1兆ドル思考
世界一流の成功をもたらす9原則

1兆ドル思考
世界一流の成功をもたらす9原則
書籍情報
- イリヤ・ストレブラエフ 著/アレックス・ダン 著/矢島 麻里子 訳
- 定価:2970円(本体2700円+税10%)
- 発行年月:2026年02月 [予約受付中]
- 判型/造本:46並PUR製本
- 頁数:616
- ISBN:9784478121597
内容紹介
Google元会長やZoom創業者たちが絶賛する世界的話題作。時価総額1兆ドルを超えるような大成功企業を見抜くVCの思考法。スタンフォード教授×元マッキンゼー著者が、数々の伝説的なエピソードと最新研究から、桁外れの成果を生む9つの法則を明快に示す。読むだけで面白く、胸が熱くなる実話が満載。
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目次
推薦
はじめに
1兆ドル思考 ─ 桁外れの成長を導く「ベンチャーマインドセット」
あなたに大成功をもたらす9つの原則
序章 サースビーとは何か、その重要性とは
小さな賭けが未来を変える瞬間
反対多数からの大逆転
サースビーの名が知られていない理由
大成功する企業の共通点とは
ベンチャーキャピタルの役割
知られざる立役者
なぜ米国で1兆ドル企業が続々生まれるのか?
ベンチャーマインドセット
破壊的変化を乗り越えるための思考法
ベンチャーマインドセットの9原則
本書の執筆までの道のり
シリコンバレーの外でも役立つ知恵
第1章 三振を気にせずホームランを狙う VCが失敗をいとわず、あなたもそうあるべき理由
1–1 あらゆる困難を乗り越える
銀行口座に流れ込んだ1億5000万ドルの行方
失敗するかどうかは事前にわからない
1–2 ホームランを狙ってフルスイングする
勝者総取りの世界とは何か
たった1本のホームランがすべてを覆す
外れ値が未来を変える
1–3 ベンチャーキャピタリストにとって最凶の悪夢
逃した魚は1万倍の損失
フルスイングこそが成功の条件
1–4 失敗がイノベーションを生む
ポスト・イットに宿る思考法
効率化の非効率性
イノベーションは2つの顔を持つ
失敗ゼロは革新ゼロの証拠
1–5 何事にも時がある
企業の予算編成とVC思考の決定的違い
小さな挑戦者が巨人を倒す
1–6 うまくいかない企業には、それぞれ理由がある
失敗の活用を阻む3つの落とし穴
1–7 失敗をいとわず、ホームランを狙う
失敗を受け入れる力が革新を生む
大失敗を成功の糧とするために
1–8 自社のピラミッドを構築する
破壊的挑戦を頂点に据える
グーグルXのムーンショット戦略
神ですら宝くじを当てられない原因
第2章 四方の壁の外に出る 次の大物を逃さない方法
2–1 ここへ来たのはカーペットを買うためか、資金を獲得するためか?
120万ドルの夕食が20億ドルに変わる
敷物店から始まった投資伝説
四方の壁の外にこそ宝がある
成功の鍵は「目利き」の前に「発掘」する力
革新は壁の外からやってくる
2–2 ネットワークを広げる
ネットワークこそ最大の資産
同質の人脈では未来は開けない
人脈の一歩先に、未来の巨人がいる
はみだし者との出会いが未来を変える
2–3 チャンスは待つのではなく、自分でつくる
漁師でありハンターであるVC
敗北の直後に勝ち筋を見いだす
見逃されるはずの兆しをつかむ力
ドアをノックすべきはあなたの方だ
2–4 すべての反応に重要な意味がある
スタンフォードMBAの大胆な実験
投資家の返答が示す「意外な傾向」
一通のメールにも次のグーグルが潜んでいる
スパムメールが5億ドルに化けた日
天才数学者を見いだした教授の偉業
2–5 誰がコピー機を必要としているか?
大企業が捨てた技術の逆襲
社内で見逃された1兆ドルの芽
外の知恵を拒む「NIH症候群」
エコーチェンバー化する企業
携帯革命を逃した業界王者の末路
世界を変えたのに「日の目を見なかった」幻の大発明
守りの文化が招く危険なアレルギー反応
2–6 常に目を光らせておく
コーヒーから学ぶアイデア発掘の3つのヒント
ネスプレッソを生んだ現場のひらめき
偶然を必然に変えるP&Gの発想力
外の才能を味方にする仕組み
素人がプロを超えたネットフリックス賞
2–7 予測不可能なものの力
恋とビジネスに共通する偶然の力
最高の出会いは思わぬ場所から
第3章 心の準備をする VCが問う、機会の評価方法を変える質問とは
3–1 なぜ投資したくないのか?
スタンフォードの講堂で繰り広げられる「投資ゲーム」
情報不足でも決断せよ
3–2 サメと竜と重大な欠陥
選択肢は広く、決断は速く
投資家は「欠陥」から探す
まずは投資「しない」決定から
3–3 見ればわかる
幸運は、準備した人のもとに訪れる
偶然ではなく必然 ── プリペアードマインドが生んだ大成功
ジョブズが10分で未来を見抜けた理由
金鉱を前に素通りしたゼロックス
直感を裏付ける準備をする
3–4 専門知識は離陸のための燃料
すばやく判断するための3つの仕組み
ザッカーバーグを動かした準備の力
欠陥を即座に見抜き、有望株を選び取るための事前研究
速く選び、深く調べる
3–5 一分一秒を争うとき
投資家と映画プロデューサーの共通点
磨かれた目が直感を導く
第4章 100回「ノー」と言う 意外な方法で目利き力を養うべき理由
4–1 戦いの末に……貯金箱を割る方法
勝つことが罠になる競争
勝利の陰に潜む呪い
見送る勇気を持つ
4–2「ノー」と言うことに慣れる
幻の1兆ドル企業セラノス
探究心が幻を見抜いた
瞬時の却下と徹底的な検証
選択肢を増やして勝ち残る
4–3 リスク低減エンジニア
判断を助ける投資メモ
楽観論に流されないためのツール
メモで失敗も資産化する
4–4 ファネルを詰まらせない
スピード感が命運を分ける
地獄への道は善意で舗装されている
小さな改良と大きな革新を区別する
黄色い表紙の帝国が滅亡した理由
4–5 繰り返し「ノー」と言うことの効果
100回の「ノー」と1度の「イエス」を言う覚悟
懐疑的になりすぎて宝を逃すな
第5章 騎手に賭ける ベンチャーキャピタリストがチームの評価に時間をかける理由
5–1 セカンドチャンス
成功が成功を生む
1750万ドルのゲームオーバー
返金ではなく再挑戦せよ
プロダクトより人を信じる
ピボットから生まれた王者たち
5–2 競馬とユニコーン探しの共通点
勝敗を決めるのは馬か騎手か
VCは馬より騎手を見る
アイデアがB級でもA級の人材なら勝てる
5–3 自前の競馬場をつくる
「冗談」から生まれた「世界標準」
曖昧さと大胆さの方程式
イントレプレナー(社内起業家)が未来を創る
グアテマラから世界へ広がった「ハッピーセット」
才能を潰すな、走らせよ
5–4 バランスのとれたはみだし者を探せ
イノベーションに必要な3つの原則
人を惹きつける磁力
敬意なきリーダーに未来なし
バランスのとれたはみだし者
経験不足こそ革新の武器
一人の天才より多様な連携
5–5 ロバではレースに勝てない
人と市場の掛け算が勝因
創業者だけでは走り切れない
標準化が組織を強くする
ねじの時代から人の時代へ
生き残ったのは人を信じた会社
5–6 次のエジソンはあなたの隣に座っているかもしれない
誰が手綱を握るかがすべて
「君が夢中になれることは何?」
未来を変える人材は隣にいる
第6章 意見の不一致を認め合う 反対意見を奨励し、全会一致を警戒すべき理由
6–1 人は他人のまねをする
サルが示す慣習の力
集団の空気には逆らえない
判断をゆがめる「チーム内バイアス」
最初の一言が結論を左右する
不一致を認める勇気を持つ
6–2 コンセンサスに注意せよ
賛否が割れる投資こそ有望
合意形成文化が成長を阻む
逆張りの一撃が歴史を変える
ケインズが選んだ逆張りの道
最大の忠誠は「反対すること」
6–3 悪魔にも代弁者が必要
より良い決定を下すための4つの方法
人数を絞って質を高める
序列を外せば議論が深まる
同調圧力を壊す役割をつくる
無記名で反対意見を引き出す
6–4 レッカー:大勢に逆らう力
反逆者こそイノベーター
反逆者を活躍させる3つの仕組み
総意に逆らう道を開く
最終判断は一人に委ねる
たった一人の賭けが生んだ「パワーポイント」
失敗も成功も全員で受け入れる
6–5 全会一致で間違う危険性
全員が異論を述べ、全員が従う
個別意見から意思決定を始める
第7章 倍賭けか降りるか もっとすばやく、もっと頻繁に降りるべき理由
7–1 ベンチャーカジノ:フォールドか、コールか、レイズか
VCとポーカーの意外な共通点
ポーカーは意思決定の縮図
7–2 ラウンド単位で取り組む
情報不足な状態での決断が勝敗を分ける
1粒の種から生まれた巨木
カードを待ちすぎると手遅れになる
常に選択肢を残す戦略
7–3 オプションが重要
柔軟性こそベンチャーマインドセットの鍵
「コミットする」より大切なこと
薬も映画も鉱山も「柔軟性」で生きる
大きな決断を小分けにせよ
7–4 意思決定者が陥りやすい破滅への道
「あと少し」が命を奪う
「損切りできない」人間心理
たった一人のコミットに潰された英国の大銀行
損失回復への幻想が人を狂わせる
「やめられない病」の正体
7–5 クイズ$ミリオネア
意思決定の手本は『ミリオネア』
他人の意見を聞く
公平な視点を活用せよ
外部の知恵が意思決定を助ける
集合知をプロセスに組み込む
継続か撤退かを選ぶ勇気
半分以上の継続は危険
『ミリオネア』もベンチャーだった
7–6 情け容赦なく打ち切る
アマゾン流の小さな賭け方
小さく始めて検証する
ゾンビ案件が資源を奪う
墓碑銘から始める発想
7–7 打ち切りのタイミング
重要なのは「学び方を学ぶ」こと
不確実性には柔軟性で挑む
第8章 パイを大きくする VCが明確にするインセンティブの課題とは
8–1 運命をともにする
奴隷の孫を大富豪にした「神の契約」
利益分配で全員を動機づける
8–2 上げ潮はすべての船を押し上げる
リスクと報酬を共有する仕組み
報酬設計が生む創造性とリスク志向
利益を分け合わなければクジラは仕留められない
8–3 報酬革命
8人の反逆者から生まれた革命の谷
報酬革命がシリコンバレーを動かした
8–4 インセンティブが行動の原動力
研究が示す意外なリスク傾向
創業者はなぜリスクをとれるのか
インセンティブが人を動かす
保守的な組織は保守的な人を引き寄せる
8–5 支払いに見合うものしか手に入らない
インセンティブ設計の失敗
尻尾ではなく成果を狙え
8–6 強欲があだとなる場合
門戸を開く組織が成長する
オーナーシップが行動を変える
全員株主化が生む驚きの成果
努力と評価の乖離を防ぐ仕組み
大きなパイの小さな分け前
第9章 偉業の実現には時間がかかる イノベーションを潰す元凶は何か
9–1 長期的思考を働かせる
爆発から生まれた挑戦の火種
幾度もの逆境を超え宇宙へ挑んだスペースX
10分に捧げられた15年の信頼
ゆっくりと、そして突然に
9–2 灰からの成長を果たす
焼け跡から伸びる巨木
握手だけで融資した伝説の銀行家
逆境にこそ未来が育つ
9–3 プライスレスな資産
経済を揺るがす一角獣たち
待てる者だけが果実を得る
忍耐が描くJカーブ
短期的な収益より潜在的な成長に賭けよ
未来の転換点を見抜けるか
9–4 短期的利益を無視する
長期投資が人を育てる
短期の約束が破滅を招く
10億ドルの罠 ── 短期目標が潰した未来
長旅を望むベンチャーマインドセット
2人のCEOを超えなければ成果は出ない
年度予算に縛られるな
議論を一変させる「死の直前」エクササイズ
短期の痛みを長期の利益に変える力
9–5 マシュマロが多いほど喜びも大きい
人生は「15分我慢できるか」で決まる
自制心は「工夫」で鍛えられる
「双曲割引」と投資判断の落とし穴
VCの思考法を人生に応用する
未来への乾杯 ── 世代を超えて届く長期的リターン
結び
未来を待つのではなく、つかみ取れ
ベンチャーマインドセットを持つ者だけが勝ち残る
イノベーションは誰の手にも宿る
任天堂が「花札メーカー」で終わらなかった理由
ベンチャーマインドセットで人生が変わる
謝辞
付録:ベンチャーマインドセット・プレイブック
索引
原注
著者
イリヤ・ストレブラエフ(ILYA STREBULAEV)
ベンチャーキャピタルに関する世界有数の学術専門家。スタンフォード大学経営大学院の「ベンチャーキャピタル・イニシアチブ」創設者であり、デービッド・S・ローベル寄付講座「プライベート・エクイティ」教授および金融学教授。その研究は主要な学術誌に広く掲載され、ウォール・ストリート・ジャーナル紙、ニューヨーク・タイムズ紙、ブルームバーグ、ハーバード・ビジネス・レビュー誌でも取り上げられている。世界各地でベンチャーキャピタルと企業イノベーションに関するワークショップや政財界リーダー向けエグゼクティブセッションを頻繁に主宰する。2023年にはリンクトインのトップボイスに選出された。
アレックス・ダン(ALEX DANG)
マッキンゼー・アンド・カンパニー、アーンスト・アンド・ヤング(EY)、アマゾンなどの企業で20年余りの経験を有するベンチャービルダー兼デジタル戦略アドバイザー。マッキンゼーのパートナーとして、クライアントの新規デジタル事業の設計・構築、イノベーション能力の開発を支援した。アマゾンではプロダクトリーダーとして、eコマース、サプライチェーン、AIの各分野にわたり、数百万人の顧客を対象とする新規事業や新規ソリューションを多数立ち上げた。スタンフォード大学経営大学院修了。
訳者
矢島麻里子(やじま・まりこ)
翻訳家。東京女子大学文理学部史学科卒業。訳書に『脳と身体を最適化せよ!「明晰な頭脳」「疲れない肉体」「不老長寿」を実現する科学的健康法』(ダイヤモンド社)、『考えすぎない練習』『最高の脳で働く方法』『さあ、本当の自分に戻り幸せになろう 人生をシンプルに正しい軌道に戻す9つの習慣』『ポジティブ・インパクト まわりにいい影響をあたえる人がうまくいく』(いずれもディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。
