糖毒脳
いつまでも「冴えた頭」でいるために知っておきたいこと

糖毒脳
いつまでも「冴えた頭」でいるために知っておきたいこと
書籍情報
- 下村 健寿 著
- 定価:1650円(本体1500円+税10%)
- 発行年月:2026年04月 [予約受付中]
- 判型/造本:B6変並
- 頁数:256
- ISBN:9784478121757
内容紹介
「あれ?いま何しようとしてたんだっけ?」が増えたら要注意!! もしかしたら認知機能の崩壊が始まっているかもしれません。健康診断で「異常なし」と言われた人も油断できません。いつものランチが、あなたの「脳」を蝕んでいるかもしれない。いつまでも「冴えた脳」でいるために知っておきたい、認知機能を守る習慣!!
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目次
はじめに ── 日本人の「5人に1人」に訪れる残酷な未来
第1章 じつは脳にとって「無意味」なこと
巷に溢れる「エビデンス」のない予防法
「健康食品」への過度な期待は禁物
7000人の調査が証明した効果的な「食べ方」
「魔法の薬」ではないサプリメントの真実
「活性酸素」は本当に悪者なのか?
「記憶術」や「暗記訓練」の科学的な落とし穴
脳トレは「トレーニング」にならない?
「スマホ脳」がもたらす恐ろしい現実
「日記をつける」より、脳にとって良いこと
せっかく書くなら「自分が主人公の小説」がいい
脳の若返りには「タンゴ」がおすすめ?
筋肉細胞は「適切に死ぬ」ことが大事
たった一晩の「睡眠不足」が認知症リスクを高める
認知症リスクが40%も上がる「睡眠時間」
「記憶の宮殿」の崩壊
第2章 脳が「壊れる」とは、どういうことか
「被害妄想」にとらわれた、ある女性患者
「認知症」と「アルツハイマー病」は何が違う?
すべては「小さな異変」から始まる
『エクソシスト』の真実
黄熱病の陰に隠れた、野口英世もう1つの「偉業」
フィニアス・ゲージ氏の悲劇と奇跡
「病気」であることは、希望でもある
脳の異常を引き起こす「ゴミ」の存在
剥がれた「テープ」が細胞を死に至らせる
脳のゴミは20代や30代から溜まり出す
本当の原因はアミロイドβではなくタウ?
勘違いしたミクログリアの「暴走」
前頭葉を切断する「ロボトミー」の真実
燃え尽きた「脳」は元に戻せない
第3章 なぜ脳が、糖に「毒される」のか?
どうやっても脳は「小さく」なる
なぜ「シスター・メアリー」は認知症にならなかったのか?
希望を打ち砕く「糖毒脳」という事実
なぜアルツハイマー病は「第3の糖尿病」と呼ばれるのか
糖は私たちにとって「ガソリン」みたいなもの
「インスリンを放出せよ」と、電気が伝える
脳と膵臓の意外な共通点
インスリンが「ドア」を開ける
「雑巾」を絞りすぎるから糖尿病になる
なぜ欧米人は、あんなに「太れる」のか
体内で「静かな火事」が起きているかもしれない
「行き場のない脂肪」が認知症を引き起こす
なぜ「コロナ」でアルツハイマー病の進行が早まるのか
いちばん恐ろしい「インスリン慣れ」という状態
糖は体にとっても「毒」になる
いまだ謎の多い「脳内」のインスリン抵抗性
「SHIP2」が起こす体と脳の負の連鎖
糖が脳を「毒する」メカニズムをまとめると
糖が招く脳の「最悪の結末」
「避難はしご」は毎日使うものじゃない
「異常がある」と思って生きる
第4章 認知症のリスクを高める「遺伝子」
名優たちを襲った「認知症」の引き金
マイケル・J・フォックスを苦しめた「タンパク質」
アルツハイマーと「遺伝子」の厄介な関係
認知症のリスクが30倍になる遺伝子の存在
なぜそんな厄介な遺伝子があるのか?
遺伝子も予想外だった「人類の長寿化」
「インスリン抵抗性」が爆発のトリガー
「装填された銃」を不発にする
第5章 糖に毒されない「食べ方」
大学生の血糖値に見られた恐ろしい変化
食事を見直して、インスリンを「制御」する
膵臓に「休息」を与えていますか?
「そんなに食べてない」と言う人が見落としているもの
無意識のうちに降り積もる「間食」という塵
「ファスティング」をおすすめしない本当の理由
糖質の「完全排除」は禁物
甘くない「隠れ糖質」に要注意
糖を摂るときは「順番」に気をつける
「ランチ」を急ぐ人は、仕事ができない?
「果物は体にいい」という誤解
ナッツとチーズは「諸刃の剣」
脂質が体に与える「ダブルパンチ」
「霜降り肉」の落とし穴
「加工肉」で脳の老化が1・6年早くなる
「蒸留酒ならOK」は本当なのか?
本当に怖いのは「シメのラーメン」
認知症リスクが4分の3まで下がる「栄養素」
「歯の本数」が認知症リスクを左右する?
「量」より「質」を楽しむ人がうまくいく
第6章 糖に毒されないための「運動」
ロンドンの「タクシー運転手」が見せた希望
そもそも「インスリン」は敵ではない
「出さない」ではなく「使わせない」
インスリンに「代わって」ドアを作る
ドアを増やす「薬」は万能なのか?
薬の24倍も効果的な「ある方法」
炎症を起こす「悪い脂肪」も駆逐できる
あなたは「3日半」、走り続けられますか?
運動をすると「海馬」が甦る理由
脂肪を減らすための「シンプルすぎる」習慣
どの「筋肉」を意識すると運動の効果が激増するのか
「ヒラメ筋」を効果的に使う歩き方
じつは「座ったまま」でも効果がある
運動の効果を高める「最高のタイミング」
食後の運動の「もう1つの効果」
「栓」を抜くより、「蛇口」を閉めよう
あとは、行動するだけ
おわりに ── 救えなかった命と、救えた命
参考文献
著者
下村健寿(しもむら・けんじゅ)
福島県立医科大学卒。同大副理事、医学部病態制御薬理医学講座主任教授。現役内科医でもある基礎医学研究者。日本糖尿病学会東北支部学術評議員。日本内科学会認定内科医。医学博士。群馬県前橋市出身。2004年、日本で働いていた大学医学部から、英国オックスフォード大学への就職を試み、執念の就職活動を実らせて成功。オックスフォード大学正式研究員として、世界を代表する生理学者フランセス・アッシュクロフト教授の薫陶を8年間受けた。その間、新生児糖尿病治療法の発見という世界的快挙に貢献。新生児糖尿病の最重症型であるDEND症候群の脳神経症状治療有効例を報告した論文は米国神経学会誌「Neurology」よりEditorial論文に選出された。貢献を認められて2006年と2010年にオックスフォード大学メリット賞を2度受賞。日本帰国後は、新生児糖尿病に加えて肥満・2型糖尿病などの生活習慣病について、インスリン分泌や脳機能の観点から研究している。英文原著論文多数(本書初版発売時点において発表した英文論文数は134本)。研究成果の還元に熱心に取り組む。近年は糖尿病が認知症の発症に深く関与していることが確認されており、その流れを受け、脳や認知機能の研究にも取り組んでいる。
