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働き方の科学

エビデンスが明かす「健康」も「生産性」も手に入れる方法

  • 紙版

働き方の科学

エビデンスが明かす「健康」も「生産性」も手に入れる方法

書籍情報

  • 紙版
  • 佐藤豪竜 著
  • 定価:1980円(本体1800円+税10%)
  • 発行年月:2026年08月 [予約受付中]
  • 判型/造本:46並
  • 頁数:300
  • ISBN:9784478124048

内容紹介

「引退したら老け込む」は真っ赤なウソだった! 元厚労省の研究者が最新データで解き明かす科学的に最適な働き方。「長距離通勤は『離婚する確率』を40%上げる」「『上司ガチャ』に外れると心疾患リスクが激増する」といったおもしろくも怖すぎる珠玉の最新研究成果をわかりやすく解説。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに

科学の力で「ちょうど良い働き方」を模索する
世間の「働き方」論は、間違いだらけ
生産性が高く、かつ健康や幸福を損なわない働き方とは?
個人の経験談は鵜呑みにできない

第1章 「働くことが長寿の秘訣」は本当か? ──「労働」と「健康」の不都合な関係

「引退すると老け込む」の真偽を確かめる
定年で引退した人のほうが、働き続ける人よりも心疾患リスクが低かった
働くと健康にどんな影響があるのか、エビデンスで解き明かす
引退すると健康になる理由
早く引退したほうが良いのはどんな人か?
引退後に認知機能が上がりやすい人の4つの特徴
特徴1 女性のほうが引退の好影響が強い
特徴2 高学歴またはデスクワーカーだと引退の好影響が強い
「余暇の運動」は身体に良いのに「肉体労働」は身体に悪い3つの理由
 理由1 負荷が長時間続く
 理由2 「やらされ感」が強い
 理由3 引退しても運動しない人が多い
特徴3 所得・資産が多い人ほど引退の好影響が強い
特徴4 現役時代に健康だった人ほど引退の好影響が強い
結局、労働は健康に悪い
職位が高いほど死亡率は低い
「要求度」と「コントロール」で決まる仕事のストレスの4タイプ
 タイプ1 アクティブ群 ── 刺激的だがストレスフル
 タイプ2 低ストレス群 ── やりたいことを好きなペースでできる
 タイプ3 パッシブ群 ── 決められた仕事を決められた時間にこなす
 タイプ4 高ストレス群 ── 仕事のやり方を決められず毎日追われている
「人生の墓場」「家族を犠牲に」……官僚たちのすさまじい本音
ストレスは「常に」悪いものではない
残業は「1時間でも」健康に悪い
「働きがい」は仕事のストレスを減らしてくれるのか?
労働時間が増えるほど生産性は下がる
チームの生産性は、仕事の配分で変わる
生産量は「週48時間」で頭打ちになる
コラム お酒は1滴でも健康に悪い? ──「用量反応関係」

第2章 長時間労働の何が悪いのか? ──「長時間労働」と「幸福」の不都合な関係

残業で稼いでも、その「4分の1」は健康問題で相殺される
長時間労働のコストを額面どおりにとらえてはいけない理由
「出世コース」に乗るための「分岐点」とは?
「管理職は罰ゲーム」は本当か?
プレッシャーを受けているリーダーは老けるのが速い
国のトップに就任すると寿命が2・7年短くなる
小渕総理の「10秒間の沈黙」
男女間の賃金格差の原因は「時間を無視した働き方」にあった
「時間の柔軟性」は、制度設計で改善できる
妻の稼ぎのほうが多くても、夫は家事をしない
「娘」が生まれると、男性の意識が変わる
日本の雇用慣行では社員の「長時間労働」を評価しがち
日本人女性の家事・育児負担が特に大きい理由
「単身赴任」と「長距離通勤」がもつ意外すぎるリスク
「出世による満足感」は1年しか続かない
コラム 運動すると血圧が高まる? ──「交絡因子」と「バイアス」

第3章 上司ガチャにあたると収入が上がるのか? ──「収入」と「幸福」の不都合な関係

「いくら稼げば幸せになれるのか?」問題に結論を出す
高所得層ほど幸福度の格差は大きい
「引退」は健康に良くても、「失業」は健康に悪い
「夫の失業」は妻にも悪影響を与える
「ギグワーク」はメンタルヘルスにどんな影響を与えるのか?
「タバコミュニケーション」はやっぱり有効だった
「飲みニケーション」は男性の出世に有利に働く
女性部下が「上司と交際」すると、昇給しやすくなる
「上司ガチャ」の実態を徹底的に分析する
無能な上司につくと部下の健康リスクが高まる
「部下のメンタルを犠牲にする」リーダーのスタイル
たった4時間で部下のストレスを激減させたリーダー研修の内容
コラム 正しく効果を測定するには? ──「観察研究」と「ランダム化比較試験」

第4章 最も幸福度の高い1日の時間配分とは? ──「労働」と「健康」のちょうど良い関係

1日の最適な時間配分を研究した論文がある
「労働」「余暇」「健康」の最適なバランスをとる考え方
健康でいることは、生産性にも直結する
「出社しているが体調不良」の社員がいるとどれだけ時間を失うか?
「腰痛・肩こり」の経済的損失は、メンタルヘルスの損失を上回る
限られた時間をどう「労働」「健康投資」「余暇」に振り分ければ良いか?
1日7000歩でも死亡リスクが激減する
人は未来の自分のやる気を過大評価する
行動経済学式「ジム通いを習慣にする」3つの仕掛け
 仕掛け1 スマホに記録する ── 記録した人ほど減量効果が大きい
 仕掛け2 「ご褒美」を用意する ── 今すぐにベネフィットを受けとる
 仕掛け3 コミットメント ── 気まずさを味方につける
「習慣」として定着すれば、自動的に身体が動く
睡眠時間が少ないと、何が起こるのか?
風邪ウイルスを鼻に突っ込んで睡眠の効果を検証
睡眠時間が短い人より、睡眠リズムが乱れている人のほうが生産性は低い
最も幸福度が高い「余暇時間」は何時間か
最も幸せな1日の時間配分 ── 結論
コラム エビデンスの「質」の違いとは? ── 新たな「エビデンス・ピラミッド」

第5章 生き方は「余暇の使い方」に表れる ── 世界一幸福な「余暇」の使い方

運動の効果は「土日だけ」でも「毎日コツコツ」でも同じ
運動していても座っている時間が長いと死亡リスクが高い
睡眠時間が短くても「規則的」ならマシになる
昼夜が逆転すると、24時間血圧が高いままになる
在宅勤務は本当に生産性を下げるのか?
在宅勤務を導入すると生産性が上がり、離職率が半減する
対人業務でも、ハイブリッド勤務は離職率を下げ、仕事の満足度を上げる
完全リモートよりも、月1回出社日があるほうが生産性は高い
転職して満足しても、すぐ慣れる
確実に「転職したほうが良い」と断言できるケースとは?
週4日勤務にしても、成果は変わらない
職場の「謎ルール」を駆逐せよ
週4日勤務は健康に良い
週4日勤務を導入した日本企業
余暇の2時間で何をすべきか?
「生きがい」は仕事でなくてよい
自ら「生きがい」をつくり出す3つの方法
方法1 好きなことを追い求める
方法2 社会が求めることを実感する
方法3 得意なことに取り組む
従業員が幸せだと、売上は増える
「若いうちは量をこなせ」のウソ
本当に大事なのは「質の高い努力を毎日少しずつ」
富裕層に囲まれている人は、死亡リスクが高い
「毎日2時間の余暇」は、人生の意味に直結する
コラム 幸福度が最も低い働き方とは? ──「経験サンプリング法」

おわりに

謝辞



索引





著者

佐藤豪竜(さとう・こうりゅう)
慶應義塾大学総合政策学部専任講師。
専門は社会疫学、医療経済学。東京大学経済学部を卒業後、厚生労働省に入省。
職業安定局、保険局、首相官邸等で12年間労働政策・社会保障政策の企画立案に携わる。
ハーバード大学大学院で公衆衛生学修士、早稲田大学大学院で経済学博士を取得後、京都大学助教を経て現職。

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