鳥貴族HDが業績予想の上方修正を発表！ 2023年7月
期の営業利益を前回予想比42.4％増に修正、売上高は
前回予想比4.3％増で、2期連続の増収・営業増益に！
鳥貴族ホールディングス（3193）は、2023年7月期の業績予想を修正し、前回予想比で「増収・増益」とする予想を、2023年6月9日の15時に発表した。この業績予想通りの着地となれば、2期連続の「増収・営業増益」となる見通し。
鳥貴族ホールディングスは、焼き鳥居酒屋チェーン「鳥貴族」を全国展開している会社。拡大画像表示
鳥貴族ホールディングスは2023年7月期の業績予想を、
売上高：330億7200万円
営業利益：12億2000万円
経常利益：12億2100万円
親会社株主に帰属する当期純利益：4億6700万円
とすると発表した。
前回予想比では、
売上高：＋13億5800万円（＋4.3％）
営業利益：＋3億6300万円（＋42.4％）
経常利益：＋3億8200万円（＋45.5％）
親会社株主に帰属する当期純利益：＋2億200万円（＋76.3％）
となり、前回予想比で「増収・増益」の見通しとなった。
鳥貴族ホールディングスによると、「期中において原材料費やエネルギーコスト高騰の影響を受けたものの、主軸の鳥貴族における売上高が想定を上回って推移し、営業利益、経常利益が前回予想を上回る見込みとなった」「毎期一定程度、店舗資産の減損損失を特別損失として見込んでいるが、経常利益の上振れにより親会社株主に帰属する当期純利益についても前回予想を上回る見込み」とのこと。これらを踏まえた結果、鳥貴族ホールディングスは今回の「業績予想の上方修正」を発表した形だ。
なお、前期比では、
売上高：＋127億8400万円（＋63.0％）
営業利益：＋36億5300万円（前期は24億3300万円の赤字）
経常利益：－7億4700万円（－37.9%）
親会社株主に帰属する当期純利益：－6億6700万円（－58.8％）
となり、前期比では「増収・営業増益」となる見通しだ。
ちなみに、「業績予想の上方修正」が発表されたことを受けて、鳥貴族ホールディングスの株価はSBI証券の夜間取引（PTS取引）で一時、発表当日（2023年6月9日）の終値2240円より90円高い2330円（＋4.01％）を記録しており、来週の株式市場でも注目を集めることになりそうだ。
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鳥貴族ホールディングスの過去5期の業績の推移は？
| ■鳥貴族ホールディングス（3193）の過去5期の業績の推移 | ||||
| 期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
| 2019/7 | 358億円 | 11.9億円 | 11.4億円 | -2.8億円 |
| 2020/7 | 275億円 | 9.8億円 | 9.5億円 | -7.6億円 |
| 2021/7 | 155億円 | -46.6億円 | -3.1億円 | -4.6億円 |
| 2022/7 | 202億円 | -24.3億円 | 19.6億円 | 11.3億円 |
|
2023/7 （予想） |
330億円 | 12.2億円 | 12.2億円 | 4.6億円 |
鳥貴族ホールディングスは、2022年7月期に「増収・増益」となっており、2023年7月期が業績予想通りの着地となれば、2期連続の「増収・営業増益」となる見通しだ。
また、鳥貴族ホールディングスの業績の伸び具合にも注目しておきたい。連続「増収・営業増益」が始まる直前の2021年7月期から2023年7月期までの2年間で、鳥貴族ホールディングスの売上高は2.1倍に増加している。
参考として、鳥貴族ホールディングスの株価も確認しておこう。鳥貴族ホールディングスの株価は、約1年前にあたる2022年6月の終値2358円から発表当日（2023年6月9日）の終値2240円まで、5.0％下落した水準で推移している。
■鳥貴族ホールディングス（3193）の株価チャート／月足・5年
鳥貴族ホールディングスの配当利回りは？
鳥貴族ホールディングスの2023年6月9日時点の株価（終値）は2240円なので、配当利回り（予想）は以下のようになる。
【※鳥貴族ホールディングスの配当利回り】
株価：2240円
年間配当額：中間4円＋期末6円＝10円
配当利回り：10円÷2240円×100＝0.44％
鳥貴族ホールディングスの配当利回りは0.44％。2023年5月の東証プライムの平均利回りは2.46％（配当実施企業のみ）なので、鳥貴族ホールディングスの配当利回りは「かなり低め」と言える。なお、鳥貴族ホールディングスは保有株式数に応じて「お食事ご優待券」がもらえる株主優待を実施している。
鳥貴族ホールディングスは、焼き鳥居酒屋チェーン「鳥貴族」を全国展開している会社。チキンバーガー専門店などにも取り組んでいる。2023年7月期（通期）の連結業績予想は、売上高63.0％増、営業利益12.2億円（前期は24.3億円の赤字）、経常利益38.0％減、親会社株主に帰属する当期純利益58.8％減となっている（すべて前期比）。
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| ■鳥貴族ホールディングス | |||
| 業種 | コード | 市場 | 年間配当額（予想） |
| 小売業 | 3193 | 東証プライム | 10円 |
| 株価（終値） | 最低投資金額 | 最低投資金額 | 配当利回り（予想） |
| 2240円 | 100株 | 22万4000円 | 0.44％ |
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【※鳥貴族ホールディングスの最新の株価・配当利回りはこちら！】
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