目次

はじめに

第１章　真のリーダーは６つのスキルを完備する

ポール・Ｊ・Ｈ・シューメーカー ディシジョン・ストラテジーズ・インターナショナル 創立者兼会長
スティーブ・クラップ ディシジョン・ストラテジーズ・インターナショナル CEO
サマンサ・ハウランド ディシジョン・ストラテジーズ・インターナショナル シニアマネージングパートナー

戦略的リーダーは６つのスキルを用いる
１　先を見通す力
２　疑問を投げかける力
３　読み解く力
４　意思決定力
５　一つの方向にまとめる力
６　学習する力

第２章　最良のリーダーは偉大な教師である

シドニー・フィンケルシュタイン ダートマス大学 タックスクール・オブ・ビジネス 教授

個別指導で部下を導く
部下の心に刻まれる３タイプの教え
絶妙のタイミング
高度な教え方

第３章　リーダーは「二者択一」の発想を捨てよ

ウェンディ・Ｋ・スミス デラウェア大学 アルフレッド・レーナー・カレッジ・オブ・ビジネス・アンド・エコノミクス 准教授
マリアンヌ・Ｗ・ルイス シティ大学 ロンドン・カス・ビジネススクール 学部長
マイケル・Ｌ・タッシュマン ハーバード・ビジネス・スクール 教授

組織の矛盾を受け入れよ
リーダーシップのパラドックス
パラドックスを受け入れるマインドセット
動的平衡のマネジメント

第４章　部門横断的に巻き込み高業績を実現する力

ハーミニア・イバーラ INSEAD 教授
モルテン・Ｔ・ハンセン カリフォルニア大学バークレー校 教授

マーク・ベニオフのひらめき
「コネクター」になる
さまざまな人材と関係をつくる
リーダーがコラボレーションの範を垂れる
強力な影響力を発揮する
コントロールしながら手綱を緩める

第５章　組織の境界を超え協働を促すリーダーシップ

ティツィアナ・カシアロ トロント大学 ロットマンスクール・オブ・マネジメント 教授
エイミー・Ｃ・エドモンドソン ハーバード・ビジネス・スクール 教授
スジン・ジャン INSEAD 助教授

水平方向の協働がイノベーションを生む
１　文化の仲介者を育成し活躍させる
２　正しい質問を促す
３　人の目を通して世界を見るようにさせる
４　社員の視野を広げる
組織の壁を壊す

第６章　会社の機動力を高めるニンブル・リーダーシップ

デボラ・アンコーナ マサチューセッツ工科大学 スローンスクール・オブ・マネジメント 教授
エレイン・バックマン MITリーダーシップセンター リサーチアフィリエート
ケイト・アイザックス MITリーダーシップセンター リサーチアフィリエート

革新を続ける伝統企業に見る３つのリーダーシップパターン
組織の下位層で価値創出「起業家型リーダー」
中間層で資源や情報を提供する「支援型リーダー」
上位層で大局的に目を配る「設計型リーダー」
自己強化型のシステムの創出に向けて

第７章　CEOの時間管理

マイケル・Ｅ・ポーター ハーバード大学 ユニバーシティ・プロフェッサー
ニティン・ノーリア ハーバード・ビジネス・スクール 学長

CEOの時間管理について包括的で大規模な調査を実施
CEO職は心身がすり減る激務である
CEOは人と会うのが仕事である
課題重視である
直属の部下を大いに頼る
包括的な統合メカニズムを用いてマネジメントを行う
CEOは会議漬けである
社内の多数の関係者に対応する
CEOの役割と影響力の特徴
優れたリーダーが重要である理由

第８章　会話力が俊敏な組織をつくる

ボリス・グロイスバーグ ハーバード・ビジネス・スクール 教授
マイケル・スラインド 作家、編集者、コミュニケーション・コンサルタント

指示命令型コミュニケーションの限界
要素１　親密性：親しい関係をつくる
要素２　双方向性：対話を促進する
要素３　包括性：社員の役割を拡大する
要素４　意図性：重点課題を追求する

第９章　リーダーは集中力を操る

ダニエル・ゴールマン 心理学者

リーダーに要求される３つの集中力
自分を見つめる
他者に関心を集中する
外界に広く関心を向ける
集中力を自由に操る

第10章　「自分らしさ」が仇になる時

ハーミニア・イバーラ INSEAD 教授

リーダーとしての成長を阻む要因
リーダーが直面する３つの状況
遊び心を持って新しいスタイルを試してみる

第11章　リーダーとマネジャーの大いなる相違

マイケル・Ｄ・ワトキンス ジェネシス・アドバイザーズ 会長 兼 IMD 教授

期待のスター人材が昇進後につまずく理由
スペシャリストからゼネラリストへ
分析者から統合者へ
戦術家から戦略家へ
レンガ職人から設計者へ
問題解決者から課題設定者へ
兵士から外交官へ
脇役から主役へ

編者

『Harvard Business Review』（HBR）とは
ハーバード・ビジネス・スクールの教育理念に基づいて、1922年、同校の機関誌として創刊され、エグゼクティブに愛読されてきたマネジメント誌。また、日本などアジア圏、ドイツなど欧州圏、中東、南米などでローカルに展開、世界中のビジネスリーダーやプロフェッショナルに愛読されている。

訳者

『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー』（DHBR）とは
HBR誌の日本語版として、米国以外では世界で最も早く、1976年に創刊。「社会を変えようとする意志を持ったリーダーのための雑誌」として、毎号HBR論文と日本オリジナルの記事を組み合わせ、時宜に合ったテーマを特集として掲載。多くの経営者やコンサルタント、若手リーダー層から支持され、また企業の管理職研修や企業内大学、ビジネススクールの教材としても利用されている。