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ユニクロ監査役が書いた 伸びる会社をつくる起業の教科書

  • 紙版
  • 電子版

ユニクロ監査役が書いた 伸びる会社をつくる起業の教科書

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • 安本 隆晴:著
  • 定価:1650円(本体1500円+税10%)
  • 発行年月:2013年09月
  • 判型/造本:46並製
  • 頁数:280
  • ISBN:978-4-478-02402-7

内容紹介

ユニクロ、アスクル、UBICなど、多くの成長企業を支えてきた上場準備コンサルタントが、起業を成功させるための必須34項目を伝授。起業の心得、ビジネスプランと資金繰り、人の採用とチームワーク、会社成長の加速法、上場準備など、現場を知り尽くした著者ならではの秘訣を教えます!

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに

第1章 ユニクロ柳井正社長、自らの起業を語る

最後の1人になってもやり抜くのが本物の起業家
自分が活躍するよりも、社員が活躍できる器を作る
社会に必要とされる事業だけしか成長できない
志やビジョン、経営理念を自らに問いかける
商売を回してみなければ勘所はわからない
起業家にとってはカネの悩みがいちばんの悩み
「年商1000億円になったら成功」という考え方はダメ
自分の会社という「商品」を常に磨き続ける
失敗する人は、失敗する前提を自分で作っている
人材が集まらないのは、本当に必要としていないから
起業が当たり前の社会にしなければならない
どんな状況下でも壁を突破する要件を考え、準備する
ユニクロ柳井社長が語った起業のポイント

第2章 伸びる会社をつくる起業のステップ

1 起業と起業家の意味を考える
  起業とは何か、本物の起業家とは何か
  日本の資本主義の父・渋沢栄一の起業観

2 いざ、起業に踏み出そう!
  「不平不満解消型」より「夢の実現達成型」がうまくいく
  サラリーマン時代と同じ仕事を続けても意味がない
  成功した起業家はどんな理由で起業したのか

3 ビジネスのタネを見つけよう!
  起業するなら「独立変数型」のビジネスが望ましい
  アイデアを生み出す2つの方法
  知恵を生み出すための4つのステップ
  良い事業プランは考えた総量や時間に比例する
  ビジネスを成功させるタネの見つけ方

4 ビジネスの芽を出し、育てよう!
  ビジネスのタネを周りに売り込む
  お客様が買うのは「商品」ではなく「期待価値」
  商品・サービスの認知度を高める
  販売データの活用が成功を呼び込む

5 起業後の経営危機を知っておこう!
  ベンチャー企業はどこでつまずくのか?
  経営者の覚悟と周到な準備がいちばん大事

6 事業を軌道に乗せた先人たちの哲学
  渋沢栄一はいかにして「創業の志」を立てたか
  本田宗一郎に学ぶ「試すこと」の大切さ
  ジョブズが信奉した井深大の開発哲学
  永守重信社長の「倍と半分の法則」
  木村秋則氏に学ぶ「でかすための努力」
  リブセンス・村上太一社長の起業力

7 成功する経営者に求められる資質とは?
  優れた起業家が良い経営者になるとは限らない
  成功する経営者の共通項
  優れた経営者はどこが違うか

第3章 成功するビジネスプランと資金繰り

1 完璧なビジネスプランは最初から必要か?
  ビジネスモデルとビジネスプランに必要なもの
  起業時に完璧なビジネスプランはいらない
  ビジネスモデルを支える7つの構成要素
  競争の少ない産業で独自のポジションをとる

2 資金繰りこそ会社の生命線
  芽を出した事業には資金が必要になる
  まずは自治体や公的金融機関の制度を検討する
  銀行借入の前に知っておくべきこと
  メインバンクとしてどの金融機関を選ぶか
  ベンチャーキャピタルから資金を調達する

3 クラウドファンディングを活用する
  注目を集めるクラウドファンディング
  クラウドファンディングを活用した資金調達例

4 投資家の立場から起業家を見る
  自らの行動を客観視できる能力が大事
  上場を視野に入れて資金を集めたほうがよいケース

5 会計思考で会社の資金を管理する
  利益が出ると同時にお金が残るか
  急成長しているときこそ倒産に注意!
  回収条件と支払条件のバランスをとる

6 起業を支援する外部のサポーターたち
  インキュベーターとは何だろう
  都市圏に広がるコワーキングスペース
  エンジェルなどの個人投資家

7 ビジネスモデルを磨き込む
  起業時は光っているところが1つあればいい
  AKB48と京都の舞妓さんの類似点

8 経営理念・ビジョンを作って全社員と共有する
  なぜ経営理念が必要なのか
  経営理念は無理に絞り込まなくていい
  社員を勇気づけるイケアの経営理念
  ソニー創業時のユニークな経営方針
  ビジョンや経営理念をもとにビッグピクチャーを作る

第4章 人を採用し、チームワーク力を高める

1 会社は「仕事」と感情ある「人」の集合体
  会社の平均寿命はわずか30年
  「仕事を止めずに流す」仕組みを作る
  伝え方1つでコミュニケーションが変わる

2 起業するのに必要な3人のチームワーク
  自分に足りない能力を補うパートナーを探そう
  唐朝の皇帝と名参謀との出会い
  強固なチームワークが会社に成長をもたらす

3 人材を採用し、成長の壁を乗り越える
  意思伝達の「壁」をどう解消するか
  本気で人材を求めれば集まってくる
  高い目標に取り組む姿勢が、最高の人材を呼び寄せる

4 組織図を作り、人材を配置する
  なぜ会社には組織図が必要なのか
  組織図を作ると血液の流れが良くなる

5 人事評価制度・給与体系を常に見直す
  社長の手足になる人材を雇おうとする間違い
  成果をきちんと評価する仕組みを作る

6 経営するとは教育するということ
  教育に時間を取らないのは経営者の怠慢
  教育の基本は、挨拶、声かけ、掃除、電話応答
  全社員が情熱を持ち続けるためのプラスαとは
  最適な教育のためにユニクロがやっていること

第5章 会社の成長を加速させる

1 会社は生きている
  会社の成長に合わせて課題も変わる
  これが成長段階別の会社の課題

2 強みを伸ばし、マーケティング力と販売力を強化する
  会社の強みを伸ばすために考えること
  「能」の思想に学ぶ徹底した顧客思考

3 仕事を標準化しながら分業化していく
  業績が「掛け算」で良くなっていく仕組み
  残り2割を変えれば会社が変わる
  収穫逓増構造になるやり方を模索しよう

4 成長しながら安定供給力をつける
  商品・サービスを安定供給する仕組み作り
  取引先とともに成長する日清食品の思想

5 不正や間違いを防止する内部統制制度を作る
  内部統制制度とは何だろう
  すべての業務をプロセスに分解しよう
  各プロセスをフローチャートに書こう
  発注プロセスを整備・運用するチェックポイント

6 すごいマネジメント力の源泉は会計力
  マネジメント力とは、仕事を無理なく効率的に回す仕組み
  会計思考経営が会社を強くする

第6章 いよいよ株式を上場する

1 上場の目的とメリット・デメリット
  上場準備のプロセスが会社を強くする
  上場のメリットとデメリット
  ユニクロが初めて上場したときのメリット
  UBICが米ナスダックに上場した目的

2 上場する証券取引所を知る
  自社に合った証券取引所を探す
  世界的な再編が進む証券取引所

3 全社員一致で上場を決意して上場基準を知る
  上場基準には「形式基準」と「実質基準」の2つがある
  実質基準の審査で何が問題になるか

4 上場の成否を分ける4つの要件
  ① 経営トップの意識変革
  ② 利益体質の保証
  ③ 成長を支える管理体制
  ④ 自前の適切な資本政策の立案と実行

5 社内プロジェクトチームと社外サポーター
  上場準備でやらなければならないこと
  上場準備プロジェクトチームを設置する
  上場を支援してくれる社外サポーター
  ユニクロの上場準備で僕がやったこと

6 審査資料を作り、審査を受けて合格する
  証券取引所に提出する申請書類
  最も重要な書類「Ⅰの部」と「Ⅱの部」

7 上場後のルールを知り、さらなる成長ストーリーを作る
  上場するというのは「十字架を背負う」こと
  僕が上場制度に対して要望したいこと

おわりに 起業後の順調な成長と事業の継続性を願って

参考・引用文献 一覧





著者

安本隆晴(やすもと・たかはる)
公認会計士・税理士。株式上場準備コンサルタント。
1954年静岡生まれ。1976年早稲田大学商学部卒業後、朝日監査法人(現・あずさ監査法人)などを経て、安本公認会計士事務所を設立。1990年(株)ファーストリテイリング(旧・小郡商事)の柳井正社長と出会い、以降、株式上場準備コンサルタント・監査役として、同社の躍進を会計面から支えてきた。現在、アスクル(株)監査役、(株)リンク・セオリー・ジャパン監査役、(株)UBIC監査役でもある。2013年3月まで6年間にわたり中央大学専門職大学院国際会計研究科特任教授を務めた。
著書に『ユニクロ監査役が書いた 強い会社をつくる会計の教科書』『「ユニクロ」!監査役実録』『熱闘「株式公開」』(以上、ダイヤモンド社)、『火事場の「数字力」』(商業界)、『数字で考えるとひとの10倍仕事が見えてくる』(講談社)など。柳井正著『一勝九敗』『成功は一日で捨て去れ』(ともに新潮社)の編集にも携わった。
著者Eメール:takay@blue.plala.or.jp

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