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きみは特別じゃない

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きみは特別じゃない

書籍情報

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  • デビッド・マカルー・ジュニア 著/大西 央士 訳
  • 定価:1760円(本体1600円+税10%)
  • 発行年月:2016年02月
  • 判型/造本:46仮フランス装製
  • 頁数:340
  • ISBN:978-4-478-02371-6

内容紹介

「山に登るのは世の中を見渡すためであって、世の中に見てもらうためじゃない」——他者からの評価ばかり気にする生徒たちに、本当に自分にとって大切なことをせよ、人生に不可欠な栄養分として本を読め、他者のために自分にしかできない生き方をせよと説き、世界中に感動を広げたスピーチが1冊の本になった!

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

訳者からひと言

マカルー先生の卒業式祝辞

第1章 きみはきみの人生の唯一の相棒

「汝自身を知れ」

自分にもっと向き合おう
いまここにきみが存在する奇跡
最初の試練は誕生のプロセス
本を読むことは他人の目で体験を積むこと
ジェンダーの多様性を認めつつ……
友情の化学反応を起こそう
自分にとってあたりまえのことでも……

第2章 きみは金槌か、それとも釘か?

わたしの授業はこうして始まる

教師も人間
もし、きみが教師になったら……
学ぶことは正解にたどり着くことじゃない
いい講義は活気を与える
ハーマン・メルヴィルを読む
ほんとうの勉強は、自分の無知に気づくこと
「釘の力」に気づくとき

第3章 ひたすら観察せよ、自ら発見せよ

夢中になれるものを見つける

眠れる大器
自分が楽しいと思うことに没頭しよう
勉強は成績のためではなく……
求められているのは「打ち込むこと」
『森の生活 ウォールデン』はこうして生まれた
『マストの下に二年』はこうして生まれた
「自分の魚を見ろ」
好奇心は自分の中からしか湧いてこない

第4章 なぜ大学に行くのか?

ランキングに振り回されるな

大学進学率70%の時代に
「狭き門」に殺到するきみたち
大学入学もカネ次第
きみの願書はどこに振り分けられるのか?
「知ること」は何より幸せの第一歩
大学を自分のものにしてくれますように!

第5章 恵まれた環境にある者は、その特権に気づかない

差別について考える

誰も差別を受けてはいけない
「多数派」のいない学校で
白人が「多数派」の学校で
アフリカ系アメリカ人の女子生徒の推薦文を書く

第6章 物質主義に侵されずに生きるには?

上辺の豊かさに惑わされるな

わたしたちは物質的な豊かさを求めすぎている
ギャツビーを反面教師に
中間にいると転落してしまうのか?
どんな仕事も、うまくできれば充実感がある

第7章 同じ舟に乗って

同調圧力にも利己心にも負けない生き方

「溶け込みながら目立ちたい」って?
わたしはいかにして教師になったか
初めての授業
世の不条理に出会う物語
一本のマストのもとで

第8章 だから、生きるんだ

誰も死から逃れられないからこそ

新生児室をのぞき込みながら……
誰もが必ず迎える「死」
忘れがたい教師
野生のミツバチのように飛び回って

あとがき





著者

デビッド・マカルー・ジュニア(David McCullough, Jr.)
アメリカ、マサチューセッツ州にあるウェルズリー・ハイスクール教諭。作家をめざしていたが挫折し、ハワイのプナホウ・ハイスクールで国語(English)教師としてのキャリアをスタート、経験26年超のベテラン教師。父親はピューリッツァー賞受賞者の歴史学者。マサチューセッツという土地柄もあってか、サンデル教授が行っているソクラテス・メソッドを授業に取り入れ、生徒たちに古典を読ませ、さまざまな議論をさせている。4人の子どもの父親でもある。


訳者

大西央士(おおにし・ひろし)
翻訳家。1955年、香川県生まれ。主な訳書にカントナー『二十五年目の墓標』(扶桑社)、ベントリー『トレント最後の事件』(集英社)、ブラウン『犬、最愛のパートナー』(晶文社)、ポラード『企業のすべては人に始まる』(ダイヤモンド社)など、著書に『妻をガンから取り戻した記録』(ダイヤモンド社)がある。本書の訳稿を脱稿後、2015年12月28日逝去。

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「2012年6月1日、初夏の日差しが傾いたころ、卒業式で祝辞を言った。聞いていたのは目の前に座っていたボストン西郊ウェルズリーの公立ハイスクールの卒業生たち、わたしの英語の授業の教え子たちだ——と、思っていた。ネットの世界がそこに忍び込んでいるとは知らず、声の届かないところにいる人たちがわたしの話に興味を持つとも思っていなかった。ところが、数日もたたないうちに——どうやら、引用された1行か2行のおかげで——わたしの祝辞とわたしのことが世界中のヘッドラインになった。気がつくとわたしは『”きみは特別じゃない”の人』になっていたのだ。

ベルリンから北京まで、Facebookも、Twitterも、ブログの世界も、たいへんなことになった。知らないうちに撮影されていた動画が拡散した。メーラーの受信トレイもいっぱいになった。留守番電話もパンクした。地元、全国、世界の印刷メディア、ラジオ局、テレビ局がインタビューに押し寄せた。……まったく思いも寄らない、夢のような、喜ぶべき展開。それすべてが、12分間のスピーチから起こったのだ」

と語るベテラン教師、マカルー先生が、このスピーチの内容を具体的に展開し、子どもと親たちに学ぶことと生きることの真の意義を情熱を込めて伝える。静かな感動が心の中に広がる本。ハーバード・ビジネススクール最終講義『イノベーション・オブ・ライフ』著者クリステンセン教授も絶賛!

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