AWE 心と人生を変える力
日常の神秘を科学する

AWE 心と人生を変える力
日常の神秘を科学する
書籍情報
- ダッカー・ケルトナー 著/山崎 繭加 訳/松本 紹圭 訳
- 定価:2640円(本体2400円+税10%)
- 発行年月:2026年03月 [予約受付中]
- 判型/造本:46並
- 頁数:384
- ISBN:9784478118658
内容紹介
心理学、感情科学、そして経営学においていま大きな注目を集めるテーマが「AWE(理解を超える広大な神秘に出合った時に経験する感情)」です。その世界的権威であるケルトナー教授が記した本書をきっかけに、「フロー体験」や「EQ」のように「AWE」が心理学から誕生した新たなミームとして定着するかもしれません。
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目次
訳者まえがき
はじめに
第Ⅰ部 A Science of Awe AWEの科学
第1章 生命の「八つの不思議」── AWEのムーブメントが始まる
AWEを定義する
生命の「八つの不思議」
第一の不思議 ── 美徳
第二の不思議 ── 集合的沸騰
第三の不思議 ── 自然
第四の不思議 ── 音楽
第五の不思議 ── 視覚芸術
第六の不思議 ── スピリチュアルと宗教的なAWE
第七の不思議 ── 生と死
第八の不思議 ── エピファニー(天啓)
AWEはそれ固有の空間の中で起きる
日常の中のAWE(Everyday Awe)
1372枚の写真に見る超越した状態
第2章 AWE・インサイド・アウト ── AWEがどのように私たちの世界とのつながりを変えるのか
「自分」より大きい何か
「デフォルトの自己」の声を静める
広大な力に向かって心を開く
ワンダー(Wonder)
聖人的な性向
インサイド・アウト続編
第3章 魂の進化 ── 涙、ぞくっとする感覚(Chills)、「わぁ…(Whoa)」が教えてくれるAWEを感じる理由
涙
ぞくっとする感覚(Chills)
ぞくっとする時
二つの異なる身体反応
「わぁ…」(Whoa)
進化するAWEと文化
第Ⅱ部 Stories of Transformative Awe 変容を促すAWEの物語
第4章 美徳 ── 他人の親切、勇気、困難の克服がどのようにAWEを喚起するのか
他者という不思議
他人の親切
困難の克服
類い稀な才能
他者の美徳
啓蒙の光
崇敬(Reverence)
美徳のインサイド・アウト
第5章 集合的沸騰(Collective Effervescence)── 儀式、スポーツ、ダンス、宗教、公共の場において一致して動くとどのようにAWEが喚起されるのか
AWEの人間の波
歩く
スポーツの試合
グルーヴする
第6章 野生のAWE ── 体と心を癒す自然の力、その霊性
奇妙な共感
野生のAWEの必要性
川での野生のAWE
卑しい自己中心主義が消えていく
自然の神性
第Ⅲ部 Cultural Archives of Awe 文化がAWEを記録・保存する
第7章 音楽のAWE ── 音楽のAWEが私たちを共同体の中に包み込む
音はカシミアのブランケット
音と感覚
一緒に行く
雨の中で笑う
第8章 聖なる幾何学 ── 視覚芸術へのAWEによって私たちは人生の神秘と恐怖を理解する
837号室の人生のパターン
聖なる幾何学
アートは広大な神秘を理解するヒント
ダイレクトな知覚
ショック・アンド・オー(衝撃と畏怖)
視覚的なAWEを生きる
第9章 根源にある「それ」── どのようにスピリチュアルな人生がAWEから立ち上がっていくのか
スピリチュアルな「フムス」
神秘的AWEの源
文化・科学との関係
知性的なデザイン
サイケデリックなAWE
サイケデリクスの新しい科学
AWEこそが魔法の原料
インドでのAWEウォーク
第Ⅳ部 Living a Life of Awe AWEの人生を生きる
第10章 生と死 ── いかに私たちがAWEによって生と死の循環を理解するのか
生
死
第11章 エピファニー(天啓)── AWEの基本概念:私たちは自己よりも大きなシステムの一部である
人生の鬱蒼とした土手
システムの不思議
生命のシステムの中に自分の場所を見つける
謝辞
訳者あとがき
著者
Dacher Keltner(ダッカー・ケルトナー)
Greater Good Science Centerの創業ディレクター、カリフォルニア大学バークレー校心理学教授。Podcast「The Science of Happiness(幸せのサイエンス)」のホストで、同名のオンライン授業の教師でもある。世界的に著名な感情の科学者の一人で、200以上の学術論文、『逆説の力:どのように影響力を持ちそして失うのか』『人はもともと善き存在として生まれている』(いずれも未邦訳)を含めて6冊の本を執筆している。またニューヨーク・タイムズなどにも寄稿し、ピクサーの映画『Inside Out』(日本公開時のタイトルは『インサイド・ヘッド』)のサイエンスアドバイザーも務めた。
訳者
山崎繭加(やまざき・まゆか)
マッキンゼー・アンド・カンパニー、東京大学助手を経て、ハーバード・ビジネス・スクールで日本の企業などのケース作成、日本でのフィールド授業の企画運営に従事。2017年に華道家として独立。「いけばなの叡智を、いまを生きる力に」という理念でIKERUを主宰し、個人向けのレッスンや企業・リーダー向けのワークショップなどを展開している。同時に、DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー特任編集委員、上場企業の社外取締役などを務める。東京大学経済学部卒業、ジョージタウン大学国際関係大学院修了。著書に『ハーバードはなぜ日本の東北で学ぶのか』。
松本紹圭(まつもと・しょうけい)
僧侶。武蔵野大学准教授。東京大学哲学科卒業。インド商科大学院にてMBA取得。世界経済フォーラムのヤング・グローバル・リーダーに選出され、現在 Global Future Council on Leadership メンバー。仏教の叡智と現代社会の理論を往還しながら、「よき祖先」となる道を国内外の個人、組織、行政と共に探求している。著書『お坊さんが教える こころが整う掃除の本』は20か国語に翻訳され世界的ベストセラーに。翻訳書に『グッド・アンセスター わたしたちは「よき祖先」になれるか』。近著は米国・英国などで刊行された『Work Like a Monk』。
