目次

プロローグ　快適で災害に強く、命を守る家をつくりたい

北の大地で巡り合った、希少な伝統工法の家
私費を投じても木の城たいせつを救済
「神様の家」をつくった喜び
全国の災害被災神社に社殿を寄贈する決意
頻発する自然災害に負けない！　新・伝統工法
大地震でも無傷だった木の城たいせつの家
伝統の技と先進の技術を「INOCHI」に結実させる

第１章　災害に強い安心の家づくりを、日本の伝統工法と最新技術で実現

１ ─ １　住宅の建築方法の種類と特徴
１ ─ ２　匠の技を現代に蘇らせた千年品質の家
１ ─ ３　金物工法は、本当に安全なのか
１ ─ ４　伝統工法が持つしなやかな復元力
１ ─ ５　新・伝統工法の真髄、木組み + パネル工法
１ ─ ６　実大試験で、伝統工法の強さが明らかに

第２章　あなたの家を宮大工の技で建てる

２ ─ １　伝統工法の家を、多くの人に届けたい
２ ─ ２　建物に千年の命を吹き込む、宮大工の技
２ ─ ３　ヒノキより強い、北海道産カラマツ
２ ─ ４　伝統工法を楽しむ、「和」と「モダン」デザインの家
２ ─ ５　心と身体に安らぎを与える、木の家

第３章　いつまでも快適・健康なわが家で暮らす

３ ─ １　なぜ日本の住宅は寒いのか
３ ─ ２　健康で快適な家づくりに欠かせない高気密・高断熱
３ ─ ３　省エネルギー・高耐久性を生む、「パーフェクトＷ断熱」
３ ─ ４　「パーフェクトＷ断熱」が住む人の健康を守る
３ ─ ５　エネルギーを使わずに暮らすトップランナー「INOCHI」
３ ─ ６　夏を涼しく、冬を暖かくする高性能断熱サッシ
３ ─ ７　24時間換気で、室内の空気を清浄に

第４章　災害大国、日本で命をつなぐ家

４ ─ １　太陽光パネルと蓄電池で、停電でも電気が使える
４ ─ ２　空気から水をつくり、災害時の命をつなぐ
４ ─ ３　津波や洪水から家族をしっかり守りたい

第５章　財産をつくる家

５ ─ １　何より大切なライフサイクルコストの視点
５ ─ ２　ライフサイクルコストが下がるこれだけの理由
５ ─ ３　30年で家を建て替えるなんてもったいない
５ ─ ４　人も住まいも健康管理が欠かせない
５ ─ ５　住宅会社は住まいの医者であるべきだ

エピローグ　命を守る家づくりで暮らし広がるまちへ

日本人の暮らしの原風景を再生するまちづくりにチャレンジ
神社・仏閣を再建し、地域社会の絆を取り戻したい！
神社・仏閣を防災拠点に
目指すのは、未来の豊かな社会を実現する家づくり

著者

吉村孝文（よしむら・たかふみ）
株式会社創建代表取締役会長。1949年、広島県生まれ。化学メーカー勤務後、建築の道を志し、1986年に株式会社創建ホーム設立、2000年に創建へ社名変更。分譲住宅の設計・施工・販売に携わるなか、宮大工の技を生かした伝説の住宅会社「木の城たいせつ」再建を決断。震災で被災した神社を再建するプロジェクトにも取り組む。

吉村直巳（よしむら・なおみ）
株式会社木の城たいせつ代表取締役社長。1982年、大阪府生まれ。ハワイパシフィック大学を経て、慶應ビジネススクール卒業。創建の広報担当として勤務する一方、石原慎太郎選挙事務所出向など、幅広い業務を経験。父の孝文とともに「木の城たいせつ」再建に取り組み、「千年品質伝統工法の家INOCHI」を開発。コミュニティの構想にも意欲を燃やす。