目次

はしがき

第１部　評価の理論

第１章　キャッシュフローの現在価値と将来価値

1.1　現在価値と将来価値
1.2　年金の現在価値と将来価値
1.3　永久年金の現在価値

第２章　評価の基本原理

第３章　債券の評価

3.1　国債の評価
3.2　スポットレート
3.3　債券の利回り
3.4　社債の評価

第４章　株式の評価

4.1　株式がもたらすキャッシュフロー
4.2　株式の要求収益率
4.3　配当が成長する株式の評価
4.4　成長機会と株価の関係

第５章　企業価値の評価

5.1　負債と株主資本の合計による評価
5.2　加重平均資本コストによる評価
5.3　フリーキャッシュフローの予測

第６章　企業の設備投資決定

6.1　企業の経営目標と設備投資決定
6.2　設備投資決定の具体例

第７章　企業の資本構成と企業価値

7.1　資本構成とは
7.2　法人税がない場合の資本構成と企業価値
7.3　法人税がある場合の資本構成と企業価値
7.4　トレードオフ理論による最適な資本構成
7.5　資本構成の変更と株主の富
7.6　D/Eレシオの変更と資本コスト
7.7　株主配分と企業価値

第２部　リスクとリターンの理論

第８章　数列とその和

8.1　第2部のねらい
8.2　等比数列とその和
8.3　Σ（シグマ）の使い方

第９章　微分の基礎知識

9.1　微分の意味
9.2　微分係数の利用法
9.3　微分の計算規則

第10章　債券投資の理論

10.1　債券投資の金利リスク
10.2　金額デュレーション
10.3　金融機関のリスク管理への応用
10.4　修正デュレーション
10.5　債券の長期運用に対する金利変動の影響
10.6　マコーレーのデュレーション
10.7　ポートフォリオのデュレーション
10.8　ポートフォリオによるイミュニゼーション

第11章　確率変数の基礎知識

11.1　確率変数と確率分布
11.2　期待値
11.3　分散と標準偏差
11.4　２つの確率変数の関係

第12章　ポートフォリオ理論

12.1　確率変数の加重和
12.2　２つの証券で作るポートフォリオ
12.3　３つ以上の証券で作るポートフォリオ
12.4　安全資産と借り入れが存在する場合

第13章　資本資産評価モデル

13.1　ポートフォリオ理論からの展開
13.2　資本市場線と市場ポートフォリオ
13.3　資本資産評価モデル
13.4　ベータ値の推計
13.5　投資のパフォーマンス評価への応用

確認問題の解答

巻末付録

　現価係数表
　終価係数表
　年金現価係数表
　年金終価係数表

索引

著者

手嶋宣之（てしま・のぶゆき）
専修大学商学部教授。
1961年愛知県生まれ。1985年東京大学法学部卒業。1993年マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院修了。2001年横浜市立大学大学院経営学研究科博士後期課程修了，経営学博士。東京銀行，NEC総研，専修大学商学部専任講師・准教授を経て，2009年4月より現職。平成21，22，23年公認会計士試験試験委員。
主要著作は『経営者のオーナーシップとコーポレート・ガバナンス－ファイナンス理論による実証的アプローチ－』（白桃書房，2004年），『ビジネス統計学』（共訳，ダイヤモンド社，2007年），“Managerial Ownership and Earnings Management: Theory and Empirical Evidence from Japan,”Journal of International Financial Management and Accounting, 19（2）, 2008（共著）等。