IPOに当選して利益を上げるための基本戦略は、
「数多くのIPOに数多くの証券会社から抽選を申し込む」

 IPO(新規上場株・新規公開株)に申し込んで買った株を上場後に売る「IPO投資」は、株初心者でも“損をするリスクが低いのに大きな利益が期待できる”人気の投資法だ。IPO銘柄によっては、上場時の初値で機械的に売るだけで、投資資金が何倍にも増えて大儲けできることも珍しくはない。

 実際、2022年のデータを見ると、上場時の初値が公開価格(購入価格)を上回った割合は79.1%で、平均騰落率は51.8%と髙い。初値が公募価格を下回った割合も19.8%あるが、その下落率の平均は8.3%と平均騰落率を比べてかなり低い。つまり、IPO投資は「大きく儲かる可能性が高く、負けても損失は小さめ」という「ローリスク・ハイリターン」な投資法と言えるだろう。

 そんな魅力的なIPO投資だが、問題は「抽選でしか買えないのに、当選倍率が高くてなかなか当たらない」ということ。そのため、IPO投資は「数多くのIPOに数多くの証券会社から抽選を申し込むことで、当選確率を上げる」が基本戦略となる。

 そこで今回は、本格的にIPO投資にチャレンジしたい人におすすめしたい「IPOに強い証券会社」をまとめてみた。全力でIPOの当選確率を上げたい人はここで紹介するすべての証券会社で口座を開設し、できるだけ多くのIPOに申し込むのがおすすめだ。一方、そこまで多くの証券会社の口座はいらないという人なら、おすすめ度の髙い証券会社からいくつか選んで口座を持っておくだけでも十分だろう。

 最初に、今回おすすめする「IPOに強い主な証券会社」を下の表にまとめた。

■「IPOに強い」主な証券会社
証券会社名 主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) 入金 詳細
2022年 2021年
松井証券 0社
/55社
0社
/56社
当選後 ▼詳細へ
岡三オンライン (2社)
/38社
(4社)
/47社
当選後 ▼詳細へ
SBIネオトレード証券 (13社)
/21社
(17社)
/21社
当選後 ▼詳細へ
SMBC日興証券 24社
/47社
26社
/80社
抽選前
(抽選申込時)
▼詳細へ
SBI証券 13社
/89社
21社
/122社
抽選前
(公開価格決定日)
▼詳細へ
大和コネクト証券(旧:CONNECT) (17社)
/42社
(16社)
/49社
抽選時点 ▼詳細へ
auカブコム証券 (5社)
/23社
(4)
/42社
抽選前
(抽選申込時)
▼詳細へ
楽天証券 0社
/65社
0社
/74社
抽選前
(購入申込時)
▼詳細へ
マネックス証券 0社
/61社
0社
/64社
抽選前
(抽選申込期間最終日)
▼詳細へ
岩井コスモ証券 0社
/37社
0社
/45社
抽選前
(抽選申込時)
▼詳細へ
※カッコ内は取扱銘柄の中でグループ証券が主幹事を務めた銘柄数。

 では、ここからポイントとそれぞれのおすすめ証券会社をひとつずつ解説しよう。
【※関連記事はこちら!】
【IPOスケジュール/2023年】全IPOの上場日、申込期間(ブックビルディング期間)、仮条件、主な取り扱い証券会社などを紹介!

IPO投資家が口座を開設しておくべき証券会社のポイントは
「入金時期」「主幹事数」「取扱銘柄数」の3つ

 最初にIPO投資に取り組む際に口座を持っておきたい証券会社、つまり「IPOに強い証券会社」の3つのポイントをまとめておこう。

 なお、重要度は「ポイント1⇒ポイント2⇒ポイント3」の順番で高いので、、もし「一度に数多くの証券会社で口座開設をしたくない」という人や「投資資金が限られているのであまり多くの証券会社の口座があっても活用しきれない」という人は、まずポイント1の証券会社を、その次にポイント2の証券会社を優先して選ぶといいだろう。

■ポイント1【入金はIPO当選後でOK】
「入金」するのが「当選後」でも大丈夫な証券会社なら、
抽選申込時に資金配分を心配せず、片っ端からIPOに申し込める


IPOを取り扱い証券会社には「抽選前に入金が必要」な証券会社と「入金はIPO当選後でOK」の証券会社がある。「当選後の入金でOK」の証券会社だと、資金を気にすることなく片っ端からIPOの抽選に申し込めるので、本気でIPO投資にチャレンジしたい人はまっさきに口座開設しておきたい。
▼「入金はIPO当選後でOK」の詳細とおすすめ証券会社へジャンプ

■ポイント2【主幹事数が多い】
主幹事証券は通常の幹事証券よりIPO株の配分数が
「数倍〜数十倍」あるので、圧倒的に当選しやすい!


IPOでは、公募・売り出しされる株数のうち80%以上が主幹事証券に配分されるケースがほとんどで、95%以上が主幹事に割り当てられる銘柄も珍しくない。つまり、主幹事証券から申し込むと、その他の幹事証券から申し込んだ場合と比べて当選確率が圧倒的に高くなる。そのため、IPOの主幹事数が多い証券会社の口座を持っているほど、IPO投資には有利となる。
▼「主幹事数が多い」の詳細とおすすめ証券会社へジャンプ

■ポイント3【取扱銘柄数が多い】
取扱銘柄数が多い証券会社ほど、
数多くのIPOにチャレンジできる


「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」のことわざ通り、なるべく多くのIPOに申し込むのが当選を引き当てるための基本戦略。その点、IPOの取扱銘柄数が多い証券会社は数多くのIPOに申し込めるので、その分、当選する可能性も高まる。
▼「取扱銘柄数が多い」の詳細とおすすめ証券会社へジャンプ

ポイント1【入金はIPO当選後でOK】
「入金」するのが「当選後」でも大丈夫な証券会社なら、
抽選申込時に資金配分を心配せず、片っ端からIPOに申し込める!

 IPO投資でもっとも抽選申し込みを優先させるべきなのは「入金はIPO当選後でOK」の証券会社。IPO投資を始めたい個人投資家なら、真っ先に口座開設を検討したい。

 IPO投資では、当選確率を上げるために「できるだけ多くの証券会社から抽選に申し込む」というのが基本戦略となるが、この際にネックとなるのが資金の問題。抽選前に入金が必要な証券会社だと、申し込み時に資金繰りを考えなければならないからだ。例えば、IPOに使える資金が60万円のとき、1単元購入するのに20万円必要なIPOであれば、最大3つの証券会社からしか申し込むことができないため、事前に「どこの証券会社から申し込むか」を決め、それに合わせて資金を移動しなければならない。また、複数のIPOに同時に申し込む場合、資金配分のやりくりはさらに複雑になってしまう。

 それに対して「入金はIPO当選後でOK」の証券会社は、そうした細かい資金繰りを一切気にすることなく片っ端からIPOに申し込むことが可能だ。もし運よく当選すれば、その段階で購入するかどうかを決めて資金を入金すればOKだ。IPO投資にチャレンジしたい人で「入金はIPO当選後でOK」の証券会社の口座を持っていない人は、真っ先に口座開設を検討すべきだろう。

【2023年11月1日時点】
IPO「入金は当選後でOK」のおすすめ証券会社

◆松井証券
主幹事数/取扱銘柄数 ネットでの配分方法 入金
2022年:0社/55社
2021年:0社/56社
70%以上:1人1票の平等抽選 当選後
松井証券のおすすめポイント
事前入金なしにIPOの抽選を申し込めむことができる数少ない証券会社のひとつ。しかも、主幹事こそないものの取扱銘柄数はトップクラスで、2022年は全91社のうち55社のIPOを取り扱った。取扱銘柄数が多いうえ、資金の余裕がなくてもIPOの抽選に申し込めるので、投資資金に限りのある初中級の株投資家がIPOにチャレンジするとき、真っ先に持っておきたい証券会社と言えるだろう。また、取引実績などに関係しない「平等抽選」の割合が70%と高いのもメリットだ。
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◆岡三オンライン
主幹事数/取扱銘柄数 ネットでの配分方法 入金
2022年:(2社)38社
2021年:(4社)47社
10%以上:1人1票の平等抽選
90%以下:取引実績による優遇抽選
当選後
岡三オンラインのおすすめポイント
岡三オンラインはIPOの抽選申し込み時に入金の必要がない証券会社のひとつ。取扱銘柄数は松井証券には一歩劣るものの、毎年コンスタントに数多くのIPOに申し込むことが可能だ。資金に限りのあるIPO投資家なら、口座を開設しておいて損はないだろう。また、母体である岡三証券が主幹事を務めるIPOの場合、通常より多くのIPO株の配分が期待できるのもメリットだ。なお、配分されたIPO株の90%は取引実績に応じたステージ制で割り当てられるので、岡三オンラインのヘビーユーザーほど当選確率が高くなる。
※カッコ内は取扱銘柄の中で母体である岡三証券が主幹事を務めた銘柄数。
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◆SBIネオトレード証券
主幹事数/取扱銘柄数 ネットでの配分方法 入金
2022年:(13社)21社
2021年:(17社)21社
10%:1人1票の平等抽選
90%:ステージ制抽選
当選後
SBIネオトレード証券のおすすめポイント
入金をしなくてもIPOの抽選に申し込める証券会社のひとつ。2021年にSBIグループに入ってIPOの取扱銘柄数が急増したことで、IPO投資家にとって非常に魅力的な証券会社となった。グループ会社が主幹事を務めるときは配分されるIPO株の数が多くなる傾向にあるが、SBIネオトレード証券の取扱銘柄の半数以上はSBI証券が主幹事を務めているので、それだけ当選チャンスが多いことが期待できる。ステージ制の「IPO抽選優遇プログラム」は前月の取引実績などに応じて5段階のステージに分類され、上のステージほど当選確率が高くなる。
※カッコ内は「SBIネオトレード証券」の取扱銘柄の中で「SBI証券」が主幹事を務めた数。
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ポイント2【主幹事数】
主幹事証券は通常のIPO株の配分数が幹事証券より
「数倍〜数十倍」多いので、圧倒的に当選しやすい!

 次にIPO投資で重要となるのは「主幹事を務める証券会社」だ。

 IPOでは公募・売出される株式が複数の証券会社に配分されるが、一般的に主幹事証券への割り当てが圧倒的に多い。例えば、2023年3月31日に上場して初値が公開価格の3倍以上に高騰したFusic(5256)の場合、IPO株の実に87.0%が主幹事であるSBI証券に割り当てられた。配分が2番目に多かったSMBC日興証券などへの割り当てが1.7%と比較しても圧倒的に株数が多く、それだけSBI証券の当選確率が高かったことがわかる。

 つまり、資金の問題でIPOの抽選に申し込める証券会社の数が限られているのであれば、主幹事証券を優先することが当選確率を上げるために重要となる。また、IPO投資家にとって、主幹事を務める件数の多い証券会社の口座を持っておくことはIPOの当選を勝ち取るために欠かせないポイントと言えるだろう。

【2023年11月1日時点】
IPO「主幹事数の多い」おすすめ証券会社

◆SMBC日興証券
主幹事数/取扱銘柄数 ネットでの配分方法 入金
2022年:24社47社
2021年:26社80社
10%:1人1票の平等抽選
最大5%:「ステージ別抽選」
抽選前
(抽選申込時)
SMBC日興証券のおすすめポイント
日本三大証券会社のひとつだけあってIPOに強く、主幹事数・取扱銘柄数ともにトップクラス特に主幹事数は多く、2021年は3位、2022年は1位の実績を誇っている。また「ソフトバンク」「楽天銀行」など、注目度の高い大型IPOで主幹事に入っているケースが多いのも特長だ。IPO投資にチャレンジするなら外せない証券会社のひとつだろう。「ステージ別抽選」は預かり資産額などによって当選確率が変わるシステムで、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。
※ 資産残高などに応じて決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数を割り当て
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◆SBI証券
主幹事数/取扱銘柄数 ネットでの配分方法 入金
2022年:13社/ 89社
2021年:21社122社
60%:1単元1票の平等抽選
30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分
10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分
抽選前
(公募価格決定日)
SBI証券のおすすめポイント
ネット証券でありながら以前からIPOに力を入れてきた「IPO投資家御用達」とも言える証券会社だ。特に取扱銘柄数は圧倒的で、2022年は全91社のうち89社を引き受けるなど、毎年ほとんどすべてのIPO株に申し込み可能だ「平等抽選」の配分が60%と高いうえ、30%が配分される「IPOチャレンジポイント」制度も魅力。他の証券会社のように取引実績などで決まるのではなく、IPOに落選した数が多いほど当選確率を上げることができるシステムなので、資金の少ない個人投資家でも大いに恩恵を被ることができる。
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 主幹事証券絡みで、隠れた狙い目証券と言えるのが「主幹事証券のグループ証券」だ。

 主幹事証券は、グループのネット証券に対して、自社に割り当てられたIPO株の一部を委託するケースがある。例えば、大和コネクト証券(旧:CONNECT)auカブコム証券岡三オンラインSBIネオトレード証券は、それぞれグループ会社である大和証券や三菱UFJモルガン・スタンレー証券、岡三証券、SBI証券が引き受けるほとんどのIPOを取り扱っている。

 委託された株数は公開されていないが、前述した通り、主幹事証券はもともとの配分数が圧倒的に多いので、主幹事証券から割当数の一部を委託されたグループ証券は、他の幹事証券より多くのIPOが回ってくることが期待できる。これらのグループ証券は、ほとんどの場合、IPOの取扱銘柄数も多いので、口座開設を検討する価値は十分にあるだろう。

【2023年11月1日時点】
IPO「主幹事数の多い大手証券会社のグループ証券」

◆大和コネクト証券(旧:CONNECT)
主幹事数/取扱銘柄数 ネットでの配分方法 入金
2022年:(17社)42社
2021年:(16社)49社
70%:1人1票の平等抽選
30%:優遇抽選
抽選時点
大和コネクト証券証券のおすすめポイント
スマホ取引に特化した大和証券グループのネット証券で、2023年5月から「大和コネクト証券」に名称が変更に。基本的に大和証券が取り扱うすべてのIPOに申し込むことが可能で、特に大和証券が主幹事を務めるIPO株は多めの配分が期待できる。「平等抽選」の割合が高いうえ、「39歳以下」「つみたてNISA・NISAの利用」「信用取引口座を開設」「投資信託を保有」など、比較的クリアしやすい優遇条件を数多く満たすほど当選確率がアップするのもメリットだ。
※カッコ内は取扱銘柄の中でグループ証券の大和証券が主幹事を務めた銘柄数。
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◆auカブコム証券
主幹事数/取扱銘柄数 ネットでの配分方法 入金
2022年:(5社)23社
2021年:(4社)42社
10%以上:1人1票の平等抽選 抽選前
(抽選申込時)
auカブコム証券のおすすめポイント
三菱UFJフィナンシャルグループの一員であるauカブコム証券は、日本有数の大手証券である三菱UFJモルガン・スタンレー証券が引き受けるIPO株のすべてに申し込むことが可能(一部銘柄は除く)。また、三菱UFJモルガン・スタンレー証券は毎年コンスタントに数件の主幹事を務めており、そのIPOのときはより多くの配分が期待できる。個人投資家へは10%以上が配分され、そのすべてが平等抽選に。抽選は資金量などに関わらず1人1票なので、資金の少ない投資家にも当選チャンスがあるだろう。
※カッコ内は取扱銘柄の中でグループ証券の三菱UFJモルガン・スタンレー証券が主幹事を務めた銘柄数。
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ポイント3【取扱銘柄数】
取扱銘柄数が多い証券会社ほど、
数多くのIPOにチャレンジできる!

 ここまで紹介した「入金はIPO当選後でOK」「主幹事」「主幹事のグループ証券」に該当しない取扱証券会社は、IPOの抽選申し込みをする際の優先順位が低くなる。ただ、前述したように、IPO投資では「できるだけ多くの証券会社から申し込む」ことが基本戦略となるので、資金に余裕があれば申し込んでおきたいところだ。

 そのため、IPOの取扱銘柄数の多い証券会社の口座は持っておくと有利。特に近年は楽天証券マネックス証券などのネット証券がIPOの取扱銘柄数を増やしているので、本気でIPO投資にチャレンジしたいのであれば口座開設を検討してみよう。

【2023年11月1日時点】
IPO「取扱銘柄数の多い」おすすめ証券会社

◆楽天証券
主幹事数/取扱銘柄数 ネットでの配分方法 入金
2022年:0社/65社
2021年:0社/74社
100%:1単元1票の平等抽選 抽選前
(購入申込時)
楽天証券のおすすめポイント
主幹事こそないものの、取扱銘柄数は毎年トップクラス。2022年には全証券会社のうち2番目に数多くのIPOを取り扱った。2022年10月にみずほ証券と業務提携し、みずほ証券が引き受けるIPOの一部が楽天証券に委託されることになったため、2023年以降は取扱銘柄数がさらに増えることが期待できる。また、個人投資家に人気のネット証券だけあって、配分されたIPO株が100%個人投資家に割り当てられるのも好評価のポイントだ。
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◆マネックス証券
主幹事数/取扱銘柄数 ネットでの配分方法 入金
2022年:0社/61社
2021年:0社/64社
100%:1人1票の平等抽選 抽選前
(抽選申込期間最終日)
マネックス証券のおすすめポイント
楽天証券と同じく毎年数多くのIPOを取り扱っており、2022年の取扱銘柄数は第3位配分されたIPOのすべてが個人投資家に割り当てられて抽選対象となるので、誰でも当選が期待できる。 申し込み単元数に関わらず1人1票の平等抽選なのも、資金の少ない初級者にはありがたいポイントだ。新しいIPOの取り扱いが決まったらメールが送られてくる「新規公開・公募株アラートメール」も便利。
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◆岩井コスモ証券
主幹事数/取扱銘柄数 ネットでの配分方法 入金
2022年:0社/37社
2021年:0社/45社
10%以上:1人1票の平等抽選 抽選前
(抽選申込時)
岩井コスモ証券のおすすめポイント
岩井コスモ証券は大手ネット証券に比べると知名度は一歩劣るが、1944年に設立された老舗証券会社だ。昔からIPOには力を入れており、例年、安定して多くのIPOを引き受けている。SBI証券や楽天証券と比較してユーザー数が少ない分、IPOに申し込むライバルが限られているので、その分、当選が期待できる。
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 以上、今回はIPOに強いおすすめ証券会社を優先度の高い順番にまとめて紹介した。IPO投資にチャレンジしたい人には、ぜひ参考にして欲しい。

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