私たちはなぜ「やるべきこと」をやれないのか、「やめたいこと」をやめられないのか

私たちはなぜ「やるべきこと」をやれないのか、「やめたいこと」をやめられないのか
書籍情報
- キム・ソクチェ 著/岡崎 暢子 訳
- 定価:1870円(本体1700円+税10%)
- 発行年月:2026年03月 [予約受付中]
- 判型/造本:46並
- 頁数:376
- ISBN:9784478123737
内容紹介
怠けグセ、三日坊主、食べ過ぎ、衝動買い、すぐカッとなる……。その行動、実は「意志の弱さ」は関係ありません!脳のスペシャリストが私たちをいつも裏切る「脳の自動反応」の正体を解説。脳科学、心理学、哲学の観点から「ダメな自分」から抜け出すための実践的な方法を教えます。
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目次
プロローグ やるべきことをやれないのは意志の弱さのせいじゃない
訳者まえがき 変わりたいけど、変われないあなたへ
第1章 「わかっちゃいるけどやめられない」のはなぜか?
1 │ 私たちはなぜ同じ過ちを繰り返すのか?
2 │ 欲望に振り回される人間を、哲学者たちはどう見ていたのか
3 │ 私に代わって決断する脳内の「俳優」たち
4 │ 脳はどのように「決断」しているのか
5 │「止まれない」なら回り道をつくれ
Column │ 脳を再設計する最新医学
第2章 「やるべきこと」をやらずに、スマホに没頭してしまう理由
1 │ だらしない自分を変えることはできるのか?
2 │ 哲学者たちは「セルフマネジメント」をどう捉えたか
3 │ いつも私の気持ちを裏切る「脳の回路」
4 │ 失敗は繰り返される。理由まで毎回同じ
5 │ 怠ける脳を動かす実践的テクニック
「とりあえず5分だけやろう」── 脳を動かす最強のミラクル・ワード
スマホの代わりに脳をオンに ── ドーパミンのリセット訓練法
爆発する前に一時停止 ── ストレス管理のための実践マニュアル
人間関係にもダイエットが必要だ ── 人間関係の片付け実践法
6 │ ささやかでも具体的な変化が人生を動かし始めた
7 │ 脳を味方につける生き方とは?
第3章 なぜ、買わなくてもいいものをポチってしまうのか
1 │ 衝動買いって、なんでこんなにクセになる?
2 │「持たない暮らし」を選んだ哲学者の知恵
3 │ 結局、財布を開かせているのは、「脳の回路」だ
4 │ カートはいっぱいなのに、心はからっぽ
5 │ 消費本能をコントロールする脳トレーニング
「購入する」ボタンを押す前に〝一時停止〟── 7日間のお買い物デトックス作戦
お金の使い道が生きる道を決める ── 価値基準に基づく予算の実践法
「これ今、本当に必要?」──「マインドフルネス・ショッピング」の実践
モノよりも記憶に投資せよ ── 経験に消費する「コト消費」戦略
6 │ 衝動買いの裏には、「感情」が隠れている
7 │ 意識的な消費を身につけて人生を変えよう
第4章 やめたいと思うほどにハマってしまうワケ
1 │「依存」は〝意志が弱い〟せいじゃない
2 │ 哲学と科学が見つめた「依存の正体」
3 │ 依存症という舞台、脚本通りに動く脳
4 │ 壊れるのは、脳ではなく心だ
5 │ 依存しないドーパミン回路への再設計戦略
誘惑は、説得ではなく「設計」で断つ ── 依存に勝つ環境コントロール戦略
衝動を受け流す ── マインドフルネスで依存回路を再設計する
代わりの報酬を探す ── ドーパミン回復のためのルーティンづくり
6 │ 回復の軌跡は直線ではなく、らせん状だ
7 │ 回復に成功した人は何が違ったのか?
第5章 恋に落ちるのは簡単。愛するのが難しい
1 │ 愛はなぜこんなにややこしい?
2 │ 哲学者たちによる「愛」の解釈
3 │ 脳内の「恋する仕組み」
4 │ 感情と勘違いが絡み合う、恋愛の現場
5 │ 愛を長持ちさせる「感情コントロール術」
そもそも、相手をちゃんと選ぶこと ── 尊敬できる人を選ぶスキル
言葉を変えれば感情が変わる ── 気配りのある言葉遣い大作戦
ゆるやかにつながる ── 健康な親密感を守る「ひとり時間」のすすめ
5秒停止 ── わずか5秒の沈黙が、関係を守る最強の盾
ハグの力 ── 言葉より先に届く心のことば
6 │ ケンカしても仲良しカップルの秘訣
7 │「愛」というダンスを踊る脳
第6章 どうして子どもは言うことを聞かないのか?
1 │ 子どもは親の〝第二の人生〟ではない
2 │ 子育てをめぐる、哲学的な視点
3 │〝工事中〟の子どもの脳を理解すべし
4 │ 親のイライラを心理学で読み取る
5 │ 感情に振り回されない子育てのコツ
子どもは子ども、自分とは別の人間だ ── 見栄よりも関係を選択する
親は「言葉」より「行動」で語る ── リーダーシップと対話術
6 │ 苦しかった時間を「宝物」に変えた親子たち
7 │ 子育てとは、自分をもう一度学ぶこと
エピローグ 「これは私が弱いせいじゃない、脳のせいだ!」
参考文献i〜ⅷ
著者
キム・ソクチェ
神経内科専門医。サムスンソウル病院にて長年にわたり脳機能および神経生理学の研究に従事。SCI登録の国際学術誌に60本以上の論文を発表し、脳科学分野における主要研究者として高く評価される。もっと患者に寄り添いたいとの思いから近年、故郷の韓国・天安に戻りクリニックを開院。脳機能障害に起因する多様な疾患の治療に力を注いでいる。同時に、人間の行動や心理への関心から哲学・心理学を基盤とした研究や論文発表にも取り組み、大韓民国新聞社協会による「韓国を輝かせた人々」選出、第4回LG生命科学未来医学者賞受賞など、医師の枠に収まらない幅広い分野で活動している。
訳者
岡崎暢子(おかざき・のぶこ)
翻訳者、編集者。訳書に『あやうく一生懸命生きるところだった』『教養としてのラテン語の授業』『人生は「気分」が10割』『人生は期待ゼロがうまくいく』(以上、ダイヤモンド社)、『作文宿題が30分で書ける! 秘密のハーバード作文』(CEメディアハウス)、『ナビエ・ストークス方程式と僕らの最終定理』(東京ニュース通信社)などがある。
