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「初心者にとっての使いやすさ」に徹底的にこだわったスマホ証券
LINE証券
「初めて株を買う人にも使いやすい取引ツール」や「1株から株の取引ができる」「お得な売買手数料」など、資金の少ない株初心者にとっての使い勝手を追求したスマホ証券。「株って難しそう」というイメージを持っている人にこそぜひ使ってほしい!

※特に表記のないものに関しては、すべて2022年1月2日時点の情報です

【※編集部注】
LINE証券は6月12日、事業再編に伴って順次サービスを縮小し、2023年7月中頃には株式の買い付けを終了、2024年中を目処に預かり資産を野村證券に移管することを発表した。新口座開設の申込受付についても、今後速やかに終了する予定だ。


 LINE証券は、メッセンジャーアプリとして絶大な人気を誇るLINEグループと、国内証券最大手の野村證券グループが手を組んで設立したネット証券。LINEグループの持つ高いIT技術と野村證券グループの持つ金融ビジネスに関する豊富なノウハウを融合させることで生まれた「新しいスタイルの証券会社」と言える。

 LINE証券の最大の特徴は、「株初心者にとっての使いやすさ」に徹底的にこだわっていること。そのため「取引は基本的にすべてスマホで」「未経験でも直感的に操作ができるシンプルな取引ツール」「1株(数百円)から株が買える」といったメリットを提供している。

 この記事では、そんなLINE証券のメリットから、売買手数料や利用可能な商品・サービス、お得なキャンペーンまで、基本情報を紹介しよう。

LINE証券の【主なおすすめポイント】
大手ネット証券とは一味違うユニークなサービスを提供

■おすすめポイント1
株初心者でも感覚的に操作ができる取引ツール


 LINE証券は、スマホでの売買のしやすさに徹底的にこだわった「スマホ証券」だ。パソコンのモニターに比べると狭いスマホの画面でも見やすいように、絞り込まれてはいるが株初心者にとっては必要十分な情報を掲載。画面デザインがシンプルで注文方法も非常にわかりやすいので、これまで株式投資をしたことがない株初心者でも、迷うことなく感覚的に株を売買することが可能だ。パソコンからもログインして取引できるが、取引画面はスマホと共通なので迷うことなく操作できる。

■おすすめポイント2
1株(=数百円)から株が売買的できる「いちかぶ」が充実


 LINE証券では「1株ずつ」を「低コスト」で「スマホ」を使って売買できる「いちかぶ」が利用できる。「いちかぶ」なら1900以上の銘柄を“1株”から取引が可能で、投資資金が数百円程度でも株が買えるので、初心者でも気軽に株式投資にチャレンジできるのだ。

 取扱銘柄はグループA・Bの2グループに分類されており、その中でも大型株やETFを中心とした「グループA」は、通常の立会時間に加え、市場が閉まっている昼休みや夜間(17:00〜21:00)の取引にも対応している。例えば、日中は仕事で取引できないという人や、夜間に少額から株式投資を始めてみたいという人にピッタリのサービスだ。

■おすすめポイント3
CFD「いちかぶチャレンジコース」なら、米国株や原油なども売買できる


 LINE証券では、ここ数年で人気が高まっている「米国株」も、CFD(差金決済取引)という取引方法を使って売買ができる。サービス名称は「いちかぶチャレンジコース」。米国株の取扱銘柄数は約60銘柄で、0.1株からの少額取引が可能だ。またCFDは、米国株のほかに世界の主要指数や原油、金、不動産なども取引対象となっている。世界中のさまざまな資産に分散投資をしたい人におすすめ。

■おすすめポイント4
こまめにLINEの通知が来るので、大切な情報を取りこぼさない!

 LINE証券では、必要な情報がLINEで通知されるため、重要な情報を見逃さずに済むのも大きなメリット。「保有銘柄の四半期ごとの決算情報」「定期的なマーケットレポート」など、こまめな情報を探すのは面倒だが、LINE証券ならLINEで通知してくれるので、うっかり忘れてしまうということもないはずだ。。例えば、事前に気になる銘柄を登録しておけば、決算や業績修正が発表されたときに「決算ビジュアルレポート」が自動的にLINEで通知される。また、IPOやキャンペーンなどに関する情報もタイムリーに通知されるので、お得な情報にすぐに気がつくことができる。

■おすすめポイント5
「決算銘柄ナイトセール」など“ユニーク”かつ“お得”なセールを実施

 LINE証券は、ほかの証券会社にはないユニークなセールを不定期に行っている。

 例えば、2022年4月27日〜5月13日に実施される「決算銘柄ナイトセール」は、決算発表銘柄を発表当日の夜間に、その日の終値で買うことができる。買えるのは1株単位の「いちかぶ」のみだが、もし決算発表の内容が良かった場合、翌日に株価上昇の可能性が高い銘柄を値上がり前の終値で買うことができる。

 そのほか、2022年4月時点では、対象日に単元未満株「いちかぶ」の取引コストが0円になる「アフタヌーンセール」と、対象日の12:30〜15:00に現物取引の売買手数料が後日キャッシュバックされて実質0円になる「アフタヌーンセールEX」を実施。また、過去には対象銘柄が3〜7%オフで買える「タイムセール」なども実施されていた。

 セールやキャンペーンの内容については変更になる可能性もあるが、今後もユニークかつお得なセール・キャンペーンが期待できる。

LINE証券の【基本データ】
売買手数料・取扱商品・ポイントサービスなど解説

 ここからは、売買手数料や投資信託の取扱銘柄数、ポイントサービスなど、LINE証券の主なデータをまとめたので、他社と比較する際の参考にしよう。

【目次】(※クリックで各項目へ移動します)
▼ 現物取引の売買手数料
▼ 1株単位の現物取引(単元未満株)の売買手数料
▼ 信用取引の売買手数料・金利
▼ 投資信託
▼ つみたてNISA
▼ ポイントサービス
▼ IPO取扱銘柄数(主幹事数)
▼ その他の取扱商品
▼ 取引ツール・アプリ
▼ 会社概要

LINE証券の【現物取引の売買手数料】
大手ネット証券と同水準の安さ!

■現物取引の売買手数料(税込)
1日定額制
1約定ごと 〜5万円 ⇒ 55円
〜10万円 ⇒ 99円
〜20万円 ⇒ 115円
〜50万円 ⇒ 275円
〜100万円 ⇒ 535円
〜200万円 ⇒ 1013円

 LINE証券の国内現物株の取引手数料は「1約定ごとプラン」のみで、SBI証券や楽天証券といった大手ネット証券と同じ料金に設定されている。DMM.com証券やSBIネオトレード証券など低コストが売りのネット証券には一歩及ばないものの、大手証券と比較すると十分に安い水準と言えるだろう。特に「1約定5万円まで55円(税込)」と少額取引の手数料が安く設定されているのは、使い勝手が良い。

 なお「1日定額制プラン」は用意されていない。
【※関連記事はこちら!】
証券会社「売買手数料」比較&おすすめランキングを発表!“手数料が無料”でお得なおすすめ証券会社は?(※現物取引「1日定額制&1約定ごと」ランキング)

LINE証券の【1株単位の現物取引(単元未満株)の売買手数料】
単元未満株をリアルタイムで売買できる

 LINE証券は、「株初心者にとっての使いやすさ」にこだわるだけあって、1株単位で株を売買できる単元未満株サービス「いちかぶ」に力を入れている。

 LINE証券で単元未満株を売買するメリットは、リアルタイムで売買できること。例えば、SBI証券も「S株」という名称で単元未満株サービスを提供しているが、約定時間が1日3回のみと決まっており、リアルタイムの株価で売買することができない。その点、LINE証券の「いちかぶ」は成行注文を出せば基本的に即時約定するため、急な株価の変動にも対応することができる

 LINE証券の「いちかぶ」は、すべての上場銘柄を取引できるわけではないのが欠点だが、取扱銘柄数が約1900銘柄あるので株初心者であれば十分だろう。

■LINE証券とSBI証券の単元未満株取引の比較
証券会社 取引時間と約定価格 取扱銘柄数
LINE証券 リアルタイム 約1900銘柄
SBI証券(S株) 注文時間:前日13:30~7:00 ⇒ 約定:前場始値
注文時間:7:00~10:30 ⇒ 約定:後場始値
注文時間:10:30~13:30 ⇒ 約定:後場終値
東証の全銘柄

 「いちかぶ」の取扱銘柄は、人気の高い銘柄やETFを集めたグループAと、その他のグループBの2つに分類されている。

 LINE証券の「いちかぶ」は、売買手数料が発生しないかわりに、「基準価格」に一定のスプレッドを加減算した「取引価格」で売買することで、売買コストを負担する形になっている。FXをやったことがある人ならイメージがしやすいだろう。スプレッドは、グループと取引時間により、以下の表のように決まっている。

■1株単位の現物取引(単元未満株)の売買手数料と取引時間(税込)
グループ 売買コスト(スプレッド) 取引時間
グループA
(約950銘柄)
0.35%(日中)
1.0%(昼休み、夜間)
日中 :9:00〜11:20、12:30〜14:50
昼休み:11:30〜12:20
夜間 :17:00〜21:00
グループB
(約950銘柄)
0.35% 9:00〜11:20
12:30〜14:50

 他の証券会社の単元未満株取引は売買コストが0.5%程度のところが多いので、日中の売買コストが0.35%というのはお得感がある。一方、グループAの昼休みや夜間の取引は取引コストが1.0%と高めなので注意しよう。

 なお、一部対象銘柄では、売買コストが0円になる「アフタヌーンセール」や、割引になる「タイムセール」が開催されることもあるので、もしタイミングが合えば上手に活用したい。

LINE証券の【信用取引の売買手数料・金利】
制度信用取引の売買手数料は完全無料(0円)!

■信用取引の売買手数料(税込)
売買手数料 約定代金に関わらず無料(0円)
■信用取引の金利・貸株料(税込)



買い(金利) 2.80%
売り(貸株料) 1.15%



買い(金利)
売り(貸株料)

 LINE証券では制度信用取引を利用できるが、売買手数料は約定金額に関わらず「すべて0円(完全無料)」と非常にお得だ。

 買い方金利や貸株料については、大手ネット証券と同水準。「最低水準」とまでは言えないが、業界全体で見れば「比較的低水準」と言える。

LINE証券の【投資信託・つみたてNISA】
「eMAXIS Slimシリーズ」など人気の投資信託に厳選

■投資信託
取り扱い本数(買付手数料無料の本数) 33本(33本)
最低積立金額 1000円(スポット購入は100円から)
積立頻度 毎月
※一部銘柄を除く

 LINE証券は、投資信託の取り扱い本数はそれほど多くない。ただし、評価機関「モーニングスター」が“5つ星”の高評価をつけた投資信託などを厳選して取り揃えており、個人投資家に人気の高い「eMAXIS Slimシリーズ」や「ひふみプラス」なども扱っている。種類が少ない分、かえって投資初心者には選びやすいだろう

 投資信託の購入手数料はすべて無料。購入単位は100円以上1円単位と、少額から始められるのはメリットだ。

 積立投資は、毎月最低1000円から自動積立が可能で、上限は月10万円まで。もちろん積立の場合も購入手数料は0円で、LINEポイントやLINE Payでの購入にも対応している。

■つみたてNISA
投資信託 インデックス型 7本
アクティブ型 2本
ETF

 LINE証券は「つみたてNISA」も利用可能。積立金額は、毎月最低1000円から1円単位で設定できる。LINEポイントの利用も可能だ。

 「つみたてNISA」の対象銘柄としては、低コストで長期運用に向く「eMAXIS Slimシリーズ」や、つみたてNISA専用の「野村スリーゼロ先進国株式投信」などをラインナップ。引き落とし予定がLINEで通知されるなど、LINE証券ならではのサービスも便利だ

LINE証券の【ポイントサービス】
LINEポイントで株や投資信託の購入が可能!

■ポイントサービス
ポイントの種類 LINEポイント
投資信託の購入でポイントが貯まるクレジットカード

 LINE証券は、LINE PayでのショッピングやLINEイベントのミッションクリアなどで貯まるLINEポイントを使って投資ができる。1ポイント(=1円)単位で口座に入金できるほか、投資信託の積立投資もLINEポイントでの支払いが可能だ。

 なお、SBI証券や楽天証券のような「投資信託の残高によるポイント付与」や「クレジットカードでの投資信託の積立購入」といったサービスは行っていない。本格的に投資信託の運用を考えている人は、よりポイントが貯まりやすいSBI証券や楽天証券も検討してみよう。
【※関連記事はこちら!】
「SBI証券」のメリット・売買手数料・取扱商品などを解説!
「楽天証券」のメリット・売買手数料・取扱商品などを解説! 

LINE証券の【IPO取扱銘柄数(主幹事数)】
基本的に野村證券が主幹事を務めるIPO銘柄に申し込みが可能!

■IPO取扱銘柄数(主幹事数)
取扱銘柄数
(主幹事)
2021年:11社(0社)
2020年:―(―)
2019年:―(―)

 LINE証券は、野村證券との協業により2021年6月からIPOの取り扱いをスタート。基本的に、野村證券が主幹事を務めるIPO銘柄を取り扱っている。2021年には約半年間で11社ものIPOを扱った実績があり、今後も多くのIPOを取り扱うことが期待できる。

 IPOの取り扱いが決まると、関連情報(銘柄名、申込開始時期、当選結果など)がLINE公式アカウントからタイムリーに通知されるので、情報を見落とさずに済むのが便利だ。なお、ブックビルディングの抽選申し込みをするには、購入可能額の口座残高が必要となる。

LINE証券の【その他の取扱商品】
単元未満株の夜間取引やCFDを利用した米国株取引などに対応!

■その他の取扱商品
貸株 ×
夜間取引(PTS取引) ○ ※単元未満株「いちかぶ」のグループAの銘柄のみ
外国株 米国株 ×(CFDで約60銘柄が売買可能)
その他 ×
日経225先物/
日経225オプション
××
FX (店頭)
CFD
×(CFDで売買可能)

 単元未満株サービス「いちかぶ」の大型株やETFで構成されるグループA(550銘柄)は、通常の日中取引に加えて夜間取引(17:00〜21:00)にも対応している。ただし、売買コスト(スプレッド)は取引価格の1.0%と高めなので注意しよう。

 世界の幅広い金融商品に投資したい人にはCFDを活用した「いちかぶチャレンジコース」がおすすめ。CFDは証拠金を使ったレバレッジ取引で、0.1株から取引が可能だ。米国株は約60銘柄。米国株のほかにも、世界の主要指数や原油、金、不動産などをトレードできる

 また、2022年5月から「STO(デジタル証券)サービス」を開始。STOを活用すれば、これまで小口化が難しかった社債や不動産などのあらゆる資産に少額から投資できる。第一弾として、個人向け公募引受型デジタル債を販売。今後は未上場株、不動産、ワイン・ウイスキー・クラッシックカーなどの実物資産、メタバース上の土地やNFTなどについても取り扱いを検討しているとのこと。

LINE証券の【取引ツール・アプリ】
投資対象に合わせて、最適な取引ツールやアプリを提供

■取引ツール・アプリ(ダウンロード型)
パソコン用
スマホアプリ LINEアプリ:国内株、ほか
LINE FX アプリ:FX

 LINE証券の取引ツールは、「株初心者にとっての使いやすさ」を徹底的に追求しているだけあって、非常にシンプルで操作しやすいのが特徴。例えば、チャートに関しては移動平均線とローソク足といった基本的な情報に絞り込んだうえでデザインにもこだわっているため、株初心者でもわかりやすく、感覚的に操作することができる。なお、板情報を見ながらの発注も可能だ。

 また、決算速報をLINEで受け取れたり、企業分析などの情報が見やすい点も株初心者にとっては便利だ

LINE証券の【会社概要】
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■会社概要
会社名称 LINE証券株式会社
所在地 〒141-0033 東京都品川区西品川1-1-1 住友不動産大崎ガーデンタワー22階
電話番号
登録番号 関東財務局長(金商)第3144号

※本記事の情報は定期的に見直しを行っていますが、更新時期の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。


【※編集部注】
LINE証券は6月12日、事業再編に伴って順次サービスを縮小し、2023年7月中頃には株式の買い付けを終了、2024年中を目処に預かり資産を野村證券に移管することを発表した。新口座開設の申込受付についても、今後速やかに終了する予定だ。