目次

はじめに　どんな人か一瞬で判断させる「声」の力

第１章　みんなを惹きつける「声」の魔力

「おはよう」の一言で体調が丸わかり!?
声はセルフイメージまで左右する
「いい声」の基準とは何か
自分の声を変える必要などない
陰か陽か。その人に合った声の出し方がある
小さな声だって響かせれば遠くに届く
姿勢ひとつで声は360度飛んでいく
話す声がよくなれば、自然と歌もうまくなる
なぜアスリートはいい声なのか

第２章　気持ちいい声を出すための「姿勢」のレッスン

「姿勢よく」をやめると姿勢がよくなる
座ったときにもいい姿勢を保つコツ
「天のカーテン」を開け明るい空を感じる
「王様のマント」を着けてゆったり歩く
カリスマ性は誰でも手に入れられる
力の抜きどころを知る
目力はむしろ邪魔になる
「魅せる」「聞かせる」気持ちで印象がガラリと変わる
「いい気持ち」は声に乗り移って相手に伝わる
１秒で気分をリセットできる情報インプット術

第３章　気持ちいい声を出すための「呼吸」のレッスン

「吹く」ほうが、いい声になる
腹式呼吸にこだわりすぎない
エイジングで声は磨かれる
届けたい相手の「１列後ろ」まで声を届ける
声は自分が目指す場所に届けられる
滑舌が悪い人は鼻呼吸を意識する
「アエイウエオアオ」は百害あって一利なし
声にリズムが生まれる２つの方法
ゆっくり話そうとすると感情が消える
口を横に開くと響かない!?
頭と胸を使うことで高音と低音の幅が広がる
毎日の歯磨きで口内の感覚が目覚める
話す前はアップで気分を高める

コラム　風邪をひいたとき、声の状態をよくするには？

第４章　印象が上がる話し方とは？

人を動かす５つのプロセス
話すときは、「行動」と「感情」のゴールを決める
相手の感情を間違って動かしたとき
現代こそ感情を動かす技術が生きる
話すということは舞台芸術です
人の心は「総合ポイント制」で動く
相手になってほしい気持ちにまず自分がなる
緊張は消せないけれどコントロールはできる
練習で「あ、ごめん、最初からやり直し」は絶対NG
マイクを心地よく響かせるコツ
「話すこと」の上達はスポーツや音楽と似ている

コラム　声にも大敵な体の「冷え」

ケーススタディ
　リーダーシップを発揮するには？
　飲み会の盛り上げ役になりたい
　信頼感をもってもらう
　交渉事を有利に進める

第５章　魅力的な声になる４つのトレーニング

声量や抑揚の総合トレーニング：歌舞伎十八番市川團十郎の「外郎売り」
感情を声に乗せるトレーニング：テレビCMやコピー朗読
呼吸を深く安定させるトレーニング：「火の呼吸」&「波の呼吸」
楽しく話す即興力強化トレーニング：友達に１テーマで小話

おわりに　声が変わると人生が変わる

著者

中西健太郎（なかにし・けんたろう）
メディアトレーナー／ボーカルディレクター
東京藝術大学音楽学部声楽科卒業後、ボイストレーナーとしてキャリアをスタート。多くのスター育成に関わり、担当アーティストはオリコンランキングで10位以内を連発。日本武道館のような１万人超が入るライブ会場でも通用する、場の空気を一瞬で変える「声」を伝授している。現在では、キー局のアナウンサー研修やメディアトレーニングも実施。短期間でスターを育て上げる手法は、多くのアーティストや芸能事務所、レーベル、テレビ局から信頼を受け、「カリスマをつくるカリスマ」と評されている。
エンターテインメントでの経験を活かし、「日本人に決定的に欠けている表現力のスキルを向上させ、日本の未来に貢献したい」という思いから、2014年からビジネスパーソンを対象としたレッスンやセミナーを開催。受講者は上場企業のCEOのほか弁護士や医者、大学教授、科学者、コンサルタント、カウンセラー、役人、学生など多岐にわたる。ビジネス界とはまったく異なる発想が瞬く間に評判を得て、東京、大阪、宮城、山口、福岡など全国各地でキャンセル待ちが続出するほどの人気を博している。