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育てる。

  • 紙版

育てる。

書籍情報

  • 紙版
  • 坪田 信貴 著
  • 定価:1980円(本体1800円+税10%)
  • 発行年月:2026年10月 [予約受付中]
  • 判型/造本:46並
  • 頁数:404
  • ISBN:9784478113615

内容紹介

本書は、『ビリギャル』著者・坪田信貴が、教育・子育て・部下育成・組織づくりなど、あらゆる場面で共通する「人を育てる技術」を18の原則にまとめた実践書です。「ダメな人間はいない。ただ、ダメな指導者がいるだけ」という信念のもと、人の可能性を引き出し未来へつなぐ育て方を、心理学と豊富な実例を交えて伝えます

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに 「この子は、きっと伸びる」── 人を育てることは、そこから始まる

第1章 人は必ず伸びる ── 人材育成の出発点

原則1 ダメ人間と言われる人こそ、最高の人材であると信じる
    〜欠点に見えるものの中に、まだ使われていない力がある
空手の話ばかりしていた36歳が、組織のトップになった
欠点を消すのではなく、力の向きを変える
「いい人材」を採用しようと考えることが、そもそも間違いである
誰も評価してない人を、誰より先に評価する

原則2 人の気持ちは理解できないという前提で、わかろうと努力し続ける
    〜わかったつもりを捨てたとき、相手との対話が始まる
相手の気持ちは、本人にさえわからない
人は本音を言わない。というより、言えない
「理解する」のではなく、「理解しようとし続ける」
「20答法」で、理解していない自分に気づく
相手を理解したなら、自分の側を一つ変える

原則3 「大嫌いなあいつ」の美点を20個、無理やりひねり出す
    〜相手が変わらなくても、こちらの見方は変えられる
嫌いな相手の良いところを20個探す
「先生! あの子、超いい子だった!」
人は「探しているもの」しか見つけられない
教師が好きになるのは、手間のかからない子
「社長、それは英断です」は、褒めているのか
1時間ダメ出しできても、1時間褒め続けられない
一味唐辛子を、まだ食べてもいないのに褒められるか

原則4 名前の由来を聞いて、相手との距離を縮める
    〜名前を大切にすることは、その人の人生を大切にすることである
初めて会った人には、名前の由来を聞く
48時間の難産のあとに見た「五月晴れ」
名前の由来を知ると、自分の見え方が変わる
名前を間違えると、その人を軽く扱っているように伝わる
「先生は信頼できますね」と言った博君
名前は、その人の人生に入るための扉である

原則5 相手の人生を紐解くことで、共感ポイントを見つける
    〜「何をしている人か」より、「なぜ、その人はここにいるのか」を知る
私たちは、まず相手の「属性」を知ろうとする
相手の人生を知るための三つの質問
世の中には、タラップが好きな人がいる
英語が壊滅的だったタイガ君
相手の好きな世界から、言葉を届ける
上司と部下は「釣りバカ日誌方式」がうまくいく

原則6 赤子を愛でるように接する
    〜できないことを責めず、小さな成長を心から喜ぶ
何もできないことが、赤ちゃんの最大の武器である
人が成長するためには、「安全基地」が必要である
子どもや部下が失敗したとき、なぜ「まず自分が謝る」のか
英和辞典ではなく、和英辞典を引いたT君
「なんでできないんだ」ではなく、「まだ習っていないんだ」
何もできなかった人が、最も人気のある先生になった

原則7 話をするときは、まず心の中で抱きしめる
    〜言葉は、それまでに築いた関係性と一緒に届く
「帰るよ」では動かなかった娘が、笑顔で帰り始めた
伝え方の残りの一割は、「愛」である
人を動かすのは、「優しい言葉」ではなく「優声」である
「笑顔の練習なんて、するものなんですか?」
話す前に、心の中で相手を抱きしめる
いきなり「時速160キロの球」を投げられた
「𠮷野家の牛丼を食べると涙が出る」
思春期は、関係を壊すのではなく、関係性を増幅する

第2章 人の心に火をつける ── 未来と意味を一緒につくる

原則8 数十年後の未来地図を一緒に考え、共有する
    〜未来が見えれば、目の前の努力の意味が変わる
塾の先生として最高の瞬間は、合格したときではない
「フェラーリに乗りたい」は、立派な夢である
「君の夢はこれだ」と決めた瞬間、それは夢でなくなる
吉本興業にとって、次の転換点は「テレビからデジタル」だった
「吉本の次の時代を担うスターになってほしい」
「カジサック? それはないっす」
志、目的、目標、現状、課題を言えるか
地図を描くだけでなく、目的地まで信じ続ける

原則9 相手の価値観に合わせて動機づける
    〜「やる気がない」のではなく、響く理由が見つかっていない
「やる気のない子どもを、何とかしてください」
人は、「やる気が出たから」動くのではない
お金に興味のない人に、お金の話をしても響かない
論理で勝っても、相手の心は動かない
相手を動かすために、相手の価値観を利用してはいけない
六つの価値観に合わせて、伝え方を変える

原則10 出来事の意味づけを変える
    〜人は、出来事そのものではなく、その出来事に与えた意味によって動く
恵比寿様に小便をかけ続けた、坪田少年の実験
サイコロで新婚旅行先を決めた理由
ビリギャルが努力を続けられたのは、勉強の意味が変わったから
「1年半前と同じことで悩んでいる」は、成長していない証拠なのか
塾講師の仕事は、テストの点数を上げることなのか
意味づけは、相手に押しつけるものではない

原則11 新しい視点をプレゼントする
    〜答えを教えるのではなく、世界を見る場所を変える
机の上に立つと、いつもの教室が違って見える
「○○だ」を、「○○に見える」に変えてみる
「たこわさ」を知らない人に、食べたいものは選べない
「お小遣いはいくら欲しい?」という質問
ケネディが国民に贈った、壮大な視点
相手の代わりに答えを決めたら、それはプレゼントではなく、相手の人生の乗っ取りです

第3章 人はこうして成長する ── 行動を変える育成の技術

原則12 人は「具体化」で動き出す
    〜人格を責めるのではなく、次に何をすればいいかを示す
「何のためにやっているのかわからない」は、人を壊す
1の問題を、10の言葉で断罪しない
「数学が苦手」ではなく、単に計算練習が足りないだけかもしれない
人を育てるための4ステップとは
「頑張れ」は、ほとんど何も言っていない
できなかったときは、設定した課題を見直す

原則13 苦難の時期と、失敗の原因を先に伝える
    〜つまずきを予告しておけば、失敗しても自分を嫌いにならない
「やる気」は使い方を間違えると害にすらなる
「できる」の多くは、反復の結果にすぎない
成長は、きれいな右肩上がりにはならない
さやかちゃんに見せた「成長曲線」
成功したあとに起きる苦難も、先に伝える
「危険な場所」と、「迷ったときの戻り方」は教えておいたほうがいい
「失敗を恐れず飛べ」と言うなら、下に網を張る
苦難そのものではなく、「想定外」が人を折る

原則14 相手に合わせて、指導する側が動く
    〜変わるべきなのは、相手ではなく指導者である
天動説の教育から、地動説の教育へ
中田英寿さんの個性を潰さなかった指導者
ダウンタウンさんに900席は大きすぎた
9タイプという定規を使って、勘に頼らない指導をする
9タイプにあわせて、指導者はどう動けばいいのか
AIが正解を教えてくれる時代に、指導者は何をするのか

原則15 一対一で、完成形まで共有する
    〜「わかりました」ではなく、同じ完成形が見えるまで教える
コミュニケーションは、「言ったか」ではなく「伝わったか」
「コピーを取って」の中身は、人によって違う
「やってみせる」ことで、言葉より先に理想の状態を見せる
相手に説明してもらうことで、ズレが確認できる
人は集団になると、少しずつ力を抜く
集団に伝えるなら、目的、役割、数字を明確にする
「わかった?」ではなく、「何が見えている?」と聞く

原則16 「少し頑張れば届く課題」を渡す
    〜短期目標は小さく、長期目標は呆れるほど大きくていい
○が6割、×が4割くらいがちょうどいい
短期目標を高くしすぎて、長期目標を低くしすぎる
小さな成功が、無力感を壊していく
「できない」と、「いまは、できない」は違う
期待は、言葉ではなく「課題設定」で伝わる
成功ではなく「成長」を測る
できなかったら、本人ではなく「渡した階段の高さ」を疑う
課題は「渡す」けれど、一緒に決める
育てるとは、次に上れる一段をつくり続けること

第4章 リーダーはこうして生まれる ── 育った人に、未来を託す

原則17 リーダーの芽を見つけ、先に告げる
    〜人は、期待された役割に向かって成長していく
育てられた人が、今度は育てる側へ回る
年商5000万円の社長に、僕は1500万円を投資した
リーダー経験のある人は、またリーダーに選ばれる
可能性を開く「ラベル」を先に渡す
「向いている」と言うだけでは足りない
役職を与える前に、小さな役割を渡す
失敗したときは、適性ではなく課題として考える
「どうだった?」の答えに、リーダーの芽が現れる
芽が花になる前に、先に告げる

原則18 リーダーから、先に悩みを相談する
    〜相談されることで、人は作業者から仲間に変わる
立派なリーダーほど、悩みを見せられない
「何でも相談しろ」と言う人ほど、相談されない
「意見を聞いてやる」と、「相談する」は違う
大きな悩みほど、育てたい人に相談する
相談するときは、「悩んでいる背景」まで渡す
採用しなかった意見にも、必ず返事をする
迷っていないふりをするほうが、組織を危険にする
相談されることで、リーダーの視点が育つ
リーダーが先に相談すれば、部下も相談できる

おわりに 育てるとは、未来を託すことである

参考文献

[謝辞]





著者

坪田信貴(つぼた・のぶたか)
子別指導塾「坪田塾」塾長。教育者、経営者。『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(通称『ビリギャル』、KADOKAWA)は累計128万部を突破し、映画化もされるベストセラーとなる。『人間は9タイプ』(KADOKAWA)、『才能の正体』(幻冬舎)など著書多数。
これまでに1,300人以上の子どもたちを子別指導し、心理学をベースに一人ひとりの個性や可能性を引き出す独自の指導法で、多くの生徒を劇的な成長へ導いてきた。その育成メソッドは教育現場にとどまらず、企業の人材育成や組織開発にも広がり、トヨタグループや電通をはじめ、多くの企業で社員研修やリーダー育成を行っている。講演会参加者は15万人を超える。
「ダメな人間はいない。ただ、ダメな指導者がいるだけ」を信念に、教育、子育て、部下育成、組織づくりに共通する「人を育てる技術」を発信し続けている。

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