目次

まえがき

「正しい」にこだわらない。


会いたければ会えばいいし、会いたくなければ会わなくていいのです。
選んだものは、すべてラッキー。
受験前に好きだったことを、思い出す。
姿勢を直すと、表情がやわらかくなる。
ヘトヘトになるものが、ワクワクする。
大器晩成でない人はいない。勝負は、60代からだ。
関心のあるものとないものがあるのではない。関心の持てる人と持てない人がいるだけだ。
ボランティアのような仕事をする。見返りを求めるより、お返しをする。
ありがたがられているうちは、まだまだ。
学んでいる人は、大人。「学んだ」と言う人は、老人。学ぶとは、学び直すことだ。
「わからないこと」が少ないのが、老人。「わからないこと」をたくさん持っているのが、大人。
「好きじゃないこと」もするのが、好奇心。「好きなことだけ」していると、老化する。
空気を読むと、暗くなる。空気を変えることで、明るくなる。
教養を磨くことで、生活が丁寧になる。
教養を磨くことで、知らない人と会話ができる。
自由に生きている人は、自由に生きる他人に寛大になれる。
思いやりを感じていても、表現できなければ、思いやりはかけられない。
ゆっくり深呼吸すると、体も心も安心する。
死は、20代も60代も同じ確率だ。
健康管理が、お金管理になる。
ジムに行くメリットは、体を動かしている人と出会うこと。
足を鍛える人は、大人になる。足が衰えると、老人になる。
見返りの学びから、面白さの学びへ。さらに、人格向上の学びへ。
きちんと、座る。
習いごとは、勉強コースか、楽しみコースか決める。
元の肩書にとらわれないことで、再雇用が楽しめる。
「うまい」かどうかは、意味がない。「うまい」は、ほめ言葉にはならない。
世間のランキングを、気にしない。
家族の価値観の違いを尊重する。
スピードより、長さで勝負。
人の名前を思い出せないのは、いいことだ。思い出せないくらい多くの体験をしているからだ。
する前には、目的はわからない。目的は、してから気づく。
目的なしに旅行すると、新たな出会いがある。
オチのない話を、楽しむ。
「おいしさ」より「苦さ」を楽しむ。
売り物ではないから、思いどおりできる。
モノより体験の多い人が、幸福感を感じる。
子どものころの記憶を思い出すと、ゴキゲンな人になる。
他人に使うお金は、運を呼び込む。
ガマンの努力より、成長の努力をする。
どうせ死ぬなら、勉強してから死にたい。
相手の意見を否定するより、「ということは？」と吸収する。
「前がどうだったか」を忘れるのが、進化だ。
世間を出て、世界に出る。
マナーとは、自分を整えることだ。
始める時は、１人で始める。やめる時も、１人でやめる。
否定的な見方をする人と、ごはんを一緒に食べたい人はいない。
リアクションのスピードが速い人は、若々しい。

あとがき

世界のヒーローになれなくても、１人のためのヒーローにはなれる。

著者

中谷彰宏（なかたに・あきひろ）
1959年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒業。博報堂に入社し、８年間のCMプランナーを経て、91年に独立し、株式会社中谷彰宏事務所を設立。人生論、ビジネス書から恋愛エッセイ、小説まで、多くのロングセラー、ベストセラーを世に送り出す。「中谷塾」を主宰し、全国でワークショップ、講演活動を行う。