リーダーは世界史に学べ

リーダーは世界史に学べ
書籍情報
- 増田 賢作 著/羽田 正 監修
- 定価:1870円(本体1700円+税10%)
- 発行年月:2025年10月 [予約受付中]
- 判型/造本:46並
- 頁数:336
- ISBN:9784478121382
内容紹介
リーダーに必要な人間の大きさ、部下がついていきたくなる圧倒的な存在感をどう得たらいいのか。失敗をしながらも偉業を成し遂げ、世界史に名を残した人物たちの些細にして心を揺さぶる言葉が、リーダーが抱える問題・悩みを解決しれくれる。リーダーシップは世界史に学んで掴みとれ
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目次
はじめに
第1章 【決断力】 迷わず行動する力
「人は実績と人望の積み重ねで成功している」
ユリウス・カエサル(古代ローマ)
「苦境時は権力を集中させ、組織を同じ方向に向かわせよ」
ムスタファ・ケマル・アタテュルク(トルコ)
「不条理な状況で孤立しても、決して屈するな」
ウィンストン・チャーチル(イギリス)
「身近に感じられる目標設定で、すべての人を包み込む」
マハトマ・ガンディー(インド)
「知らないことに向き合い、決断するのがリーダーの仕事」
マーガレット・サッチャー(イギリス)
「先進的なとり組みを急に進めたために滅亡してしまった」
始皇帝の反省(中国・秦)
「最大の危機は栄光の瞬間から始まる」
ナポレオン・ボナパルトの反省(フランス)
「近くに置くべき人を遠ざけ、遠ざけるべき人を近くに置いてしまった」
ニコライ2世の反省(ロシア)
第2章 【洞察力】 本質を見抜く力
「弱者同士でもうまく連携すれば、強い相手も怖くない」
諸葛孔明(中国・蜀)
「求められているものを素直に受け止めれば、アイデアは浮かんでくる」
レオナルド・ダ・ヴィンチ(イタリア)
「リーダー自身が直接学び、率先してとり入れよ」
ピョートル1世(ロシア)
「必要があれば憎い相手とも手を組みなさい」
マリア・テレジア(オーストリア)
「統計をもとに現状を見える化して、苦境を改善する」
フローレンス・ナイチンゲール(イギリス)
「顧客満足と社員満足は、対立するものではなく両立する」
ヘンリー・フォード(アメリカ)
「着眼点はよかったものの、進め方がよくなかった」
王安石の反省(中国・宋)
「データを重んじすぎて、実態が見えていなかった」
ロバート・マクナマラの反省(アメリカ)
第3章 【育成力】 チーム・組織を育む力
「教えるためには、あなた自身が正しくないといけない」
孔子(中国・魯)
「経歴よりも、とにかく能力があるものを抜てきする」
曹操(中国・魏)
「相手を承認しながら進めることが成功の鍵」
オクタウィアヌス(ローマ帝国)
「高い理想像から必要となる人材を考えよ」
ラーマ5世(タイ)
「自分が優秀すぎて、部下を活かすことができなかった」
項羽の反省(中国・楚)
「人員を整理しすぎたため、厳しい戦いになった」
ヨシフ・スターリンの反省(ソ連)
第4章 【人間力】 周囲の信頼を得る力
「リーダーは普通の鏡だけでなく、歴史の鏡と人の鏡の3つの鏡で自分を見つめなさい」
太宗(中国・唐)
「敬意と感謝を持てば、敵でも許せるものである」
サラディン(シリア・エジプト)
「高い目標や志を持てば、自己犠牲もできる」
康熙帝(中国・清)
「日頃から準備をしている者に必ずチャンスが訪れる」
アンドリュー・カーネギー(アメリカ)
「情報のインプット経路は一つだけではなく、多様なのです」
ヘレン・ケラー(アメリカ)
「趣味に走り過ぎて、国を滅ぼしてしまった」
徽宗の反省(中国・宋)
「とんでもない墓をつくってしまった」
シャー・ジャハーンの反省(インド・ムガル帝国)
第5章 【健康力】 リーダーの健康管理力
「長生きしたければ、食事のときによく噛むこと」
ウィリアム・グラッドストン(イギリス)
「規則正しく、適度に体を動かすことが長寿の秘訣」
エリザベス2世(イギリス)
「深酒で自制心を失ったうえに、寿命を縮めてしまった」
アレクサンドロス大王の反省(古代ギリシャ)
「頭痛がおさまった直後、大事な判断をしてはいけない」
ユリシーズ・グラントの反省(アメリカ)
「体調不良のままリーダーを続けてしまった」
ウッドロウ・ウィルソンの反省(アメリカ)
「酒にのまれて醜態をさらしてしまった」
ボリス・エリツィンの反省(ロシア)
監修者より
著者より
著者
増田賢作(ますだ・けんさく)
歴史通の経営コンサルタント。小宮コンサルタンツ コンサルティング事業部長・エグゼクティブコンサルタント。1974年広島市生まれ。早稲田大学法学部卒業後、生命保険会社、大手コンサルティング会社、起業を経て、現在に至る。小学1年生のころから偉人の伝記を読むのが好きで、ナポレオンやリンカーンなどの伝記や漫画を読みあさっていた。中高一貫の男子校に進学。そのころから日本や世界の歴史小説や歴史書を手あたり次第に読み、世界史では中国の歴代皇帝やヨーロッパの王、アメリカの歴代大統領などについて学んだ。現在は経営コンサルタントとして経営戦略の立案・実践や経営課題の解決を支援するなど、100社以上の経営者・経営幹部と向き合い、歴史を活かしたアドバイスも多数行っている。著書『リーダーは日本史に学べ 武将に学ぶマネジメントの本質34』(ダイヤモンド社)が話題に。
監修者
羽田 正(はねだ・まさし)
1953年生まれ。東京大学名誉教授。専門は世界史。従来のヨーロッパを中心とした世界史像からの脱却をめざし、国民国家やヨーロッパ対アジアという構図にとらわれない新しい世界史=「グローバル・ヒストリー」の方法による世界史理解を提唱し、各国の歴史学者との共同研究にとりくんでいる。著書に『新しい世界史へ』(岩波新書)、『グローバル化と世界史』(東京大学出版会)、監修書に『輪切りで見える!パノラマ世界史』(大月書店)、『角川まんが学習シリーズ 世界の歴史』(KADOKAWA)など多数。