目次

序章　スタートアップの世界に足を踏み入れる

この本を書いた理由：「参加者」向けの情報が少ない
　　コラム　スタートアップの世界はあなたにふさわしい場所か
スタートアップ生活の内側
「スタートアップ企業」を定義する
境界線が薄い役割と肩書
本書の構成

第１章　プロダクトマネジャー

プロダクトマネジャーの責任
リソースの配分と優先順位を決める
製品の開発・発売・改善
　　メッセージ　ヤシ・バイアニ（フィットビット　スリープ＆ウェルネス担当プロダクトマネジャー）
創業者とプロダクトマネジャーの関係
製品部門の多様な形
　　コラム　アジャイル開発 ── 原則と実践法
優秀なプロダクトマネジャーの条件
　　コラム　リベラルアーツ専攻者が優秀なプロダクトマネジャーになる理由

第２章　事業開発マネジャー

事業開発マネジャーの責任
スタートアップ企業の成熟に伴う事業開発の進化
事業開発の主な課題
　　メッセージ　リタ・ガーグ（ゼネフィット　事業開発担当バイスプレジデント）
優秀な事業開発マネジャーの条件

第３章　マーケティング部門

遅すぎるマーケティング機能の構築
マーケティング機能の段階的構築
マーケティング部門の業務と責任
スタートアップの世界ならではのマーケターの基本的スキル
デマンド・ウオーターフォール
マーケティングにおける目標設定
　　メッセージ　ジョウ・チェルノフ（インサイトスクエアード　マーケティング部門バイスプレジデント）
広がり重なるマーケティングの機能
　　メッセージ　エリン・ウォレン（カルテラコマース　マーケティング部門バイスプレジデント）
　　メッセージ　リンダ・スミス（ジーボ　開発者戦略およびマーケティング担当バイスプレジデント　スタンフォード大学工学部講師）
優秀なマーケターが持つ特徴

第４章　グロースマネジャー

グロースマネジャーとは何か
　　メッセージ　ジュリー・チョウ（イックヤック　グロース部門ディレクター）
グロース部門と企業の意思決定
優秀なグロースマネジャーの素養とスキル
方法論とベストプラクティス
グロースマネジャーになるために

第５章　販売

スタートアップにおける販売の役割
　　メッセージ　アーロン・オッドマン（エヌシノ　地域セールス部バイスプレジデント）
　　メッセージ　トーマス・ハウ（グーグルエンタープライズ　営業担当）
専門知識を持った顧客と向き合うセールスエンジニア
　　メッセージ　グレッグ・クリスト（SPSS　セールスエンジニア）
セールスオペレーションが急速な成長を支える
顧客満足と売上をつなげる顧客管理
　　メッセージ　トレイシー・クロンルンド（トラックス　グローバル顧客営業担当バイスプレジデント）
顧客サービスは高度な販売機能
製品の価値を最大化する専門技術サポート
販売組織の方向づけ
セールスマンの特性

第６章　財務

財務関連の職務
　　メッセージ　ダニエル・コー（ボストン市長首席補佐官）
　　メッセージ　タマラ・ザゴロブスカヤ（ピンタレスト　ビジネスオペレーション・戦略）
スタートアップ企業で財務関連職に就くメリット

第７章　企業探しの最適なプロセス

企業選びの４つのステップ
自分自身の立場を最適化する
スタートアップ企業での給与
新卒でスタートアップ企業に入るということ
最後に

注記

翻訳者あとがき

日本語版刊行に寄せて

著者

ジェフリー・バスギャング（Jeffrey Bussgang）
フライブリッジ・キャピタル・パートナーズのゼネラルパートナーであり起業家。ハーバード・ビジネス・スクールの上級講師として起業家精神と効率的なスタートアップ経営の授業を担当。大学卒業後、ボストン・コンサルティング・グループに入社。在職中にハーバード・ビジネス・スクール（HBS）で最優秀賞とともにMBAを取得する。HBS在学中に起業家としてのキャリアをスタートし、そこで得た資金によってベンチャーキャピタルのフライブリッジ・キャピタル・パートナーズを設立する。同社では設立後15年間で100を超えるテクノロジー系スタートアップへの投資を行っている。現在、HBSで起業家精神の上級講師として教鞭をとる。著書に『起業GAME』（道出版）がある。

訳者

田中保成（たなか・やすなり）
fabbit株式会社代表取締役社長。東京大学法学部卒業後、ハーバード・ビジネス・スクールMBA。三菱商事、ボストン・コンサルティング・グループを経て、2001年よりプライベートエクイティ業務に従事。2016年にアパマンショップホールディングスの新規事業立ち上げに参画。2017年より現職。