目次

はじめに

第１章　病気のリスクから目を背けさせる５つのバイアス

「今は大丈夫」でも、もしかして ──
病気のリスクから目を背けさせる「５つのバイアス」
バイアス❶ 「年だから仕方ない」と思い込む ──「年齢」バイアス
バイアス❷　リスクを高める行動の影響は、遅れてやってくる ──「タイムラグ」バイアス
バイアス❸　その瞬間の心地よさに“誘惑”される ──「快楽」バイアス
バイアス❹　人と比べ、引き合いに出すことで安心する ──「同調・比較」バイアス
バイアス❺ 「Ａ判定」の診断結果に気が緩む ──「異常なし」バイアス
自分でマネジメントできる「認識と行動」を改善する

第２章 「病気のリスク」と「行動」の切り離せない関係

「病気と行動」は想像以上に複雑に絡み合っている
病気は想像以上に身近にある ── 誰もが予備群⁉
病気が「見えてくる」のは40代から ──「診断された時＝早期」ではない
病気の「その先にあるもの」にも目を向ける
病気を遠ざける最大のカギは「日々の行動」にある

第３章　病気のリスクを減らす10の習慣

普段の行動の見直しが、病気のリスクを引き下げる
習慣❶　喫煙 ── たばこの煙・蒸気と距離をとる
習慣❷　体重管理 ──「適正な体重＆お腹周り」をキープする
習慣❸　食事 ──「食塩を控えた健康的な食」を心がける
習慣❹　身体活動 ── 座る時間を減らし、動く時間を増やす
習慣❺　飲酒 ── 飲まない、飲んでも控えめに
習慣❻　睡眠 ── 短すぎず、長すぎない良質な眠りを
習慣❼　日光対策 ── 日焼け対策をしつつ、日に当たる
習慣❽　口腔ケア ── むし歯・歯周病をできるだけ減らす
習慣❾　温度対策 ──「気温」を意識して暮らす
習慣❿　予防接種 ── 状況に応じて、接種を考える
10の習慣がもたらす「付加価値」とは
「10の習慣」にも限界はある。でも ──

第４章　10の習慣を続ける６つのコツ

毎日の積み重ねがリスクを遠ざける ──「継続こそ力」
続けるコツ❶　取り組む「目的」を明確に
続けるコツ❷ 「始める」ことから始める ── 思い立ったが吉日
続けるコツ❸ 「ながら」を生かして効率的に
続けるコツ❹ 「具体的に」目安・目標を意識する
続けるコツ❺　完璧を目指さず、できる範囲で
続けるコツ❻　続けやすい環境、楽しめる環境で

おわりに

参考文献について

著者

泉 史隆（いずみ・ふみたか）
医師・糖尿病専門医・総合内科専門医
千葉大学医学部医学科卒業。日本糖尿病学会糖尿病専門医、日本内科学会総合内科専門医、元日本救急医学会救急科専門医。約13年間、赤十字病院・市立病院・済生会病院等で臨床経験を積んだ後、外資系医療機器・製薬企業でメディカルドクターとして勤務。独立起業し、病気のリスクを減らすためのヘルスコーチングを中心に事業を行っている。