意識下の「人を道具として」
「金、人、物」として横一線に/嵌り込んだ落とし穴
2 「管理」の姿に実体化
強烈かつ根深いパワハラ/権力を背にして斜交いに/だめ人間への途へと/「ロボット症」の蔓延/他力におんぶに抱っこ
3 “上”は“下”の運命を握っている
4 姑息、邪道な「自分満足」/「三逆」の核心
「三逆リーダー」のオンパレード
5 「嫌われたくない努力」の凄まじさ
「やらせきる」など、どこ吹く風/「やる気」と「やらないで済ます気」の綱引き/これこそが「応援」だ/「本田サウンド」の誕生/「お蔭様です」/“悪”と向き合って
6 「教えたがる、指示したがる」の凄まじさ
口出し手出しの80パーセントは無用/「黙っているのは苦しい」/ガムテープで口を塞いだ製造部長/「発見」過程を取りあげる/「感じる」を取りあげる/「指示待ち」の量産/ヘルパーの本務はヘルプしないこと/s「有用無用」は対象状況が決める
7 部下の心を「“操作”しようとする」
「偽人間関係」/人はその魂胆に心を閉ざす/“下”は“上”を見透かしている
第2部 脱「三逆」を始めてみたら……。
1 第2部の総説
2 「三逆リーダー」ほど恐ろしいものはない リコー 機能材料開発センターグループリーダー 朝比奈大輔
昔からの「教えたがり」屋/嬉々として教えまくる/シンプルなのに、なんて深いんだ/「悪いのは俺だったのか……」/自分のコピーになるかもしれないが/最後までやらせきる/「対象」意識こそが「三逆」脱却のヒント/「三逆リーダー」症状ほど恐ろしいものはない
3 マネジメント革新だけで生産性250% 三井E&Sマシナリー 大分工場海外生産推進室長 辻 省悟
心臓が飛び出るのではないか/即動いた“勇者”たち/1カ月の工程を一週間で完遂/「三逆」からの脱却への目から鱗/「リードタイム短縮」を合言葉に/増員も投資もなく、8台→20台へ
4 脱却の途に就いたリーダー20人による成果のワンポイント
5 脱却の途に就いたリーダー733人に対するアンケート調査の結果
注記
著者
藤田英夫(ふじた・ひでお)
1933年、東京に生まれる。
組織革新研究会キャンパスリーダー。
大中企業の「人と組織」の変革・「人間力」再生の研究と実践にあたっている。
著作/『「状況」が人を動かす』(毎日新聞社)、『人を人として』(PHP研究所)、『人間力』(NTT出版)、『人間力をフリーズさせているものの正体』(シンポジオン)、『「個全システム」によるミーティング革新』(ダイヤモンド社)。