目次

放っておいてほしい理由

忙しい人にこそ、「放置料理」はすばらしい！
最小の手間で、必ず幸せになれるおいしい料理は裏切らない
本書のレシピがおいしい秘密
本書の楽しみかた

第１章　放っておくだけなのに、お店の“あの味”が完成する

ちょっといい店で出てくる風　鶏肉の欧風カレー
安い豚肉が主役に生まれ変わる　ロースハム
肉がほどける　カムジャタン
指までおいしい　スペアリブ焼き
ただちに酒が飲みたい　モツ煮込み

放置テク①　塩分でおいしくする
　冷蔵庫にあるとテンション上がる　まぐろの漬け
　毎日使える賢い子　きのこの塩漬け
　乳酸菌の仕事ぶりがすごい　ザワークラウト

教えて！小田先生　「レシピより多いor少ない量」で料理を作るにはどうすればいいですか？

第２章　放っておくだけなのに、見た目も味も自慢できる

作り方が謎に包まれている　サムゲタン
デパ地下で買ったとしか思えない　牛肉ねぎ醤油漬け
この時代にインスタで優勝する　フルーツアイスケーキ
高級食材を使わないのに高級な味　パテドカンパーニュ

放置テク②　酢でおいしくする
　サラダの概念を覆す　レイヤーサラダ
　おうちで割烹の味　あじの酢漬け
　買うと意外といいお値段　千枚漬け

教えて！小田先生　「味が濃すぎるor薄すぎる」ときのリカバリーテクを教えてください！

第３章　放っておくだけなのに、いくら食べても飽きない常備菜ができる

肉汁をすべて閉じ込めた　チャーシュー
ビストロの味、なのに保存もきく　鶏もも肉のコンフィ
ツナを見る目がガラリと変わる　自家製ツナ

放置テク③　油でおいしくする
　イメチェンにもほどがある　豆腐のオイル漬け
　油までおいしい　しらすのオイル漬け
　ひと口食べたら止まらない　チーズのオイル漬け

教えて！小田先生　おいしそうに盛り付けるには、何かコツがあるんですか？

第４章　放っておくだけなのに、料理が勝手においしく成長する

コンビニ食材がプロの味に化ける　大人のチョコレートケーキ
育つほどに味わいが増す　パンチェッタ
味噌が食材をおいしく育ててくれる　切り身魚の味噌漬け
レモンの香りをぎゅっと閉じ込めた　レモンチェッロ

放置テク④　糖分でおいしくする
　体にうれしい　ジンジャーシロップ
　乾いた果実にふたたび命ふきこむ　プルーンの赤ワイン漬け
　これぞ大人のスイーツ　ナッツのはちみつ漬け

教えて！小田先生　半端に余った食材を無駄にしない方法が知りたいです。

おわりに

著者

小田真規子（おだ・まきこ）
料理研究家・栄養士・フードディレクター
有限会社スタジオナッツ主宰。「誰もが作りやすく、健康に配慮した、かんたんでおいしい料理」をテーマに、100冊以上の著書やレシピ開発、フードスタイリングなどを手がける。徹底的に試作を重ねた、わかりやすいレシピにはファンが多く、料理の基本とつくりおきおかずの本は、シリーズ化されベストセラーに。「オレンジページ」「ESSE」などの料理関連雑誌への掲載のほか、NHK「きょうの料理」をはじめテレビの料理番組への出演も多い。著書に『料理のきほん練習帳（１・２）』（高橋書店）、『つくりおきおかずで朝つめるだけ！ 弁当（１〜４、ベスト版）』（扶桑社）、『一日がしあわせになる朝ごはん』『ズボラーさんのたのしい朝ごはん』（ともに文響社）、『まいにち小鍋』『なんでも小鍋』（ともにダイヤモンド社）など。

谷口菜津子（たにぐち・なつこ）
漫画家・イラストレーター
1988年生まれ。多摩美術大学在学中から漫画の執筆をはじめる。web、情報誌、コミック誌等のほか、でんぱ組.inc『WWDD』のアートワークや、NHK Eテレ『シャキーン！』のコーナー内作画を担当するなど、さまざまな分野で活躍。酒とレバ刺しをこよなく愛し、2013年に『さよなら、レバ刺し〜禁止までの438日間〜』（竹書房）の刊行にいたる。大学時代の先輩とのルームシェアを機に「料理の楽しみ」に目覚め、料理熱が高じて『谷口菜津子のごはん自由帳』を自費出版で制作。独自の世界観で描き出す楽しい料理の数々が話題となる。その他の著書に『人生山あり谷口』（リイド社）、『わたしは全然不幸じゃありませんからね！』『彼女は宇宙一』（ともにKADOKAWA）など。