「今すぐ株式投資を始めたい!」という人におすすめの「もっとも早く証券口座を開設できる証券会社」を紹介!

 株式投資を始めるには証券会社の口座を開設する必要があるが、会員登録をすればすぐに利用できるアマゾンやネットフリックスのようなネットサービスとは違い、証券口座は口座開設を申し込んでもすぐ利用できるわけではない。しかし、インターネットやテレビなどで「日経平均株価や有名な会社の株価が大きく変動した」というニュースを見て、「今すぐにでも株を始めたい!」と考える人は少なくないだろう。そんなとき、口座開設に何日も時間がかかってしまうと、せっかくのチャンスを逃してしまいかねない

 そこで今回は「口座開設を申し込んでから実際に株の売買ができるようになるまで」のスピードが早い証券会社を調査してランキングを作成! さらに、初めて証券会社に申し込む株初心者でも最短で口座開設を行うためのポイントや注意点をまとめた。「少しでも早く株を始めたい!」という人の参考になるはずだ。

「取引開始までの最短日数」が短い証券会社のランキングを作成!
「1日でも早く株を買いたい!」という人におすすめの証券会社はココだ

 主要な証券会社について「口座開設を申し込んでから実際に株の売買ができるようになるまで」の最短日数と、それぞれの証券会社のポイントを下の表にまとめてみた。また、表の下にはランキング上位の証券会社の紹介と、すぐに口座開設したいときの注意点をまとめてあるので参考にしてほしい

 なお、表内の「取引開始までの最短日数」はあくまでも「最短」で手続きが進んだ場合の日数であり、申し込み時間や審査の状況などによっては、より長い時間がかかってしまう場合もあるので注意しよう。

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「最短口座開設日数」が短い証券会社ランキング

取引開始までの
最短日数
証券会社






松井証券 ※スマホからの申し込みの場合。PCからの申し込みの場合は3日後。
松井証券は、SBI証券などと並んで五大ネット証券の一角を占める証券会社で、1日50万円までの取引なら国内株の売買手数料が0円。専門オペレーターが投資の相談に乗ってくれる「株の取引相談窓口」や、手軽に投資の勉強ができる動画情報メディア「マネーサテライト」など、投資初心者に役立つサービスも多い。その使い勝手の良さから、株主優待名人・桐谷さんも「初心者に特におすすめ」と太鼓判を押す。
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最短で申し込んだその日のうちに株式投資が始められるDMM.com証券「DMM株」は、投資信託などは取り扱わず、日本株と米国株に特化したネット証券。日本株の売買手数料の安さと米国株の充実度が魅力だ。スマホアプリが、シンプルな「かんたんモード」と機能充実の「ノーマルモード」を簡単に切り替えられ、自分の習熟度や投資スタイルに合わせて使い分けることができるのも便利。
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SMBC日興証券は日本三大証券のひとつに挙げられる老舗証券だが、ネット取引にも注力している。大手ならではの充実したサービスが魅力で、例えば、IPO(新規公開株)は主幹事数・取扱数ともに業界トップクラス。IPO投資にチャレンジしたい人は、口座を持っておいて損はないだろう。また、アナリストレポートが非常に充実しており、経済情勢や銘柄をじっくり分析したい人にもおすすめ。
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申込日
含めて
2営業日



























申込日
含めて
2営業日
SBI証券は最大手のネット証券のひとつで、「1日100万円の取引まで売買手数料0円」「投資信託や米国株、IPOの取扱数が業界トップクラス」「つみたてNISAの選択肢が豊富で100円から積立購入が可能」「株の購入や投資信託(つみたてNISA)の購入・保有でTポイントやPontaポイントなどが貯まる」など数多くのメリットを持つ。大きな欠点が少なく、全方位を押さえた証券会社と言える。
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ここ数年で急速に口座数を伸ばしているのがこの楽天証券。売買手数料が安く、利用できる商品・サービスが豊富な「優等生」的な証券会社だ。取引や投資信託の保有などで楽天ポイントが貯まるうえ、楽天グループの「スーパーポイントアッププログラム」の倍率もアップするので、普段から楽天カードや楽天市場などを利用する人には特におすすめ。無料で日経新聞の記事が読めるのもメリットだ。
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マネックス証券は五大ネット証券のひとつで、基本的な商品・サービスは一通りそろっているが、中でも米国株や中国株など外国株関連のサービスが充実しているのが特徴。例えば、米国株は取扱銘柄数がトップクラスなうえ、買付時の為替手数料が無料。さらに米国株の残高があれば、無料で米国株のリアルタイム株価をチェックできる。また、IPO取扱数が非常に多いのも魅力のひとつだ。
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auカブコム証券auカブコム証券(旧:カブドットコム証券)は三菱UFJフィナンシャル・グループのネット証券で、SB証券などと並んで五大ネット証券のひとつに数えられる。板発注もできる高機能トレードツール「kabuステーション」が人気で、その日に人気化しそうな銘柄を予測する「リアルタイム株価予測」など、デイトレーダーにとって役立つ機能が備わっている。2022年1月からは米国株の取り扱いもスタートした。
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大和証券は、基本的に申し込みの「最短翌日」から取引ができるが、申し込み時間と居住地域によっては「当日中」に取引が始められるケースも。ただし、口座開設手続きの後、簡易書留で「口座開設のお知らせ」を受け取る必要があるので、家を空ける予定がある人は要注意だ。なお、大和証券は日本三大証券の一社である老舗証券会社で、個人投資家の間ではIPOの主幹事数・取扱数が多いことで人気が高い。
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岩井コスモ証券は創業100年を超える老舗証券会社で、IPOの取扱数が多いのがメリット。また、1カ月定額制の手数料プランが用意されており、取引金額・回数の多い人にはお得だ。「超スピード開設」を利用した場合、午前10時までに申し込むと最短翌営業日から取引が可能となる。
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申込日
含めて
3営業日
岡三オンライン(旧:岡三オンライン証券)は、ここ数年で「現物・信用取引それぞれ1日100万円、合計200万円の取引まで売買手数料が無料」「IPO取扱数の増加」などサービスを拡充したことで、口座数を着実に増やしている。取引ツールも充実しており、スマホアプリだけでも初中級者向けの「岡三カブスマホ」と中上級者向けの「岡三ネットトレーダー スマホ」の2種類が用意されている。
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GMOクリック証券は、国内現物株の売買手数料に関して「業界最安値水準」にこだわるネット証券。GMOグループの一部企業の株を保有すると、株主優待として「売買手数料のキャッシュバック」を受けられるのもお得だ。また、大手IT企業であるGMOインターネットのグループ企業だけあって、取引ツール・アプリはすべて自社で開発。高機能で使い勝手の良い取引ツール・アプリを提供している。
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申し込みの





※申込日含めて
4営業日
SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)の最大のメリットは売買手数料の安さ。現物取引の売買手数料は「1日定額プラン」なら1日100万円の取引まで無料で、「1約定ごとプラン」も業界最安レベル。さらに、信用取引はいくら売買しても売買手数料が0円だ。
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※「最短口座開設日数」「取引開始までの最短日数」は、あくまでも手続きが順調に進んだ場合の目安です。申し込み時間や営業日、郵便事情、証券会社側の状況などにより、表記の日数より時間がかかる場合があります。

 ランキングを作成してみると、「申し込みから取引開始までの最短日数」がもっとも短いのは松井証券(スマホからの申し込みの場合)とDMM.com証券、そしてSMBC日興証券という結果になった。また、大和証券も申し込み時間と居住地域によっては「当日中」に取引が始められるケースもあるようだ。

 この4社のうち、株の売買手数料などの面から、一般的な個人投資家にとって手軽で利用しやすいと思われるのは、松井証券とDMM.com証券だろう

 松井証券は五大ネット証券のひとつだけあり、基本的な商品・サービスはほぼ網羅しているうえ、売買手数料もリーズナブル。また、専門オペレーターが「銘柄の探し方」や「取引タイミング」といった相談に乗ってくれる「株の取引相談窓口」や、手軽に投資の勉強や情報収集ができる動画メディア「マネーサテライト」など、投資初心者に役立つサービスも多いのもメリットだ。

松井証券の公式サイトはこちら
「株の取引相談窓口」など初心者に役立つサービスを提供
◆松井証券
株式売買手数料(税込) 投資信託 外国株
1日定額 1約定ごと
〜50万円⇒無料
100万円⇒1100円
1885本 米国株
松井証券のおすすめポイント
松井証券は、SBI証券や楽天証券と並んで「5大ネット証券」の一角を占める証券会社で、1日50万円までの取引なら国内株の売買手数料が0円。専門オペレーターが投資の相談に乗ってくれる「株の取引相談窓口」や、手軽に投資の勉強ができる動画情報メディア「マネーサテライト」など、投資初心者に役立つサービスも多い。その使い勝手の良さから株主優待名人・桐谷さんも「初心者に特におすすめ」と太鼓判を押す。また、最近はIPO(新規公開株)の取扱銘柄数が増加。口座に資金がなくてもIPOの抽選に申し込めるので、IPO投資に興味がある人は口座を持っておいて損はないだろう。
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「松井証券」のメリット・手数料・取扱商品を解説! 個性的なポイントサービスや「株の相談窓口」など、株初心者にもおすすめの便利なサービスを打ち出す!
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注)この表は2024年11月1日時点の情報に自動更新されているため、記事執筆時の情報とは異なっている場合があります。

 一方、DMM.com証券は、日本株と米国株の売買にサービスを絞り込んだネット会社で、売買手数料の安さと取引ツールの使いやすさが特徴。シンプルに「日本株と米国株の売買ができればいい」と考える人におすすめだ。

DMM.com「DMM株」の公式サイトはこちら
シンプルに日本株&米国株だけを売買したい人におすすめ
◆DMM.com証券「DMM株」
株式売買手数料(税込) 投資信託 外国株
1日定額 1約定ごと
10万円⇒88円
20万円⇒106円
50万円⇒198円
米国株
DMM.com証券「DMM株」のおすすめポイント
DMM.com証券「DMM株」は、日本株と米国株の取引に特化したネット証券。売買手数料の安さを打ち出しており、1約定プランなら5万円の取引で55円、10万円で88円(ともに税込)〜と割安となっている。米国株の売買サービスが充実しているのも魅力。また、取引ツールにも力を入れているのも特徴で、例えばスマホアプリは、シンプルで株初心者でも使いやすい「かんたんモード」と、高機能チャートや板情報、検索機能などがそろった中上級者向けの「ノーマルモード」を簡単に切り替えられ、自分の習熟度や投資スタイルに合わせて使い分けることができる。また、口座開設までの期間が短く、最短で申し込み当日には取引が始められるのもメリットだ。
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「DMM証券(DMM株)」のメリット・売買手数料・取扱商品などを解説! 日本株と米国株に特化して、業界最安値水準の売買手数料と高機能ツールを実現!

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注)この表は2024年11月1日時点の情報に自動更新されているため、記事執筆時の情報とは異なっている場合があります。

 取引開始までさらに1日待ってもいいのであれば、商品・サービスが充実した大手ネット証券で、株の売買手数料が「1日100万円の取引まで無料」のSBI証券や楽天証券、auカブコム証券を選んでもいいだろう。なお、売買手数料がお得な証券会社については、以下の記事で詳しく解説しているので、気になる人は参考にしてほしい。
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 次に、初めての人でもスムーズかつ最短で証券会社の口座を開設するための注意点を解説していこう。

最短で口座を開設するには「マイナンバーカード」か
「マイナンバー通知カード+運転免許証」が必要!

 実は証券会社の口座開設に必要な日数は、ここ数年でかなり短くなった。その理由は、オンライン上で本人確認を行う「eKYC(Know Your Customer)」という技術の普及だ。この技術により証券会社は、スマホから申込者本人と身分証明書、さらにはマイナンバーカードの画像や動画を送ってもらうことで、審査と本人確認を行い、口座開設ができるようになった

SBI証券の場合、口座開設を申し込む際にアプリで向きの違う顔写真を2枚登録。アプリが撮影方法を指定することで、他人の写真などを使った成りすましを防いでいる(画像出典:SBI証券公式サイト)
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 実際、上のランキングで取引までの最短日数が「申し込みの翌営業日」までに入っている上位10社は、すべてeKYCを使った「スマホ申し込み」を採用している。

 eKYCを使った「スマホ申し込み」を利用するには、当然ながらカメラ付きのスマホが必要だ。さらに、必要書類として以下の「ケース1」か「ケース2」のどちらかを用意しなければならない

■eKYCを使った「スマホ申し込み」を利用するには、以下のどちらかが必要
ケース1 マイナンバーカード(個人番号カード)※1
ケース2 マイナンバー通知カード※2+ 運転免許証
※ 大和証券の場合、「マイナンバーカード」があっても別途、「運転免許証」や「保険証」などの本人確認書類が2種類必要。※2 DMM.com証券の場合、「マイナンバー通知カード」の代わりに「マイナンバー記載の住民票の写し」でも申込可能。

 ポイントとなるのは、本人確認書類として「マイナンバーカード」か「運転免許証」が必要なこと。どちらも持っていない人は、基本的にeKYCを使った「スマホ申し込み」を利用することができないので、郵送などを利用した別の方法で申し込むことになる。その場合、上の表に掲載した日数より時間がかかってしまうことは覚えておこう。

 ちなみに、もし「マイナンバーカード」と「運転免許証」のどちらも持っていないのであれば、これを機に「マイナンバーカード」を作っておくことをおすすめしたい。例えば、最初の証券会社は郵送で申し込んだとしても、その後、「別の証券会社に乗り換えたい」「IPOに申し込みたい」などの理由で、別の証券会社の口座を開設したくなることも十分に考えられる。そのときになって慌てないように、あらかじめ「マイナンバーカード」を作成しておくといいだろう。

 なお、大和証券だけは「マイナンバーカード」と「運転免許証」がなくても「マイナンバー通知カード+保険証+住民票の写し」があれば「スマホ申し込み」で口座開設が可能となっている。また、DMM.com証券は、マイナンバー通知カードの代わりに「マイナンバー記載の住民票の写し」でも申し込み可能だ。このように、証券会社によっては必要書類の条件が多少異なっている場合もあるので、詳細は公式サイトで確認しておこう。

 以上、申し込みから取引開始までの最短日数が短い証券会社のランキングと、最短で口座開設するためのポイントを紹介した。

 冒頭にも書いたが、ここで紹介したのはあくまでも「最短」の日数であり、申し込み時間が遅かった場合や審査に問題があった場合、申込者が多くて担当部署が混み合っていた場合などは、表記の日数より口座開設に時間がかかってしまう。そのため、証券会社の口座を開設したい人は、なるべく時間的な余裕を持って申し込むようにしよう。